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withtol

timetable の行の添字における時間の許容誤差

説明

S = withtol(rowTimes,tol) は、timetable の行を選択するための添字を作成します。S は、tol に指定された許容誤差内で、行時間が rowTimes の時間に一致するすべての行を選択します。rowTimes 引数は、datetime 配列、duration 配列または日付と時刻を指定する文字ベクトルの cell 配列です。tol は duration 値でなければなりません。

rowTimes に datetime 値が含まれる場合は、S のみを使用して、行時間が datetime 値である timetable に添字を付加できます。同様に、rowTimes に duration 値が含まれる場合は、S のみを使用して、行時間が duration 値である timetable に添字を付加できます。

S = withtol(EF,tol) は、イベント フィルターを使用して行の添字を作成します。イベント フィルターを使用するには、添字を作成する timetable にはイベント テーブルが付加されている必要があります。イベント フィルターを使用した時間の許容誤差の指定の詳細については、eventfilter を参照してください。 (R2023a 以降)

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時間単位の行時間とともに、温度と圧力のデータを含む timetable を作成します。行時間には、わずかにランダムな分散があります。時間ベクトル内の対応する時間と 5 秒の許容誤差内で一致する行時間をもつ行を選択します。

Time = datetime(2015,12,18) + hours(1:10)' + seconds(randn(10,1));
Temp = [37.3 39.1 42.3 42.6 43 43.9 44.1 43.3 42.5 42]';
Pressure = [29.4 29.6 30.0 30.0 30.1 29.9 29.9 29.8 29.6 29.7]';
TT = timetable(Time,Temp,Pressure)
TT=10×2 timetable
            Time            Temp    Pressure
    ____________________    ____    ________

    18-Dec-2015 01:00:00    37.3      29.4  
    18-Dec-2015 02:00:01    39.1      29.6  
    18-Dec-2015 02:59:57    42.3        30  
    18-Dec-2015 04:00:00    42.6        30  
    18-Dec-2015 05:00:00      43      30.1  
    18-Dec-2015 05:59:58    43.9      29.9  
    18-Dec-2015 06:59:59    44.1      29.9  
    18-Dec-2015 08:00:00    43.3      29.8  
    18-Dec-2015 09:00:03    42.5      29.6  
    18-Dec-2015 10:00:02      42      29.7  

3:00 から 8:00 までの時間にまたがる時間ベクトルを作成します。

newTimes = datetime(2015,12,18) + hours(3:8)
newTimes = 1x6 datetime
   18-Dec-2015 03:00:00   18-Dec-2015 04:00:00   18-Dec-2015 05:00:00   18-Dec-2015 06:00:00   18-Dec-2015 07:00:00   18-Dec-2015 08:00:00

newTimes の時間と 5 秒の範囲内で一致する行時間をもつ TT の行を選択します。

S = withtol(newTimes,seconds(5));
TT2 = TT(S,:)
TT2=6×2 timetable
            Time            Temp    Pressure
    ____________________    ____    ________

    18-Dec-2015 02:59:57    42.3        30  
    18-Dec-2015 04:00:00    42.6        30  
    18-Dec-2015 05:00:00      43      30.1  
    18-Dec-2015 05:59:58    43.9      29.9  
    18-Dec-2015 06:59:59    44.1      29.9  
    18-Dec-2015 08:00:00    43.3      29.8  

入力引数

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timetable 内で一致させる時間。datetime 配列、duration 配列、文字ベクトルの cell 配列、または string 配列として指定します。rowTimes には、timetable の行時間と正確には一致しない、しかし指定した許容誤差内である可能性をもつ時間が含まれます。

rowTimes が文字ベクトルの cell 配列または string 配列である場合、その配列の要素が、関数 datetime または関数 duration で変換できる日付と時刻を指定します。

時間を timetable の行時間と一致させるための許容誤差。duration、文字ベクトル、または string スカラーとして指定します。

tol が文字ベクトルまたは string スカラーである場合は、tol は関数 duration で変換できる時間を指定します。

R2023a 以降

イベント フィルター。

拡張機能

スレッドベースの環境
MATLAB® の backgroundPool を使用してバックグラウンドでコードを実行するか、Parallel Computing Toolbox™ の ThreadPool を使用してコードを高速化します。

バージョン履歴

R2016b で導入

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