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readRGBAStrip

RGBA インターフェイスを使ったストリップ データの読み取り

説明

[RGB,alpha] = readRGBAStrip(t,row) は、RGBA インターフェイスを使用して、Tiff オブジェクト t に関連付けられた TIFF ファイルから、row で指定されたイメージ データのストリップを読み取ります。

関数 readRGBAStrip は、ストリップの領域のうち、ImageLength 境界の外にある領域をトリミングします。そのため、イメージの下端のストリップから取得したイメージ データは次元が異なる場合があります。

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RGBA インターフェイスを使用して、TIFF ファイルからデータのストリップを読み取ります。

イメージ ファイルの Tiff オブジェクトを作成します。

t = Tiff('peppers_RGB_stripped.tif','r');

ストリップの数とストリップのサイズを取得します。関数 readRGBAStrip は、ストリップの領域のうち、ImageLength 境界の外にある領域をトリミングします。そのため、イメージの下端のストリップから取得したイメージ データは次元が異なる場合があります。

numberOfStrips(t)
ans = 6
getTag(t,'RowsPerStrip')
ans = 35

イメージの 4 番目の行を含むストリップを読み取ります。各ストリップの行数は 35 行なので、135 のうちの任意の行を指定するとデータの最初のストリップが返されます。

[RGB,A] = readRGBAStrip(t,4);

イメージを表示します。

imshow(RGB)

Figure contains an axes object. The axes object contains an object of type image.

Tiff オブジェクトを閉じます。

close(t);

入力引数

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TIFF ファイルを表す Tiff オブジェクト。このオブジェクトを作成するには、関数 Tiff を使用します。

行番号。正の整数として指定します。row はストリップに含まれている任意の行の 1 ベースの数として指定します。

例: 25

データ型: double

出力引数

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イメージ ストリップ データ。m×n×3 の数値配列として返されます。ここで、mn はそれぞれストリップの高さと幅です。

RowsPerStrip タグの値はストリップの高さを定義し、ImageWidth タグはストリップの幅を定義します。

関数 readRGBAStrip は、次のタグの仕様に基づいてピクセル値を変換することができます。

PhotometricInterpretation
BitsPerSample
SamplesPerPixel
Orientation
ExtraSamples
ColorMap

イメージ ストリップに関連付けられているアルファ マッティング。数値配列として返されます。アルファ マッティング データの行数と列数は、ストリップ データと同じです。

イメージにアルファ マッティングが関連付けられていない場合、alpha はすべての値が 255 (透明) に設定された行列になります。

アルゴリズム

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参照

この関数は、LibTIFF C API の関数 TIFFReadRGBAStrip に相当します。この関数を使用するには、TIFF の仕様とテクニカル ノートに精通していなければなりません。このドキュメンテーションは LibTIFF - TIFF Library and Utilities で参照してください。

バージョン履歴

R2009b で導入