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tar

tar ファイルへファイルを圧縮

説明

tar(tarfilename,filenames)filenames の内容を tar ファイル tarfilename に圧縮します。tar はフォルダー内の内容を再帰的に圧縮します。結果の tar ファイルには、現在のフォルダーに対する filenames のパスが含まれます。tar ファイルには絶対パスは格納されません。

tar(tarfilename,filenames,rootfolder) は、現在のフォルダーではなく、rootfolder に対する filenames の相対パスを指定します。

entrynames = tar(___) は、tarfilename 内にあるファイル名を含む文字ベクトルの cell 配列を返します。この構文では、前述の構文の入力引数を任意に組み合わせて使用できます。

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現在のフォルダーにある .m および .mlx 拡張子の付いたすべてのファイルを backup.tar ファイルに圧縮します。

tarfiles = tar('backup.tar',{'*.m','*.mlx'})
tarfiles = 1x1 cell array
    {'CompressFilesToTarExample.mlx'}

すべてのサブフォルダーを含むフォルダーの tar ファイルを作成し、そのファイルに相対パスを格納します。

サブフォルダー mysubfolder およびファイル membrane.mlogo.m を含むフォルダー myfolder を作成します。

mkdir myfolder;
movefile('membrane.m','myfolder');
movefile('logo.m','myfolder');
cd myfolder;
mkdir mysubfolder;
cd ..

すべてのサブフォルダーを含む myfolder の内容を格納する tar ファイルを作成します。

tarfiles = tar('myfiles.tar','myfolder');

入力引数

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作成する tar ファイルの名前。文字ベクトルまたは string スカラーして指定します。tarfilename に拡張子が含まれていない場合は、MATLAB® によって .tar 拡張子が追加されます。.tgz または .gz 拡張子を指定した場合、tar は指定されたファイルを gzip を使用して圧縮します。

tarfilename には、現在のフォルダーに対する相対パスまたは絶対パスが含まれなければなりません。

データ型: char | string

圧縮するファイルまたはフォルダーの名前。文字ベクトル、文字ベクトルの cell 配列、または string 配列として指定します。

MATLAB パス上にあるファイルには、部分パスを含めることができます。それ以外の場合、ファイルには現在のフォルダーに対する相対パスまたは絶対パスが含まれなければなりません。

フォルダーには、現在のフォルダーに対する相対パスまたは絶対パスが含まれなければなりません。UNIX® システムのフォルダーは、~/ または ~username/ で始めることもできます。これは、それぞれ現在のユーザーのホーム フォルダーまたは指定したユーザーのホーム フォルダーへと拡張されます。ファイルやフォルダーを指定するときにワイルドカード文字 * を使用できます。ただし、MATLAB パスに基づいてファイル名や部分パス名を解決する場合を除きます。

データ型: char | string

圧縮するファイルのルート パス。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。

データ型: char | string

出力引数

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圧縮されたファイルの名前。文字ベクトルの cell 配列として返されます。entrynames の各要素は、アーカイブに対する相対的なエントリのパスです。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

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参考

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