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startup

MATLAB のユーザー定義起動スクリプト

構文

説明

startup は MATLAB® の開始時にユーザー指定のコマンドを実行します。MATLAB は、検索パス上にある、実行可能ファイルの拡張子をもつ startup という名前のファイルを実行します。実行可能ファイルの拡張子の例として、.m.mlx.mlapp などがあります。

MATLAB 検索パス上の userpath フォルダーに startup.m ファイルを作成します。起動時に実行するコマンドを追加します。たとえば、コードには、物理定数、グラフィックス プロパティの既定値、工学的な変換係数、またはワークスペースで事前定義が必要な他のすべてを含めることができます。

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userpath フォルダーの startup.m を開きます。

edit(fullfile(userpath,'startup.m'))

既定のカラーマップを autumn に設定します。ファイル内に次のステートメントを入力します。

set(0, 'DefaultFigureColormap', autumn(64))

ファイルを保存して閉じます。

MATLAB を再起動してプロットを表示します。

surf(peaks)

既定のカラーマップ値は autumn です。

既定のカラーマップ値を復元します。DefaultFigureColormapset ステートメントを削除します。

edit(fullfile(userpath,'startup.m'))

ファイルを保存して閉じます。次回の MATLAB 起動時には、既定のカラーマップ値が MATLAB 既定のものになります。

startup.m ファイルを検索します。

which startup
delete(fullfile(userpath,'startup.m'))

ヒント

  • 起動したときの MATLAB の現在のフォルダーを指定するには、[基本設定][一般基本設定] ページにある [初期作業フォルダー] 基本設定を設定します。

アルゴリズム

MATLAB は起動時に関数 matlabrc を自動的に実行します。また、MATLAB 検索パスに startup が存在している場合はそれを実行します。matlabroot/toolbox/local フォルダーにある matlabrc ファイルの使用は、MathWorks® およびマルチユーザー システムのシステム管理者に制限されています。

バージョン履歴

R2006a より前に導入