sphere

球面の作成

構文

[X,Y,Z] = sphere

[X,Y,Z] = sphere(n)

sphere(___)

sphere(ax,___)

説明

[X,Y,Z] = sphere は球面の座標 x、y、および z を、球面を描画せずに返します。返された球面は 1 に等しい半径をもち、20 行 20 列の面から構成されます。

この関数は、x、y、および z 座標を 3 つの 21 行 21 列の行列として返します。

返された座標を使用して球面を描画するには、関数 surf または関数 mesh を使用します。

[X,Y,Z] = sphere(n) は 1 に等しい半径と n 行 n 列の面をもつ球面の座標 x、y、および z を返します。この関数は、x、y、および z 座標を 3 つの (n+1) 行 (n+1) 列の行列として返します。

sphere(___) は座標を返さずに球面をプロットします。この構文は、前述の構文にある任意の入力引数を指定して使用します。

sphere(ax,___) は、現在の座標軸ではなく、ax で指定される座標軸にプロットします。座標軸を最初の入力引数として指定します。

例

単位球面の表示

半径が 1 に等しい球面を作成およびプロットします。axis equal を使用して、各座標方向に沿って等しいデータ単位を使用します。

sphere
axis equal

球面半径および位置の指定

返された X、Y、および Z 座標を変更することにより、球面の半径および位置を指定します。

X、Y、Z を単位球面の座標として定義します。

[X,Y,Z] = sphere;

原点を中心とする単位球面をプロットします。

surf(X,Y,Z)
axis equal

単位球面の座標を乗算することで、半径 5 の球面の座標として X2、Y2、および Z2 を定義します。(5,-5,0) が中心になるように 2 番目の球面をプロットします。

hold on
r = 5;
X2 = X * r;
Y2 = Y * r;
Z2 = Z * r;

surf(X2+5,Y2-5,Z2)

面の数が異なる球面の表示

関数 tiledlayout を呼び出して、2 行 2 列のタイル表示チャート レイアウトを作成します。関数 nexttile を呼び出して座標軸を作成します。次に、関数 sphere を使用して、面の数が異なる 3 つの球面を、軸を指定することによりチャートの異なるタイルにプロットします。

tiledlayout(2,2);
ax1 = nexttile;
sphere(ax1);
axis equal
title('20-by-20 faces (Default)')

ax2 = nexttile;
sphere(ax2,50)
axis equal
title('50-by-50 faces')

ax3 = nexttile;
sphere(ax3,100)
axis equal
title('100-by-100 faces')

入力引数

n — 面の数

正の整数

面の数。正の整数として指定します。

ax — ターゲット座標軸

Axes オブジェクト

ターゲット座標軸。Axes オブジェクトとして指定します。座標軸を指定しない場合、sphere は現在の座標軸にプロットします。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

cylinder | ellipsoid | surf | mesh