Main Content

sound

信号データの行列のサウンドへの変換

説明

sound(y) は、オーディオ信号 y を、既定のサンプル レート 8192 Hz でスピーカーに送信します。

sound(y,Fs) は、オーディオ信号 y をサンプル レート Fs でスピーカーに送信します。

sound(y,Fs,nBits) は、オーディオ信号 y にサンプルあたり nBits ビットを使用します。

すべて折りたたむ

例のデータ y とサンプル レート Fs を含む例のファイル gong.mat を読み込み、オーディオを再生します。

load gong.mat
sound(y)

録音時の 2 倍のサンプル レートで、ヘンデルの "ハレルヤ コーラス" の一部を再生します。

load handel.mat
sound(y,2*Fs);
load handel.mat
nBits = 16;
sound(y,Fs,nBits)

MATLAB® は、サンプルあたり 16 ビットのビット深度でオーディオを再生します (このビット深度がシステムでサポートされている場合)。

入力引数

すべて折りたたむ

オーディオ データ。単一チャネル (モノ) オーディオ用の m 行 1 列の数値列ベクトル、またはステレオ オーディオ用の m 行 2 列の数値行列として指定します。ここで m はオーディオ サンプル数です。y が m 行 2 列の行列である場合、1 列目は左チャネルに対応し、2 列目は右チャネルに対応します。ステレオ再生はシステムでサポートされている場合、利用可能です。

データ型: double

ヘルツ (Hz) 単位のサンプル レート。正のスカラーとして指定します。

サンプル レートの有効な値は、システムのオーディオ ハードウェアに依存します。ほとんどの設定でサポートされる代表的なサンプル レートは、8,000、11,025、22,050、44,100、48,000、96,000 および 192,000 Hz です。

データ型: single | double

サンプルあたりのビット数。168 または 24 として指定します。

nBits の有効な値は、システムのオーディオ ハードウェアに依存します。

制限

  • MATLAB® Online™ または MATLAB Web App Server™sound は、nBits を無視します。代わりに、出力オーディオ デバイスのサンプルあたりの既定のビット数を使用してオーディオ データが再生されます。

ヒント

  • 関数 sound は、すべての Windows® プラットフォームとほとんどの UNIX® プラットフォームのサウンド デバイスをサポートしています。

  • MATLAB Online および MATLAB Web App Serversound は、Google Chrome® でサポートされます。

  • メモ

    MATLAB Online または MATLAB Web App Server を使用する場合のセキュリティに関する考慮事項: MATLAB Online または MATLAB Web App Serversound を使用している場合は、特定の機能と設定がプライバシーの管理に役立ちます。

    望ましくないアプリケーションでマイクが使用される可能性を低減するには、オーディオ デバイスへの自動アクセスをオフにします。これらの設定はいつでも変更できます。Web サイトへのアクセス許可を一度付与すると、以降にそのサイトを訪問する際、自動的にブラウザーがマイクにアクセス可能になる場合があります。Google Chrome のブラウザー設定を使用して、最初にアクセスを許可した後に特定のサイトに対するアクセスを取り消します。

    Google Chrome でプライベート ブラウジング モードを使用して MATLAB Online の Web サイトまたは MATLAB Web App Server にアクセスすることもできます。これを行うと、Chrome® では、ブラウザー設定に関係なく、マイクにアクセスしようとするたびに自動的に権限が求められます。

拡張機能

バージョン履歴

R2006a より前に導入