fprintf (serial)
(削除予定) テキストをデバイスに書き込む
このオブジェクト関数 serial
は将来のリリースで削除される予定です。代わりにオブジェクト関数 serialport
を使用してください。コードの更新の詳細については、互換性についての考慮事項を参照してください。
構文
fprintf(obj,'cmd')
fprintf(obj,'format
','cmd')
fprintf(obj,'cmd','mode
')
fprintf(obj,'format
','cmd','mode
')
説明
fprintf(obj,'cmd')
は、シリアル ポート オブジェクト obj
に接続しているデバイスに string cmd
を書き込みます。既定の書式は %s\n
です。書き込みは同期の動作であり、実行が完了するまでコマンド ラインをブロックします。cmd
には、作成した SCPI コマンド、またはデバイス ベンダーの指示に基づいて作成したコマンドを指定できます。
fprintf(obj,'
は、format
','cmd')format
で指定されている書式を使用して string を書き込みます。
fprintf(obj,'cmd','
は、mode
')mode
で指定されたコマンド ライン アクセスを使用して string を書き込みます。mode
は、cmd
の書き込みを同期と非同期のいずれで実行するかを指定します。
fprintf(obj,'
は、指定された書式を使用して string を書き込みます。format
','cmd','mode
')format
は、C 言語の変換指定です。
読み取り操作または書き込み操作を実行するには、シリアル ポート オブジェクト obj
からデバイスへの接続が開いている必要があります。
デバイスへの接続を開くには、関数 fopen
を使用します。obj
からデバイスへの接続が開いている場合、Status
プロパティ値は open
です。
入力引数
|
ANSI C 変換指定には、以下の変換文字が含まれます。
| ||||||||||||||||||||||||||
|
文字列 | ||||||||||||||||||||||||||
|
文字列
非同期の書き込み操作が実行中であるかどうかを判断するには、 |
例
シリアル ポート オブジェクト s
を作成し、Tektronix TDS 210 オシロスコープに接続します。fprintf
を使用して RS232?
コマンドを記述します。RS232?
は、スコープにシリアル ポートの通信設定を返すように指示します。この例は、Windows® プラットフォーム上で使用できます。
s = serial('COM1'); fopen(s) fprintf(s,'RS232?')
終端文字を含まないデータの書式を指定するか、終端文字を空に設定します。
s = serial('COM1'); fopen(s) fprintf(s,'%s','RS232?')
fprintf
の既定の書式は %s\n
です。したがって、Terminator
プロパティにより指定された終端文字が自動的に書き込まれます。ただし、終端文字の書き込みを抑制するのが望ましい場合もあります。
以下のように書式およびコマンドの配列を指定します。
s = serial('COM1'); fopen(s) fprintf(s,['ch:%d scale:%d'],[1 20e-3],'sync')