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fopen (serial)

(削除予定) シリアル ポート オブジェクトをデバイスに接続

このオブジェクト関数 serial は将来のリリースで削除される予定です。代わりにオブジェクト関数 serialport を使用してください。コードの更新の詳細については、互換性についての考慮事項を参照してください。

構文

fopen(obj)

説明

fopen(obj) は、シリアル ポート オブジェクト obj をデバイスに接続します。

次の例では、シリアル ポート オブジェクト s を作成し、fopen を使用して s をデバイスに接続してテキスト データの書き込みと読み込みを行った後、s をデバイスから切断します。この例は、Windows® プラットフォーム上で使用できます。

s = serial('COM1');
fopen(s)
fprintf(s,'*IDN?')
idn = fscanf(s);
fclose(s)

ヒント

読み取り操作または書き込み操作を行うには、obj は関数 fopen を使用してデバイスに接続されている必要があります。obj をデバイスに接続すると、以下のようになります。

  • 入力バッファーまたは出力バッファーに残るデータがフラッシュされます。

  • Status プロパティは、open に設定されます。

  • BytesAvailableValuesReceivedValuesSent、および BytesToOutput プロパティは 0 に設定されます。

obj がデバイスに接続されていないときに読み込み/書き込み操作を行うと、エラーが返されます。1 つのデバイスに接続できるのは、1 つのシリアル ポート オブジェクトのみです。

プロパティの中には、シリアル ポート オブジェクトが開いている間は読み取り専用になるプロパティがあります。また、fopen を使用する前に設定する必要があるプロパティもあります。この例には、InputBufferSizeOutputBufferSize が含まれています。制約のあるプロパティを識別するには、プロパティのリファレンス ページを参照してください。

プロパティの値の中には、obj がデバイスに接続されてからのみ検証される値があるプロパティがあります。これらのプロパティのいずれかが正しく設定されていない場合、fopen の発行時にエラーが返され、obj はデバイスに接続されません。このタイプのプロパティは、BaudRate を含んでおり、デバイスの設定と関連付けられています。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

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R2021a: serial オブジェクト インターフェイスは削除予定

この関数の serial オブジェクトでの使用は削除される予定です。シリアル ポート デバイスにアクセスするには、代わりに serialport オブジェクトと、その関数およびプロパティを使用してください。

推奨される機能には追加の性能があり、パフォーマンスも改善されています。推奨される機能の使用の詳細については、serialport インターフェイスへのコードの遷移を参照してください。

参考

関数