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rotate
指定した原点と方向によってオブジェクトを回転
構文
rotate(h,direction,alpha)
rotate(...,origin)
説明
関数 rotate
は 3 次元空間でグラフィックス オブジェクトを回転します。
rotate(h,direction,alpha)
は、グラフィックス オブジェクト h
を alpha
度回転させます。h
は、surface、patch、line、text または image オブジェクトとして指定します。direction
は、回転軸の原点と共に回転軸を示す 2 要素または 3 要素のベクトルです。回転軸の既定の原点がプロット ボックスの中心になります。この点は必ずしも Axes の原点でなくてもかまいません。
正の alpha
は、回転の原点から伸長する方向ベクトルを中心とした右手則の角度として定義されます。
h
がハンドル番号の配列である場合、すべてのオブジェクトが同じ Axes の子でなければなりません。
rotate(...,origin)
は、回転軸の原点を 3 要素のベクトル [x0,y0,z0]
として指定します。
メモ
image オブジェクトでは 3 次元データはサポートされていません。したがって、x-y 平面外のイメージの回転はサポートされていません。
例
ヒント
オブジェクトのデータは、回転変換により変更されます。この手法は、視点のみを変更する view
および rotate3d
で使用される手法とは異なります。
回転軸は、回転の原点および点 P
で定義されます。P
は、球面座標 [theta phi]
としてまたは直交座標 [xp,yp,zp]
として指定してください。
direction
の 2 要素の形式では、theta
は x-y 平面上で正の x 軸から反時計回りの角度です。phi
は、x-y 平面からの方向ベクトルの仰角です。
direction
の 3 要素の形式では、直交座標を使って軸の方向を指定します。方向ベクトルは、回転原点から P
へのベクトルです。
ヒント
rotate
は、グラフィックス オブジェクトを回転させる Xdata
、Ydata
および Zdata
プロパティの値を変更します。
バージョン履歴
R2006a より前に導入