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record

(削除予定) データとイベント情報をファイルに記録

このオブジェクト関数 serial は将来のリリースで削除される予定です。代わりにオブジェクト関数 serialport を使用してください。コードの更新の詳細については、互換性についての考慮事項を参照してください。

構文

record(obj)
record(obj,'switch')

説明

record(obj) は、シリアル ポート オブジェクト obj の記録状態を切り替えます。

record(obj,'switch') は、obj の記録状態を初期化または終了します。switch は、on または off のいずれかです。switchon の場合、記録が始まります。switchoff の場合、記録が終了します。

この例は、シリアル ポート オブジェクト s を Windows® プラットフォーム上に作成します。s をデバイスに接続し、情報をファイルにするように s を設定し、テキスト データの書き込み/読み取りを行ってから、s をデバイスから切断します。

s = serial('COM1');
fopen(s)
s.RecordDetail = 'verbose';
s.RecordName = 'MySerialFile.txt';
record(s,'on')
fprintf(s,'*IDN?')
out = fscanf(s);
record(s,'off')
fclose(s)

ヒント

ディスクに情報を記録する前に、obj は関数 fopen を使って、デバイスに接続しなければなりません。接続されたシリアル ポート オブジェクトでは、Status プロパティの値が open になります。obj がデバイスに接続されていない間に情報を記録しようとすると、エラーが生じます。各シリアル ポート オブジェクトは、情報を別々のファイルに記録することができます。記録作業は、objfclose を使ってデバイスから離された場合に、自動的に終了します。

RecordNameRecordMode プロパティは、obj が記録中の間は読み取り専用になるように、record を使用する前に設定しなければなりません。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

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R2021a: serial オブジェクト インターフェイスは削除予定

この関数の serial オブジェクトでの使用は削除される予定です。シリアル ポート デバイスにアクセスするには、代わりに serialport オブジェクトと、その関数およびプロパティを使用してください。

推奨される機能には追加の性能があり、パフォーマンスも改善されています。推奨される機能の使用の詳細については、serialport インターフェイスへのコードの遷移を参照してください。

参考

関数