record
(削除予定) データとイベント情報をファイルに記録
このオブジェクト関数 serial
は将来のリリースで削除される予定です。代わりにオブジェクト関数 serialport
を使用してください。コードの更新の詳細については、互換性についての考慮事項を参照してください。
構文
record(obj)
record(obj,'switch
')
説明
record(obj)
は、シリアル ポート オブジェクト obj
の記録状態を切り替えます。
record(obj,'
は、switch
')obj
の記録状態を初期化または終了します。switch
は、on
または off
のいずれかです。switch
が on
の場合、記録が始まります。switch
が off
の場合、記録が終了します。
例
この例は、シリアル ポート オブジェクト s
を Windows® プラットフォーム上に作成します。s
をデバイスに接続し、情報をファイルにするように s
を設定し、テキスト データの書き込み/読み取りを行ってから、s
をデバイスから切断します。
s = serial('COM1'); fopen(s) s.RecordDetail = 'verbose'; s.RecordName = 'MySerialFile.txt'; record(s,'on') fprintf(s,'*IDN?') out = fscanf(s); record(s,'off') fclose(s)
ヒント
ディスクに情報を記録する前に、obj
は関数 fopen
を使って、デバイスに接続しなければなりません。接続されたシリアル ポート オブジェクトでは、Status
プロパティの値が open
になります。obj
がデバイスに接続されていない間に情報を記録しようとすると、エラーが生じます。各シリアル ポート オブジェクトは、情報を別々のファイルに記録することができます。記録作業は、obj
が fclose
を使ってデバイスから離された場合に、自動的に終了します。
RecordName
と RecordMode
プロパティは、obj
が記録中の間は読み取り専用になるように、record
を使用する前に設定しなければなりません。