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realmax

正の最大浮動小数点数

説明

f = realmax は、IEEE® 倍精度で最大の有限浮動小数点数を返します。これは (2-2^(-52))*2^1023 と等しくなります。

f = realmax(precision) は、IEEE の単精度または倍精度で最大の有限浮動小数点数を返します。これは、倍精度で realmax、単精度で single((2-2^(-23))*2^127) と等しくなります。

f = realmax("like",p) は、データ型、スパース性、実数/複素数が浮動小数点変数 p と同じである、最大の有限浮動小数点数を返します。

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出力形式を long 型科学表記に設定します。IEEE® 倍精度で最大の有限浮動小数点数を返します。

format long e
f = realmax
f = 
    1.797693134862316e+308

IEEE® 単精度で最大の有限浮動小数点数を返します。

f = realmax("single")
f = single
    3.4028e+38

f のクラスをチェックします。

class(f)
ans = 
'single'

データ型と実数/複素数が既存の配列と同じである、最大の有限浮動小数点数を返します。

最初に、single データ型の複素数ベクトルを作成します。

p = single([0.12+2i -0.5i 3]);

最大の有限浮動小数点数を、p. と同様の複素数であるスカラーとして返します。

f = realmax("like",p)
f = single
    3.4028e+38 +0.0000e+00i

10 行 10 列のスパース行列を作成します。

p = sparse(10,10,pi);

データ型とスパース性が p と同じである、最大の有限浮動小数点数を返します。出力は 1 行 1 列のスパース行列です。

f = realmax("like",p)
f = 
   (1,1)     1.7977e+308

入力引数

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浮動小数点精度型。"double" または "single" として指定します。

プロトタイプ。浮動小数点変数として指定します。

データ型: double | single
複素数のサポート: あり

拡張機能

C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入