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print

Figure の印刷または特定のファイル形式での保存

R2016a 以降、印刷および保存される Figure のサイズは既定で画面の Figure のサイズに一致します。詳細については、「印刷する Figure のサイズ: 既定で画面上の Figure のサイズに合わせて Figure を印刷または保存」を参照してください。

構文

  • print(filename,formattype)
  • print(filename,formattype,formatoptions)
  • print
  • print(printer)
  • print(driver)
  • print(printer,driver)
  • print('-clipboard',clipboardformat)
  • print(resize,___)
  • print(resolution,___)
  • print(renderer,___)
  • print('-noui',___)
  • print(fig,___)
  • cdata = print('-RGBImage');

説明

print(filename,formattype) は、指定されたファイル形式のファイルに現在の Figure を保存します。ファイル名に拡張子がない場合、print が適切な拡張子を追加します。

print(filename,formattype,formatoptions) は、一部の形式で利用可能な追加のオプションを指定します。

print は、現在の Figure を既定のプリンターに印刷します。

print(printer) は、プリンターを指定します。プリンターは、プリンター名の前に -P を付けた文字ベクトルとして指定します。たとえば、'-Pmy printer' です。プリンターはシステム上で設定されていなければなりません。

print(driver) は、print が生成してプリンターに送信する一時ファイル用のドライバーを指定します。出力をモノクロとカラーのどちらで印刷するかを指定するには、ドライバーを指定します。

print(printer,driver) は、プリンターとドライバーを指定します。

print('-clipboard',clipboardformat) は、指定された形式で現在の Figure をクリップボードにコピーします。コピーした Figure は他のアプリケーションに貼り付けることができます。

print(resize,___) はページに合わせて Figure のサイズを最大化します。Figure の縦横比を保持するには resize'-bestfit' に指定し、縦横比を無視するには '-fillpage' に指定します。これらのオプションは、ページ形式 (PDF および PS) での保存時またはプリンターでの印刷時にのみ有効です。

print(resolution,___) では、指定した解像度が使用されます。解像度は整数値の前に -r を付けた文字ベクトルとして指定します。たとえば、'-r200' です。このオプションは、前述の構文のすべての入力引数と共に使用できます。

print(renderer,___) では、指定したレンダラーが使用されます。レンダラーには '-painters' または '-opengl' を指定します。

print('-noui',___) は、プッシュ ボタンやスライダーなどのユーザー インターフェイス コントロールを、保存および印刷用の出力から除外します。uitab や uipanel などの座標軸を含む可能性のあるユーザー インターフェイスは除外しません。

print(fig,___) は、fig で指定された Figure または Simulink® ブロック線図を保存または印刷します。

cdata = print('-RGBImage'); は、現在の Figure の RGB イメージ データを返します。このオプションは画面キャプチャとは異なり、すべての印刷機能が出力に適用されます。この構文で resolutionrenderer'-noui' および fig の追加のオプションも指定できます。ただし、Simulink ブロック線図は指定できません。

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棒グラフを作成してシステムの既定のプリンターに印刷します。印刷する Figure を指定しない場合、print は現在の Figure を印刷します。

bar(1:10)
print

プロットを作成してシステムのクリップボードにコピーします。

plot(1:10)
print('-clipboard','-dmeta')

コピーしたプロットは他のアプリケーションに貼り付けることができます。

プロットを作成して PNG イメージ ファイルとして保存します。

bar(1:10)
print('BarPlot','-dpng')

print がプロットを BarPlot.png として保存します。

プロットを作成して Encapsulated PostScript® ファイルとして保存します。

bar(1:10)
print('BarPlot','-depsc')

print がプロットを BarPlot.eps として保存します。

現在の Figure を Encapsulated PostScript ファイルとして保存し、TIFF プレビューを追加します。

surf(peaks)
print('SurfacePlot','-depsc','-tiff')

オブジェクト変数を print に渡して、特定の Figure を保存します。

fig = figure;
plot(1:10)
print(fig,'MySavedPlot','-dpng')

あるいは、Number プロパティの値を使用して Figure を参照する方法もあります。これは Figure ウィンドウのタイトル バーに表示される整数値です。たとえば、タイトル バーに Figure 2 と表示されている Figure を保存します。整数値の前に -f を付けます。

figure(2);
plot(1:10)
print('-f2','MySavedPlot','-dpng')

表面プロットを PNG ファイルに保存します。画面の表示サイズで保存するには、Figure の PaperPositionMode プロパティを 'auto' に設定します。画面の解像度で保存するには、'-r0' を使用します。

surf(peaks)
set(gcf,'PaperPositionMode','auto')
print('PeaksSurface','-dpng','-r0')

'-fillpage' オプションを使用して、ページに合わせて Figure を保存します。

bar([1 10 7 8 2 2 9 3 6])
print('FillPageFigure','-dpdf','-fillpage')

座標軸を消去するプッシュ ボタンのある Figure を作成します。プッシュ ボタンを保存せずに、Figure を JPEG ファイルに保存します。

surf(peaks)
uicontrol('Style','pushbutton','String','Clear',...
    'Position',[20 20 50 20],'Callback','cla');
print('SurfacePlot','-djpeg','-noui')

Figure の RGB イメージ データを返します。

surf(peaks)
cdata = print('-RGBImage');

イメージ データをフル解像度で表示するには、imshow を使用します。

figure
imshow(cdata)

入力引数

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ファイル名。目的のファイル名とパスを含む文字ベクトルとして指定します。

例: 'My Saved Chart'

例: 'Folder\My Saved Chart'

パスを含むファイル名の最大長は、オペレーティング システムおよびファイル形式によって異なります。通常の場合、ファイル名は 126 文字以内にしますが、パスを含める場合は 128 文字以内で指定します。

ファイル形式。以下の表にあるオプションのいずれかを指定します。

ビットマップ イメージ ファイル

ビットマップ イメージには Figure のピクセル ベースの表現が含まれています。生成されるファイルのサイズは、使用する Figure と形式およびシステムの解像度によって異なります。ビットマップ イメージは、グラフィックスを表示する Web ブラウザーや他のアプリケーションで広く使用されています。ただし、スケーリングには適しておらず、他のグラフィックス アプリケーションでラインやテキストなど個々のグラフィックス オブジェクトを変更することもできません。

次の表に、サポートされるビットマップ イメージ形式を一覧します。

オプションビットマップ イメージ形式対応するファイル拡張子
'jpeg'JPEG 24 ビット.jpg
'png'PNG 24 ビット.png
'tiff'TIFF 24 ビット (圧縮).tif
'tiffn'TIFF 24 ビット (圧縮なし).tif
'meta'拡張メタファイル (Windows のみ).emf
'bmpmono'BMP モノクロ .bmp
'bmp'BMP 24 ビット .bmp
'bmp16m'BMP 24 ビット .bmp
'bmp256'BMP 8 ビット (256 色、固定カラーマップを使用) .bmp
'hdf'HDF 24 ビット.hdf
'pbm'PBM (標準形式) 1 ビット.pbm
'pbmraw'PBM (未処理形式) 1 ビット.pbm
'pcxmono'PCX 1 ビット.pcx
'pcx24b'PCX 24 ビット カラー (3 つの 8 ビット平面).pcx
'pcx256'PCX 8 ビット新色 (256 色).pcx
'pcx16'PCX 旧色 (EGA/VGA 16 色).pcx
'pgm'PGM (標準形式).pgm
'pgmraw'PGM (未処理形式).pgm
'ppm'PPM (標準形式).ppm
'ppmraw'PPM (未処理形式).ppm

ベクトル グラフィックス ファイル

ベクトル グラフィックス ファイルには、Figure を再描画するコマンドが保存されています。このタイプの形式はスケーリングに適していますが、大きなファイルが作成されることがあります。また、オブジェクトの 3 次元配置が正しく処理されない場合もあります。一部のアプリケーションではベクトル グラフィックス形式の高度な編集がサポートされています。ただし、アプリケーションによっては、グラフィックスのサイズ変更以外の編集作業はサポートされていません。一般に、Figure が MATLAB® 内にある間に必要なすべての設定を行うことを推奨します。

Figure の Renderer プロパティを設定した場合、print はそのレンダラーを使用して出力を生成します。それ以外の場合、print が適切なレンダラーを選択します。通常、print は Painters レンダラーを使ってベクトル グラフィックス ファイルを生成します。ただし、一部の複雑な Figure の場合、print は代わりに OpenGL® レンダラーを使用します。OpenGL レンダラーを使用する場合、ベクトル グラフィックス ファイルに埋め込みイメージが使用されるため、他のアプリケーションでこの図を編集できる範囲が制限されることがあります。print が Painters レンダラーを使用するよう指定するには、Figure の Renderer プロパティを 'painters' に設定するか、print の入力引数として '-painters' を指定します。

    メモ:   既定の Figure レンダラーは OpenGL です。Figure レンダラーが出力の生成に使用されるレンダラーと異なる場合、保存した Figure の細部が画面に表示される Figure とは異なる場合があります。必要に応じて、表示される Figure と保存される Figure に同じレンダラーを使用することもできます。Figure の Renderer プロパティを設定するか、関数 print に入力引数 renderer を指定してください。

次の表に、サポートされるベクトル グラフィックス形式を一覧します。

オプションベクトル グラフィックス形式対応するファイル拡張子
'pdf'フル ページ Portable Document Format (PDF) カラー.pdf
'eps'Encapsulated PostScript (EPS) レベル 3 モノクロ.eps
'epsc'Encapsulated PostScript (EPS) レベル 3 カラー.eps
'eps2'Encapsulated PostScript (EPS) レベル 2 モノクロ.eps
'epsc2'Encapsulated PostScript (EPS) レベル 2 カラー.eps
'meta'拡張メタファイル (Windows® のみ).emf
'svg'SVG (Scalable Vector Graphics).svg
'ps'フル ページ PostScript (PS) レベル 3 モノクロ.ps
'psc'フル ページ PostScript (PS) レベル 3 カラー.ps
'ps2'フル ページ PostScript (PS) レベル 2 モノクロ.ps
'psc2'フル ページ PostScript (PS) レベル 2 カラー.ps

Simulink のブロック線図を PostScript または EPS 形式で保存することはできません。

    メモ:   Figure の PaperOrientation プロパティおよび PaperPosition プロパティの left 要素と bottom 要素を使用するのは、PDF 形式と PS 形式のみです。その他の形式ではこれらの値が無視されます。

一部のファイル形式でサポートされるその他の書式設定オプション。以下の 1 つまたは複数の値として指定します。

  • '-tiff' — TIFF プレビューを含めます。EPS ファイルのみ。

  • '-loose' — loose 境界ボックスを使用します。EPS および PS ファイルのみ。

  • '-cmyk' — RGB カラーの代わりに CMYK カラーを使用します。EPS および PS ファイルのみ。

  • '-append' — Figure を既存の PS ファイルに追加します。PS ファイルのみ。

例: print('my file','-deps','-tiff','loose') は、現在の Figure を loose 境界ボックスを使用して TIFF プレビューを含むファイル my file.eps に保存します。

プリンター名。-P とプリンター名を含む文字ベクトルとして指定します。

例: '-Pmy local printer'

利用可能なプリンターの一覧を表示するには、次のコマンドを使用します。

[~,printers] = findprinters

プリンターを指定しない場合、print はシステム既定のプリンターを使用します。新しいプリンターをセットアップしたり、既定のプリンターを変更するには、オペレーティング システムのプリンター管理ユーティリティを使用してください。設定済みのプリンターが表示されない場合、MATLAB を再起動してください。

プリンター ドライバー。'-dwin''-dwinc''-dps''-dpsc''-dps2' または '-dpsc2' のいずれかとして指定します。ドライバーを指定しない場合、print はオペレーティング システムによって選択されたドライバーを使用します。

使用するオプションは、次の表に示すようにシステムによって異なります。

システムドライバー出力
Windows'-dwin'モノクロ
'-dwinc'
Linux® または Mac OS X'-dps' または '-dps2'モノクロ
'-dpsc' または '-dpsc2'

クリップボードにコピーされる形式。以下のいずれかのオプションとして指定します。

  • '-dmeta' — 拡張メタファイル (Windows のみ)

  • '-dbitmap' — ビットマップ イメージ (Windows および Mac OS X)

  • '-dpdf' — PDF ファイル (Windows および Mac OS X)

ページに合わせて Figure を拡大するオプション。次の値のいずれかとして指定します。

  • '-fillpage' — ページに合わせて Figure のサイズを最大にします。ページのすべての縁に 0.25 インチの余白を残します。Figure の目盛り、レイアウトおよび縦横比が変わる場合があります。

  • '-bestfit' — ページに合わせて Figure のサイズを最大にしますが、Figure の縦横比を保持します。Figure でページ全体が埋まらない場合があります。このオプションは最小 0.25 インチのページ余白を残します。

いずれのオプションも、Figure をプリンターで印刷するとき、あるいは PDF や PS などのページ形式で保存するときにのみ有効です。これらのオプションは、Simulink ブロック線図では無効です。

解像度。-r と、インチあたりのドット数で解像度を示す整数値を含む文字ベクトルとして指定します。たとえば、'-r300' はインチあたり 300 ドットの出力解像度を設定します。画面解像度を指定するには '-r0' を使用します。

一般的に、解像度が高いほど出力の品質は高くなりますが、同時に出力ファイルのサイズも大きくなり、メモリの使用量が増えます。設定する解像度が高くなるほど、Figure をレンダリングする時間が長くなります。既定では、Simulink モデルの解像度は 90 dpi、Figure の解像度は 150 dpi です。一般的なレーザー プリンター出力の場合、通常は既定の解像度 150 dpi で十分です。しかし、テキストブックやカラー パンフレットのような高品質印刷向けの Figure では、200 dpi または 300 dpi が推奨されます。解像度はプリンターの性能によって制限される場合があります。

解像度の指定は、ビットマップ イメージを作成したり、ベクトル グラフィックス ファイル形式で OpenGL レンダラーを使用する場合に役立ちます (OpenGL はベクトル形式を使用した場合でもビットマップ イメージを作成するため)。ベクトル グラフィックス ファイル形式で Painters レンダラーを使用する場合、解像度を指定しても効果がありません。これは、Painters が、Figure を再描画するコマンドを含む本物のベクトル グラフィックス ファイルを作成するためです。

グラフィックス レンダラー。'-opengl' または '-painters' を指定します。

  • '-opengl' — OpenGL レンダラー。このレンダラーは、ビットマップ イメージを保存する場合に使用します。OpenGL は、ベクトル形式でもビットマップ イメージを作成するため、他のアプリケーションで行える編集作業の範囲が制限される可能性があります。

  • '-painters' — Painters レンダラー。このレンダラーは、ベクトル グラフィックス ファイルを保存する場合に使用します。ベクトル グラフィックス ファイルを保存する場合に Figure の RendererMode プロパティが 'auto' に設定されていると、print は自動的に Painters レンダラーを使用しようとします。出力形式を厳密なベクトル グラフィックス ファイルにするには、Painters レンダラーを指定します。以下に例を示します。

    print('-painters','-deps','myVectorFile')

    メモ:   '-painters' オプションでファイルを保存すると、レンダリング時間が長くなる場合があり、まれにグラフィックス オブジェクトの 3 次元表示での配置が不正確になる可能性もあります。また、Painters レンダラーでは 1 ピクセル未満の幅のラインを印刷や保存することができません。

レンダラーを指定しない場合、print は自動的に適切なレンダラーを使用して、指定された形式で出力を生成します。ただし、Figure の Renderer プロパティを設定した場合、print はそのレンダラーを使用して出力を生成します。

figure オブジェクトまたは Simulink ブロック線図。Figure を参照するには、そのオブジェクト変数名を使用するか、Figure の番号の前に -f を付けて指定します。たとえば、-f2Number プロパティの値が 2 である Figure を参照します。Simulink ブロック線図を指定する場合、モデル名の前に -s を付けて指定します。現在のモデルを指定するには '-s' を使用します。

Simulink のブロック線図を PostScript または EPS 形式で保存することはできません。

出力引数

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n x m x 3 配列として返されるイメージ データ。イメージ データ配列のサイズは Figure の PaperPosition プロパティおよび出力解像度によって異なります。

    メモ:   R2015b から、高解像度のシステムで '-r0' オプションを指定して print を使用する場合、cdata 出力配列のサイズが以前のリリースやその他のシステムでのサイズより大きくなります。また、cdata の要素数が、Figure の PaperPosition プロパティおよびルートの ScreenPixelsPerInch プロパティに基づくピクセル単位の Figure のサイズに一致しないことがあります。詳細は、「MATLAB での DPI 対応の動作」を参照してください。

制限

  • print は、ActiveX® コントロールのキャプチャをサポートしません。

  • Linux で MATLAB を nodisplay モードで開始したり、-noFigureWindows 起動オプションを任意のプラットフォームで使用した場合、print の動作は次のように制限されます。

    • uicontrols を印刷または保存しません。

    • '-opengl' オプションを指定した場合でも、常に Painters レンダラーを使用します。

詳細

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ヒント

  • Figure のプロパティを設定して、印刷と保存のパラメーターの一部を制御できます。次の表に、印刷と保存に関連する Figure のプロパティを一覧します。

    Figure プロパティ説明
    PaperPosition印刷または保存する Figure のサイズ。プリンターやフル ページ出力形式で印刷する場合、このプロパティによってページ上の Figure の位置も決定されます。
    PaperPositionMode印刷または保存する Figure のサイズを設定する際に、画面上の Figure のサイズを使用するか、または PaperPosition プロパティを使用するかを指定します。
    InvertHardcopyFigure の印刷または保存時に、Figure の現在の背景色をそのまま使用するか、背景色を白に変更するかを指定します。
    PaperOrientation印刷ページでの Figure の向き。
    PaperType標準の用紙サイズ。
    PaperSizeカスタムの用紙幅と高さ。
    PaperUnitsPaperSize プロパティおよび PaperPosition プロパティの単位。

  • SizeChangedFcn プロパティのコールバックが定義されている Figure を印刷するときに、出力サイズが画面上の Figure のサイズと異なる場合、関数 print は警告メッセージを返します。この警告メッセージを回避するには、Figure の PaperPositionMode プロパティを 'auto' に設定してください。

参考

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R2006a より前に導入

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