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polarscatter

  • Polar scatter chart

説明

ベクトルと行列のデータ

polarscatter(theta,rho) は、rho に対して theta をプロットし、各データ点に円マーカーを表示します。theta はラジアン単位で指定します。

  • 1 つの点集合をプロットするには、theta および rho を等しい長さのベクトルとして指定します。

  • 同じ極座標軸内の複数の点集合をプロットするには、theta または rho のうちの少なくとも 1 つを行列として指定します。

polarscatter(theta,rho,sz) はマーカーのサイズを設定します。ここで、sz は各マーカーの大きさを平方ポイントで指定します。すべてのマーカーを同じサイズで描画するには、sz をスカラーとして指定します。マーカーをさまざまなサイズで描画するには、ベクトルまたは行列として指定します。

polarscatter(theta,rho,sz,c) はマーカーの色を指定します。すべてのマーカーに 1 つの色を指定することも、色を変えることもできます。たとえば、c'red' として指定すると、すべての円を赤でプロットできます。

polarscatter(___,mkr) はマーカー記号を設定します。たとえば、'+' は十字のマーカーを表示します。前述の構文における任意の入力引数の組み合わせの後でマーカー記号を指定します。

polarscatter(___,'filled') はマーカーの内部を塗りつぶします。

テーブル データ

polarscatter(tbl,thetavar,rhovar) は、table tbl の変数 thetavar および rhovar をプロットします。1 つのデータ セットをプロットするには、thetavarrhovar にそれぞれ 1 つの変数を指定します。複数のデータ セットをプロットするには、thetavarrhovar、またはその両方に複数の変数を指定します。両方の引数に複数の変数を指定する場合は、同数の変数を指定しなければなりません。(R2021b 以降)

polarscatter(tbl,thetavar,rhovar,'filled') は、塗りつぶされた円を使用して、table の指定された変数をプロットします。(R2021b 以降)

追加オプション

polarscatter(pax,___) は、現在の座標軸ではなく pax によって指定される極座標軸にプロットします。

polarscatter(___,Name,Value) は、1 つ以上の名前と値のペア引数を使用して、散布図の外観を変更します。たとえば、'FaceAlpha' および 01 の間のスカラー値を指定することにより、半透明のマーカーを使用できます。

ps = polarscatter(___)Scatter オブジェクトまたは Scatter オブジェクトの配列を返します。Scatter オブジェクトを作成した後でその外観を変更するには、ps を使用します。プロパティの一覧については、Scatter のプロパティ を参照してください。

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極座標に散布図を作成します。

th = pi/4:pi/4:2*pi;
r = [19 6 12 18 16 11 15 15];
polarscatter(th,r)

Figure contains an axes object with type polaraxes. The polaraxes object contains an object of type scatter.

R2022a より前は、既定では極座標軸に度記号が含まれていません。追加するには、pax = gca を使用して極座標軸を取得します。その後、pax.ThetaTickLabel = string(pax.ThetaTickLabel) + char(176) を使用して目盛りラベルを変更します。

オプションの入力引数 'filled' を指定して、塗りつぶされたマーカーを使用する散布図を作成します。マーカー サイズを 75 平方ポイントに設定します。

th = linspace(0,2*pi,20);
r = rand(1,20);
sz = 75;
polarscatter(th,r,sz,'filled')

Figure contains an axes object with type polaraxes. The polaraxes object contains an object of type scatter.

さまざまなサイズと色のマーカーを使用した散布図を作成します。オプションのサイズと色の入力引数をベクトルとして指定します。色ベクトルにそれぞれ固有の値を使用して、異なる色を指定します。値はカラーマップにある色にマッピングされます。

th = pi/4:pi/4:2*pi;
r = [19 6 12 18 16 11 15 15];
sz = 100*[6 15 20 3 15 3 6 40];
c = [1 2 2 2 1 1 2 1];
polarscatter(th,r,sz,c,'filled','MarkerFaceAlpha',.5)

Figure contains an axes object with type polaraxes. The polaraxes object contains an object of type scatter.

角度値が度単位であるデータを作成します。polarscatter ではラジアン単位の角度値が必要とされるため、プロットする前に deg2rad を使用して値をラジアンに変換します。

th = linspace(0,360,50);
r = 0.005*th/10;
th_radians = deg2rad(th);
polarscatter(th_radians,r)

Figure contains an axes object with type polaraxes. The polaraxes object contains an object of type scatter.

hold コマンドを使用して 2 つの散布図を同一の極座標軸に結合します。それぞれの図の説明を含む凡例を追加します。

th = pi/6:pi/6:2*pi;
r1 = rand(12,1);
polarscatter(th,r1,'filled')

hold on 
r2 = rand(12,1);
polarscatter(th,r2,'filled')
hold off

legend('Series A','Series B')

Figure contains an axes object with type polaraxes. The polaraxes object contains 2 objects of type scatter. These objects represent Series A, Series B.

散布図を作成して、scatter オブジェクトを変数 ps に割り当てます。

th = pi/6:pi/6:2*pi;
r = rand(12,1);
ps = polarscatter(th,r,'filled')

Figure contains an axes object with type polaraxes. The polaraxes object contains an object of type scatter.

ps = 
  Scatter with properties:

             Marker: 'o'
    MarkerEdgeColor: 'none'
    MarkerFaceColor: 'flat'
          LineWidth: 0.5000
          ThetaData: [0.5236 1.0472 1.5708 2.0944 2.6180 3.1416 3.6652 4.1888 4.7124 5.2360 5.7596 6.2832]
              RData: [0.8147 0.9058 0.1270 0.9134 0.6324 0.0975 0.2785 0.5469 0.9575 0.9649 0.1576 0.9706]
              ZData: [1x0 double]
           SizeData: 36
              CData: [0 0.4470 0.7410]

  Use GET to show all properties

scatter オブジェクトを作成した後でそのプロパティを変更するには、ps を使用します。

ps.Marker = 'square';
ps.SizeData = 200;
ps.MarkerFaceColor = 'red';
ps.MarkerFaceAlpha = .5;

Figure contains an axes object with type polaraxes. The polaraxes object contains an object of type scatter.

R2021b 以降

table のデータをプロットするには、table を関数 polarscatter に渡してプロット対象の変数を指定すると便利です。たとえば、3 つの変数をもつ table を作成し、変数 'Th' および 'R1' をプロットします。

% Create a table of random numbers
Th = linspace(0,2*pi,50)';
R1 = randi([0 10],50,1);
R2 = randi([20 30],50,1);
tbl = table(Th,R1,R2);

% Create polar scatter chart
polarscatter(tbl,'Th','R1')

Figure contains an axes object with type polaraxes. The polaraxes object contains an object of type scatter.

また、複数の変数を同時にプロットできます。たとえば、rvar 引数を cell 配列 {'R1','R2'} として指定することにより、2 組の半径の値をプロットします。次に、凡例を追加します。凡例ラベルは変数名と一致します。

polarscatter(tbl,'Th',{'R1','R2'})
legend

Figure contains an axes object with type polaraxes. The polaraxes object contains 2 objects of type scatter.

R2021b 以降

table のデータをプロットして色とマーカー サイズをカスタマイズする方法の 1 つとして、ColorVariable プロパティと SizeData プロパティを設定する方法があります。これらのプロパティは、関数 polarscatter を呼び出すときに名前と値の引数として設定するか、後で Scatter オブジェクトに対して設定できます。

たとえば、3 つの乱数の変数をもつ table を作成し、変数 Th and R を塗りつぶされたマーカーでプロットします。名前と値の引数 ColorVariable を指定してマーカーの色を変更します。Scatter オブジェクトを s として返すため、後で他のプロパティを設定できます。

Th = linspace(0,2*pi,50)';
R = randi([0 10],50,1);
Colors = rand(50,1);
tbl = table(Th,R,Colors);
s = polarscatter(tbl,'Th','R','filled','ColorVariable','Colors');

Figure contains an axes object with type polaraxes. The polaraxes object contains an object of type scatter.

SizeData プロパティを設定してマーカー サイズを 100 ポイントに変更します。

s.SizeData = 100;

Figure contains an axes object with type polaraxes. The polaraxes object contains an object of type scatter.

入力引数

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theta 値。スカラー、ベクトルまたは行列として指定します。scatter オブジェクトの ThetaData プロパティは theta 値を保存します。

theta のサイズと形状はデータの形状に依存します。次の表では、最も一般的な状況について説明します。

プロットのタイプ座標の指定方法
1 つの点

theta および rho をスカラーとして指定します。以下に例を示します。

polarscatter(pi/2,0.5)

1 つの点集合

theta および rho を同じ長さの行ベクトルまたは列ベクトルの任意の組み合わせとして指定します。以下に例を示します。

polarscatter([0 pi/4 pi/2],[1; 2; 3])

色が異なる複数の点集合

すべてのセットが同じ theta 値または rho 値を共有している場合は、共有している座標をベクトルとして、その他の座標を行列として指定します。ベクトルの長さは行列の次元の 1 つと一致していなければなりません。以下に例を示します。

polarscatter([0 pi/4 pi/2],[4 5 6; 7 8 9])
行列が正方の場合、polarscatter は行列の列ごとに別個の点のセットをプロットします。

または、thetarho をサイズが等しい行列として指定します。この場合、polarscattertheta の各列を、対応する rho の列に対してプロットします。以下に例を示します。

polarscatter([0 pi/6 pi/2; pi/8 pi/4 pi],[1 2 3; 4 5 6])

度数をラジアンに変換するには deg2rad を使用します。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

rho 値。スカラー、ベクトルまたは行列として指定します。scatter オブジェクトの RData プロパティは rho 値を保存します。

rho のサイズと形状はデータの形状に依存します。次の表では、最も一般的な状況について説明します。

プロットのタイプ座標の指定方法
1 つの点

theta および rho をスカラーとして指定します。以下に例を示します。

polarscatter(pi/2,0.5)

1 つの点集合

theta および rho を同じ長さの行ベクトルまたは列ベクトルの任意の組み合わせとして指定します。以下に例を示します。

polarscatter([0 pi/4 pi/2],[1; 2; 3])

色が異なる複数の点集合

すべてのセットが同じ theta 値または rho 値を共有している場合は、共有している座標をベクトルとして、その他の座標を行列として指定します。ベクトルの長さは行列の次元の 1 つと一致していなければなりません。以下に例を示します。

polarscatter([0 pi/4 pi/2],[4 5 6; 7 8 9])
行列が正方の場合、polarscatter は行列の列ごとに別個の点のセットをプロットします。

または、thetarho をサイズが等しい行列として指定します。この場合、polarscattertheta の各列を、対応する rho の列に対してプロットします。以下に例を示します。

polarscatter([0 pi/6 pi/2; pi/8 pi/4 pi],[1 2 3; 4 5 6])

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

マーカー サイズ。数値スカラー、ベクトル、行列、または空の配列 ([]) として指定します。サイズは各マーカーの平方ポイント単位の面積を制御します。空の行列は、既定の 36 ポイントのサイズを指定します。サイズを指定する方法は、thetarho の指定方法や目的のプロットの外観によって異なります。次の表では、最も一般的な状況について説明します。

目的のマーカー サイズthetarho sz

すべての点に同じサイズ

thetarho の説明にあるベクトルまたは行列の任意の有効な組み合わせ。

スカラー

theta をベクトル、rho を行列、sz をスカラーとして指定します。

th = [0 pi/6 pi/2];
r = [1 2; 2 4; 5 6];
polarscatter(th,r,100)

点ごとに異なるサイズ

同じ長さのベクトル

  • theta および rho と同じ長さのベクトル。

  • 少なくとも 1 つの次元が theta および rho の長さと一致する行列。行列を指定すると、それぞれの (th,r) の位置にサイズが異なる複数のマーカーを表示する場合に便利です。

thetarho、および sz をベクトルとして指定します。

th = [0 pi/6 pi/2];
r = [1; 2; 3];
sz = [50 500 100];
polarscatter(th,r,sz)

thetarho をベクトル、sz を行列として指定します。

th = [0 pi/6 pi/2];
r = [1; 2; 3];
sz = [50 500 100; 300 1000 200];
polarscatter(th,r,sz)

点ごとに異なるサイズ

複数のデータ セットをプロットする場合は x または y の少なくとも一方が行列

  • 各データ セットの点と同じ数の要素をもつベクトル。

  • theta または rho の行列と同じサイズの行列。

theta をベクトル、rho を行列、sz をベクトルとして指定します。

th = [0 pi/6 pi/2];
r = [1 2; 2 4; 5 6];
sz = [50 500 1000];
polarscatter(th,r,sz)

theta をベクトル、rho を行列、szrho と同じサイズの行列として指定します。

th = [0 pi/6 pi/2];
r = [1 2; 2 4; 5 6];
sz = [50 500; 1000 2000; 100 300];
polarscatter(th,r,sz)

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

マーカーの色。色名、RGB 3 成分、RGB 3 成分の行列、またはカラーマップ インデックスのベクトルとして指定します。

  • 色名 — 'red' のような色名、または 'r' のような省略名。

  • RGB 3 成分 — 色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 要素の行ベクトル。強度値は [0,1] の範囲でなければなりません。たとえば [0.4 0.6 0.7] のようになります。RGB 3 成分は、カスタム色を作成するのに役立ちます。

  • RGB 3 成分の行列 — 各行が RGB 3 成分である 3 列の行列。

  • カラーマップ インデックスのベクトル — theta および rho のベクトルと同じ長さの数値のベクトル。

色を指定する方法は、目的の配色や 1 つの座標セットをプロットするか複数の座標セットをプロットするかによって異なります。次の表では、最も一般的な状況について説明します。

配色色の指定方法

すべての点に 1 つの色を使用する。

次の表のいずれかの色名または省略名を指定するか、1 つの RGB 3 成分を指定します。

1 つの点集合をプロットし、色を 'red' に指定します。

th = [0 pi/6 pi/2];
r = [1 2 3];
c = 'red';
polarscatter(th,r,[],c)

2 つの点集合をプロットし、RGB 3 成分を使用して色を赤に指定します。

th = [0 pi/6 pi/2];
r = [1 2; 2 4; 5 6];
c = [1 0 0];
polarscatter(th,r,[],c)

カラーマップを使用して各点に異なる色を割り当てる。

数値の行ベクトルまたは列ベクトルを指定します。数値は現在のカラーマップ配列にインデックスを付けます。最小値はカラーマップの最初の行にマッピングされ、最大値は最後の行にマッピングされます。中間の値は中間の行に線形にマッピングされます。

プロットに点が 3 つある場合、値が必ずカラーマップ インデックスとして解釈されるように列ベクトルを指定します。

この方法は、thetarho、および sz がいずれもベクトルである場合にのみ使用できます。

4 つのカラーマップ インデックスを指定するベクトル c を作成します。現在のカラーマップの色を使用して 4 つの点をプロットします。その後、カラーマップを winter に変更します。

th = [0 pi/6 pi/2 2*pi/3];
r = [1 2 3 4];
c = [1 2 3 4];
polarscatter(th,r,[],c)
colormap(gca,'winter')

点ごとにカスタム色を作成する。

m 行 3 列の RGB 3 成分の行列を指定します (m はプロットの点の数)。

この方法は、thetarho、および sz がいずれもベクトルである場合にのみ使用できます。

4 色の RGB 3 成分を指定する行列 c を作成します。その後、それらの色を使用して 4 つの点をプロットします。

th = [0 pi/6 pi/2 2*pi/3];
r = [1 2 3 4];
c = [1 0 0; 0 1 0; 0 0 1; 0 0 0];
polarscatter(th,r,[],c)

データ セットごとに異なる色を作成する。

n 行 3 列の RGB 3 成分の行列を指定します (n はデータ セットの数)。

この方法は、thetarho、または sz の少なくとも 1 つが行列である場合にのみ使用できます。

2 つの RGB 3 成分を含む行列 c を作成します。その後、それらの色を使用して 2 つのデータ セットをプロットします。

th = [0 pi/6 pi/2];
r = [1 2; 2 4; 5 6];
c = [1 0 0; 0 0 1];
polarscatter(th,r,[],c)

一般的な色の色名と RGB 3 成分

色名省略名RGB 3 成分16 進数カラー コード外観
"red""r"[1 0 0]"#FF0000"

Sample of the color red

"green""g"[0 1 0]"#00FF00"

Sample of the color green

"blue""b"[0 0 1]"#0000FF"

Sample of the color blue

"cyan" "c"[0 1 1]"#00FFFF"

Sample of the color cyan

"magenta""m"[1 0 1]"#FF00FF"

Sample of the color magenta

"yellow""y"[1 1 0]"#FFFF00"

Sample of the color yellow

"black""k"[0 0 0]"#000000"

Sample of the color black

"white""w"[1 1 1]"#FFFFFF"

Sample of the color white

MATLAB® の多くのタイプのプロットで使用されている既定の色の RGB 3 成分および 16 進数カラー コードを次に示します。

RGB 3 成分16 進数カラー コード外観
[0 0.4470 0.7410]"#0072BD"

Sample of RGB triplet [0 0.4470 0.7410], which appears as dark blue

[0.8500 0.3250 0.0980]"#D95319"

Sample of RGB triplet [0.8500 0.3250 0.0980], which appears as dark orange

[0.9290 0.6940 0.1250]"#EDB120"

Sample of RGB triplet [0.9290 0.6940 0.1250], which appears as dark yellow

[0.4940 0.1840 0.5560]"#7E2F8E"

Sample of RGB triplet [0.4940 0.1840 0.5560], which appears as dark purple

[0.4660 0.6740 0.1880]"#77AC30"

Sample of RGB triplet [0.4660 0.6740 0.1880], which appears as medium green

[0.3010 0.7450 0.9330]"#4DBEEE"

Sample of RGB triplet [0.3010 0.7450 0.9330], which appears as light blue

[0.6350 0.0780 0.1840]"#A2142F"

Sample of RGB triplet [0.6350 0.0780 0.1840], which appears as dark red

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | char | string

マーカー記号。次の表に挙げるマーカー記号のいずれかとして指定します。

マーカー説明結果のマーカー
"o"

Sample of circle marker

"+"プラス記号

Sample of plus sign marker

"*"アスタリスク

Sample of asterisk marker

"."

Sample of point marker

"x"十字

Sample of cross marker

"_"水平線

Sample of horizontal line marker

"|"垂直線

Sample of vertical line marker

"square"正方形

Sample of square marker

"diamond"菱形

Sample of diamond marker

"^"上向き三角形

Sample of upward-pointing triangle marker

"v"下向き三角形

Sample of downward-pointing triangle marker

">"右向き三角形

Sample of right-pointing triangle marker

"<"左向き三角形

Sample of left-pointing triangle marker

"pentagram"星形五角形

Sample of pentagram marker

"hexagram"星形六角形

Sample of hexagram marker

scatter オブジェクトの Marker プロパティはマーカー記号を保存します。

プロットするデータが含まれるソース table。table または timetable として指定します。

theta 値を含む table 変数。1 つ以上の table 変数インデックスとして指定します。

table インデックスの指定

以下のいずれかのインデックス方式を使用して、目的の変数を 1 つ以上指定します。

インデックス方式

変数名:

  • string、文字ベクトル、または cell 配列。

  • pattern オブジェクト。

  • "A" または 'A'A という名前の変数

  • ["A","B"] または {'A','B'}A および B という名前の 2 つの変数

  • "Var"+digitsPattern(1)"Var" の後に数字 1 桁が続く名前の変数

変数インデックス:

  • table 内の変数の位置を参照するインデックス番号。

  • 数値のベクトル。

  • logical ベクトル。通常、このベクトルの長さは変数の数と同じですが、末尾の 0 値や false 値は省略できます。

  • 3 — table の 3 番目の変数

  • [2 3] — table の 2 番目と 3 番目の変数

  • [false false true] — 3 番目の変数

変数の型:

  • 指定した型の変数を選択する vartype 添字。

  • vartype("categorical") — categorical 値を含んでいるすべての変数

データのプロット

指定する table 変数には、任意の数値データ型を含めることができます。

1 つのデータ セットをプロットするには、thetavarrhovar にそれぞれ 1 つの変数を指定します。たとえば、3 つの変数をもつ table を作成します。変数 Th および R1 をプロットします。

% Create a table of random numbers
Th = linspace(0,2*pi,10)';
R1 = randi([0 10],10,1);
R2 = randi([20 30],10,1);
tbl = table(Th,R1,R2);

% Create polar scatter chart
polarscatter(tbl,'Th','R1')

複数のデータ セットをまとめてプロットするには、thetavarrhovar、またはその両方に複数の変数を指定します。両方の引数に複数の変数を指定する場合、各引数に対する変数の数は同じでなければなりません。

たとえば、変数 Th を theta 軸にプロットし、変数 R1 および R2 を r 軸にプロットします。

polarscatter(tbl,'Th',{'R1','R2'})

table 変数に対して異なるインデックス方式を使用することもできます。たとえば、thetavar を変数名として、rhovar をインデックス番号として指定します。

polarscatter(tbl,'Th',2)

rho 値を含む table 変数。1 つ以上の table 変数インデックスとして指定します。

table インデックスの指定

以下のいずれかのインデックス方式を使用して、目的の変数を 1 つ以上指定します。

インデックス方式

変数名:

  • string、文字ベクトル、または cell 配列。

  • pattern オブジェクト。

  • "A" または 'A'A という名前の変数

  • ["A","B"] または {'A','B'}A および B という名前の 2 つの変数

  • "Var"+digitsPattern(1)"Var" の後に数字 1 桁が続く名前の変数

変数インデックス:

  • table 内の変数の位置を参照するインデックス番号。

  • 数値のベクトル。

  • logical ベクトル。通常、このベクトルの長さは変数の数と同じですが、末尾の 0 値や false 値は省略できます。

  • 3 — table の 3 番目の変数

  • [2 3] — table の 2 番目と 3 番目の変数

  • [false false true] — 3 番目の変数

変数の型:

  • 指定した型の変数を選択する vartype 添字。

  • vartype("categorical") — categorical 値を含んでいるすべての変数

データのプロット

指定する table 変数には、任意の数値データ型を含めることができます。

1 つのデータ セットをプロットするには、thetavarrhovar にそれぞれ 1 つの変数を指定します。たとえば、3 つの変数をもつ table を作成します。変数 Th および R1 をプロットします。

% Create a table of random numbers
Th = linspace(0,2*pi,10)';
R1 = randi([0 10],10,1);
R2 = randi([20 30],10,1);
tbl = table(Th,R1,R2);

% Create polar scatter chart
polarscatter(tbl,'Th','R1')

複数のデータ セットをまとめてプロットするには、thetavarrhovar、またはその両方に複数の変数を指定します。両方の引数に複数の変数を指定する場合、各引数に対する変数の数は同じでなければなりません。

たとえば、変数 Th を theta 軸にプロットし、変数 R1 および R2 を r 軸にプロットします。

polarscatter(tbl,'Th',{'R1','R2'})

table 変数に対して異なるインデックス方式を使用することもできます。たとえば、thetavar を変数名として、rhovar をインデックス番号として指定します。

polarscatter(tbl,'Th',2)

PolarAxes オブジェクト。極座標軸を指定しない場合、polarscatter は現在の座標軸を使用します。polarscatter は直交座標軸へのプロットをサポートしません。

名前と値の引数

引数のオプションのペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後になければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

R2021a より前では、コンマを使用してそれぞれの名前と値を区切り、Name を引用符で囲みます。

例: polarscatter(th,r,'filled','MarkerFaceAlpha',.5) は、塗りつぶされた半透明のマーカーを作成します。

ここでは、scatter オブジェクトのプロパティの一部だけを紹介しています。完全な一覧については、Scatter のプロパティ を参照してください。

マーカーの面の透明度。[0,1] の範囲のスカラーとして指定します。値 1 は不透明、値 0 は透明を表します。0 と 1 の間の値は半透明です。

マーカーの輪郭の色。"flat"、RGB 3 成分、16 進数カラー コード、色名、または省略名として指定します。既定値 "flat" では、CData プロパティからの色が使用されます。

カスタム色を使用する場合は、RGB 3 成分または 16 進数カラー コードを指定します。

  • RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 成分の行ベクトルです。強度値は [0,1] の範囲でなければなりません。たとえば [0.4 0.6 0.7] のようになります。

  • 16 進数カラー コードは、ハッシュ記号 (#) で始まり、3 桁または 6 桁の 0 から F までの範囲の 16 進数が続く string スカラーまたは文字ベクトルです。この値は大文字と小文字を区別しません。したがって、カラー コード "#FF8800""#ff8800""#F80"、および "#f80" は等価です。

あるいは、名前を使用して一部の一般的な色を指定できます。次の表に、名前の付いた色オプション、等価の RGB 3 成分、および 16 進数カラー コードを示します。

色名省略名RGB 3 成分16 進数カラー コード外観
"red""r"[1 0 0]"#FF0000"

Sample of the color red

"green""g"[0 1 0]"#00FF00"

Sample of the color green

"blue""b"[0 0 1]"#0000FF"

Sample of the color blue

"cyan" "c"[0 1 1]"#00FFFF"

Sample of the color cyan

"magenta""m"[1 0 1]"#FF00FF"

Sample of the color magenta

"yellow""y"[1 1 0]"#FFFF00"

Sample of the color yellow

"black""k"[0 0 0]"#000000"

Sample of the color black

"white""w"[1 1 1]"#FFFFFF"

Sample of the color white

"none"該当なし該当なし該当なし色なし

MATLAB の多くのタイプのプロットで使用されている既定の色の RGB 3 成分および 16 進数カラー コードを次に示します。

RGB 3 成分16 進数カラー コード外観
[0 0.4470 0.7410]"#0072BD"

Sample of RGB triplet [0 0.4470 0.7410], which appears as dark blue

[0.8500 0.3250 0.0980]"#D95319"

Sample of RGB triplet [0.8500 0.3250 0.0980], which appears as dark orange

[0.9290 0.6940 0.1250]"#EDB120"

Sample of RGB triplet [0.9290 0.6940 0.1250], which appears as dark yellow

[0.4940 0.1840 0.5560]"#7E2F8E"

Sample of RGB triplet [0.4940 0.1840 0.5560], which appears as dark purple

[0.4660 0.6740 0.1880]"#77AC30"

Sample of RGB triplet [0.4660 0.6740 0.1880], which appears as medium green

[0.3010 0.7450 0.9330]"#4DBEEE"

Sample of RGB triplet [0.3010 0.7450 0.9330], which appears as light blue

[0.6350 0.0780 0.1840]"#A2142F"

Sample of RGB triplet [0.6350 0.0780 0.1840], which appears as dark red

例: [0.5 0.5 0.5]

例: "blue"

例: "#D2F9A7"

マーカーの塗りつぶし色。"flat""auto"、RGB 3 成分、16 進数カラー コード、色名、または省略名として指定します。"flat" オプションでは CData 値が使用されます。"auto" オプションでは、座標軸の Color プロパティと同じ色が使用されます。

カスタム色を使用する場合は、RGB 3 成分または 16 進数カラー コードを指定します。

  • RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 成分の行ベクトルです。強度値は [0,1] の範囲でなければなりません。たとえば [0.4 0.6 0.7] のようになります。

  • 16 進数カラー コードは、ハッシュ記号 (#) で始まり、3 桁または 6 桁の 0 から F までの範囲の 16 進数が続く string スカラーまたは文字ベクトルです。この値は大文字と小文字を区別しません。したがって、カラー コード "#FF8800""#ff8800""#F80"、および "#f80" は等価です。

あるいは、名前を使用して一部の一般的な色を指定できます。次の表に、名前の付いた色オプション、等価の RGB 3 成分、および 16 進数カラー コードを示します。

色名省略名RGB 3 成分16 進数カラー コード外観
"red""r"[1 0 0]"#FF0000"

Sample of the color red

"green""g"[0 1 0]"#00FF00"

Sample of the color green

"blue""b"[0 0 1]"#0000FF"

Sample of the color blue

"cyan" "c"[0 1 1]"#00FFFF"

Sample of the color cyan

"magenta""m"[1 0 1]"#FF00FF"

Sample of the color magenta

"yellow""y"[1 1 0]"#FFFF00"

Sample of the color yellow

"black""k"[0 0 0]"#000000"

Sample of the color black

"white""w"[1 1 1]"#FFFFFF"

Sample of the color white

"none"該当なし該当なし該当なし色なし

MATLAB の多くのタイプのプロットで使用されている既定の色の RGB 3 成分および 16 進数カラー コードを次に示します。

RGB 3 成分16 進数カラー コード外観
[0 0.4470 0.7410]"#0072BD"

Sample of RGB triplet [0 0.4470 0.7410], which appears as dark blue

[0.8500 0.3250 0.0980]"#D95319"

Sample of RGB triplet [0.8500 0.3250 0.0980], which appears as dark orange

[0.9290 0.6940 0.1250]"#EDB120"

Sample of RGB triplet [0.9290 0.6940 0.1250], which appears as dark yellow

[0.4940 0.1840 0.5560]"#7E2F8E"

Sample of RGB triplet [0.4940 0.1840 0.5560], which appears as dark purple

[0.4660 0.6740 0.1880]"#77AC30"

Sample of RGB triplet [0.4660 0.6740 0.1880], which appears as medium green

[0.3010 0.7450 0.9330]"#4DBEEE"

Sample of RGB triplet [0.3010 0.7450 0.9330], which appears as light blue

[0.6350 0.0780 0.1840]"#A2142F"

Sample of RGB triplet [0.6350 0.0780 0.1840], which appears as dark red

例: [0.3 0.2 0.1]

例: "green"

例: "#D2F9A7"

マーカー エッジの幅。ポイント単位の正の値として指定します。

例: 0.75

カラー データを含む table 変数。ソース table の変数インデックスとして指定します。

table インデックスの指定

以下のいずれかのインデックス方式を使用して、目的の変数を指定します。

インデックス方式

変数名:

  • string スカラーまたは文字ベクトル。

  • pattern オブジェクト。pattern オブジェクトは 1 つの変数のみを参照しなければなりません。

  • "A" または 'A'A という名前の変数

  • "Var"+digitsPattern(1)"Var" の後に数字 1 桁が続く名前の変数

変数インデックス:

  • table 内の変数の位置を参照するインデックス番号。

  • logical ベクトル。通常、このベクトルの長さは変数の数と同じですが、末尾の 0 値や false 値は省略できます。

  • 3 — table の 3 番目の変数

  • [false false true] — 3 番目の変数

変数の型:

  • 指定したタイプの table 変数を選択する vartype 添字。添字は 1 つの変数のみを参照しなければなりません。

  • vartype("double") — double 値を含んでいる変数

カラー データの指定

ColorVariable プロパティを指定して、マーカーの色を制御します。MarkerFaceColor プロパティが "flat" に設定されている場合は、変数のデータによってマーカーの塗りつぶし色を制御します。MarkerEdgeColor"flat" に設定されている場合は、このデータによってマーカーの輪郭の色も制御できます。

指定する table 変数には、任意の数値型の値を含めることができます。値は、次のいずれかの形式にできます。

  • 現在のカラーマップに線形にマッピングされる数値の列。

  • RGB 3 成分の 3 列配列。RGB 3 成分は、各値が特定の色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 要素ベクトルです。強度値は [0,1] の範囲でなければなりません。たとえば、[0.5 0.7 1] では薄い青の色調が指定されます。

ColorVariable プロパティを設定すると、MATLAB は CData プロパティを更新します。

バージョン履歴

R2016b で導入

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