nzmax
行列内の非ゼロ要素に対して割り当てられるストレージの総量
構文
n = nzmax(S)
説明
n = nzmax(S)
は、スパース行列 S
の非ゼロ要素に割り当てられたストレージの量を返します。スパース行列では nzmax(S) >= 1
です。
S
が非スパース行列の場合、nzmax(S)
はprod(size(S))
と等しくなります。
nnz(S)
と nzmax(S)
は、しばしば一致します。しかし、スパース行列の乗算やスパース行列 LU 分解のように、非スパースの行列要素を出力する演算によって作成された S
の場合、実際に必要とされるよりも多くのストレージが割り当てられることがあり、nzmax(S)
にこれが反映されます。代わりに、sparse(i,j,s,m,n,nzmax)
や簡略化した型の spalloc(m,n,nzmax)
は、処理後の行列がスパースか非スパースかを予想して関数 nzmax
を設定できます。
拡張機能
バージョン履歴
R2006a より前に導入