mink
配列の k
個の最小要素を検出
説明
例
ベクトルの最小要素
行列の行の最小要素
行列の各行の 3 個の最小要素を計算します。
A = magic(5)
A = 5×5
17 24 1 8 15
23 5 7 14 16
4 6 13 20 22
10 12 19 21 3
11 18 25 2 9
B = mink(A,3,2)
B = 5×3
1 8 15
5 7 14
4 6 13
3 10 12
2 9 11
複素数ベクトル
複素数ベクトルの要素の大きさに従って、2 個の最小要素を計算し、入力ベクトル内で各要素が配置されているインデックスを返します。
A = [2-2i 5+i -7-3i -1+i]
A = 1×4 complex
2.0000 - 2.0000i 5.0000 + 1.0000i -7.0000 - 3.0000i -1.0000 + 1.0000i
[B,I] = mink(A,2,'ComparisonMethod','abs')
B = 1×2 complex
-1.0000 + 1.0000i 2.0000 - 2.0000i
I = 1×2
4 1
入力引数
A
— 入力配列
ベクトル | 行列 | 多次元配列
入力配列。ベクトル、行列または多次元配列として指定します。
A
がベクトルの場合、mink
はA
のk
個の最小要素を含むベクトルを返します。A
が行列の場合、mink
はA
の各列のk
個の最小要素が列に含まれる行列を返します。A
が多次元配列の場合、mink
は、サイズが 1 に等しくない最初の次元に沿ってk
個の最小要素を返します。
A
が categorical
型の場合、順序配列でなければなりません。
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
| logical
| char
| categorical
| datetime
| duration
複素数のサポート: あり
k
— 最小値の数
非負の整数スカラー
返す最小値の数。正の整数スカラーとして指定します。k
が操作次元の要素数以上である場合、mink
はその次元に沿って入力配列を並べ替えます。
dim
— 操作次元
正の整数スカラー
操作次元。正の整数スカラーとして指定します。値を指定しない場合、既定値は、サイズが 1 ではない最初の配列の次元です。
m
行 n
列の入力行列 A
を考えます。
mink(A,k,1)
は、A
の各列で最も小さいk
個の値を計算し、k
行n
列の行列を返します。mink(A,k,2)
は、A
の各行で最も小さいk
個の値を計算し、m
行k
列の行列を返します。
c
— 比較方法
'auto'
(既定値) | 'real'
| 'abs'
比較方法。次のいずれかとして指定します。
'auto'
— 入力A
の要素を、A
が実数の場合はreal(A)
、A
が複素数の場合はabs(A)
により比較します。'real'
— 入力A
の要素を、A
が実数でも複素数でも、real(A)
により比較します。A
の要素の実数部が等しい場合、imag(A)
を使用して同順位のものを並べ替えます。'abs'
— 入力A
の要素を、A
が実数でも複素数でも、abs(A)
により比較します。A
の要素の大きさが等しい場合、区間 (-π,π] でangle(A)
を使用して同順位のものを並べ替えます。
出力引数
B
— 出力配列
スカラー | ベクトル | 行列 | 多次元配列
出力配列。スカラー、ベクトル、行列または多次元配列として返されます。mink
は小さい方から順に k
個の要素を返します。
I
— インデックス配列
スカラー | ベクトル | 行列 | 多次元配列
インデックス配列。ベクトル、行列または多次元配列として返されます。I
のサイズは B
と同じです。出力配列 B
に繰り返されている要素がある場合、I
におけるこれらの要素のインデックスの順序は、入力配列での順序と一致します。
拡張機能
tall 配列
メモリの許容量を超えるような多数の行を含む配列を計算します。
この関数は tall 配列を完全にサポートしています。詳細については、tall 配列を参照してください。
C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。
使用上の注意事項および制限事項:
A
が複素数で、その虚数部がすべて 0 である場合、MATLAB® はmink(A)
を呼び出す前にA
をreal(A)
に変換することがあります。この場合、MATLAB はA
の要素をreal(A)
によって比較しますが、生成されるコードではA
の要素がabs(A)
によって比較されます。生成されるコードを MATLAB と一致させるには、mink(real(A),k)
またはmink(A,k,'ComparisonMethod','real')
を使用します。ゼロ値の虚数部をもつ複素数データのコード生成 (MATLAB Coder)を参照してください。dim
を指定する場合は、定数でなければなりません。可変サイズ入力に関連した制限については、ツールボックス関数のコード生成に対する可変サイズの制限 (MATLAB Coder)を参照してください。
スレッドベースの環境
MATLAB® の backgroundPool
を使用してバックグラウンドでコードを実行するか、Parallel Computing Toolbox™ の ThreadPool
を使用してコードを高速化します。
この関数はスレッドベースの環境を完全にサポートしています。詳細については、スレッドベースの環境での MATLAB 関数の実行を参照してください。
分散配列
Parallel Computing Toolbox™ を使用して、クラスターの結合メモリ上で大きなアレイを分割します。
この関数は分散配列を完全にサポートしています。詳細については、分散配列を使用した MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
バージョン履歴
R2017b で導入
MATLAB コマンド
次の MATLAB コマンドに対応するリンクがクリックされました。
コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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