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matlab.io.fits.openDiskFile

FITS ファイルを開く

説明

fptr = openDiskFile(filename) は既存の FITS ファイルを読み取り専用モードで開き、ファイル ポインター fptr を返します。このポインターは最初のヘッダー データ ユニット (HDU) です。関数 openDiskFile は拡張ファイル名の構文をサポートしません。

この関数は、CFITSIO ライブラリ C API の関数 fits_open_diskfile (ffdkopen) に相当します。

関数 openDiskFile は関数 openFile に類似しています。ただし、openDiskFile は入力ファイル名での拡張ファイル名の構文をサポートしません。ファイル名 (またはフォルダー パス) に拡張ファイル名パーサーを混乱させる大かっこまたは中かっこ文字が含まれている場合は、openDiskFile を使用します。

fptr = openDiskFile(filename,mode) は、モードで指定されたアクセス タイプに従って既存の FITS ファイルを開きます。

FITS ファイルの読み取りと書き込み

FITS ファイルを開いてイメージ データを読み取り、ファイルのコピーを作成してから、プライマリ配列にコメントを書き込みます。

ファイルを読み取り専用モードで開き、プライマリ配列からイメージ データを読み取ります。

import matlab.io.* 
fptr = fits.openDiskFile('tst0012.fits');
imagedata = fits.readImg(fptr); % read image from primary array
fits.closeFile(fptr);

読み取り/書き込みモードで新規ファイルを作成し、ファイルにデータをコピーしてから、プライマリ配列にコメントを追加します。

srcFile = fullfile(matlabroot,'toolbox',...
                   'matlab','demos','tst0012.fits');
copyfile(srcFile,'myfile.fits'); 
fileattrib('myfile.fits','+w'); 
fptr = fits.openDiskFile('myfile.fits','readwrite');
fits.writeComment(fptr,'This is just a comment.');
fits.closeFile(fptr);

入力引数

すべて折りたたむ

読み取るファイルの名前。文字ベクトルとして指定します。関数 openDiskFile は拡張ファイル名の構文をサポートしません。

例: filename'temp(1)\tst0012.fits' である場合、openDiskFile はファイル 'tst0012.fits' をフォルダー temp(1) に書き込みます。

データ型: char

ファイル アクセス タイプ。'readonly' または 'readwrite' を含む文字ベクトルとして指定します。

  • 'readonly' — 読み取り用にファイルを開きます。

  • 'readwrite' — 読み込みおよび書き込み用にファイルを開きます。

例: 'readwrite'

データ型: char

バージョン履歴

R2018a で導入