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spreadsheetDatastore

スプレッドシート ファイルのデータストア

説明

スプレッドシート ファイルの大規模な集合 (必ずしもメモリに収まるとは限らない) を管理するには、spreadsheetDatastore オブジェクトを使用します。関数 spreadsheetDatastore を使用して spreadsheetDatastore オブジェクトを作成し、そのプロパティを指定すると、オブジェクト関数を使用してデータをインポートできます。

作成

説明

ssds = spreadsheetDatastore(location) は、location で指定されたデータの集合からスプレッドシートのデータストアを作成します。

ssds = spreadsheetDatastore(location,Name,Value) は、1 つ以上の名前と値の引数を使用して、ssds の追加パラメーターとプロパティを指定します。たとえば、spreadsheetDatastore(location,"FileExtensions",[".xlsx",".xls"]) はファイル拡張子に基づいて、データストアに含めるファイルを指定します。

入力引数

すべて展開する

データストアに含めるファイルまたはフォルダー。FileSet オブジェクト、ファイル パス、または DsFileSet オブジェクトとして指定します。

  • FileSet オブジェクト — locationFileSet オブジェクトとして指定できます。場所を FileSet オブジェクトとして指定すると、パスまたは DsFileSet オブジェクトを指定した場合に比べ、データストアの構築時間が短くなります。詳細については、matlab.io.datastore.FileSet を参照してください。

  • ファイル パス — 単一のファイル パスを文字ベクトルまたは string スカラーとして指定できます。複数のファイル パスは文字ベクトルの cell 配列または string 配列として指定できます。

  • DsFileSet オブジェクト — DsFileSet オブジェクトを指定できます。詳細については、matlab.io.datastore.DsFileSet を参照してください。

ファイルまたはフォルダーはローカルでもリモートでもかまいません。

  • ローカルのファイルまたはフォルダー — ファイルまたはフォルダーのローカル パスを指定します。現在のフォルダー以外のファイルの場合は、絶対パスまたは相対パスを指定します。指定したフォルダーのサブフォルダー内にあるファイルは、自動ではデータストアに含まれません。ローカル パスを指定するときにワイルドカード文字 (*) を使用できます。この文字は、一致するフォルダー内にある、すべてのファイルまたは一致するすべてのファイルをデータストアに含めることを指定します。

  • リモートのファイルまたはフォルダー — hdfs:///path_to_file の形式の Uniform Resource Locator (URL) として、リモートのファイルまたはフォルダーの絶対パスを指定します。詳細については、リモート データの操作を参照してください。

フォルダーを指定する場合、データストアにはサポートされているファイル形式のファイルのみが含まれ、その他の形式のファイルは無視されます。データストアに含めるファイル拡張子のカスタム リストを指定するには、FileExtensions プロパティを参照してください。

関数 spreadsheetDatastore は、.xls.xlsx.xlsm.xltx、および .xltm の各拡張子のファイルをサポートしています。

例: "file1.xlsx"

例: "../dir/data/file1.xlsx"

例: ["C:\dir\data\file1.xlsx","C:\dir\data\file2.xlsx"]

例: "s3://bucketname/path_to_files/*.xls"

名前と値の引数

引数のオプションのペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後になければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

R2021a より前では、コンマを使用してそれぞれの名前と値を区切り、Name を引用符で囲みます。

例: ssds = spreadsheetDatastore("C:\dir\spreadsheetdata","FileExtensions",[".xls",".xlsm"])

スプレッドシート ファイルの拡張子。"FileExtensions" と、文字ベクトル、文字ベクトルの cell 配列、string スカラーまたは string 配列で構成される名前と値の引数として指定します。

  • "FileExtensions" を指定しない場合、spreadsheetDatastore は、指定パス上の .xls.xlsx.xlsm.xltx および .xltm の拡張子をもつすべてのファイルを自動的に含めます。

  • 非標準のファイル拡張子をもつスプレッドシートを SpreadsheetDatastore に含める場合は、それらの拡張子を明示的に指定します。

  • 拡張子をもたないファイルの SpreadsheetDatastore を作成する場合は、"FileExtensions" を空の文字ベクトル '' として指定します。

例: "FileExtensions",''

例: "FileExtensions",".xls"

例: "FileExtensions",[".xlsx",".xlsm"]

データ型: char | cell | string

サブフォルダーを含めるかどうかのフラグ。"IncludeSubfolders" と、truefalse、0、1 のいずれかで構成される名前と値の引数として指定します。各フォルダー内のすべてのファイルとサブフォルダーを含めるには true を指定し、各フォルダー内のファイルのみを含めるには false を指定します。

"IncludeSubfolders" を指定しない場合、既定値は false です。

例: "IncludeSubfolders",true

データ型: logical | double

出力のデータ型。"OutputType" と次の値のいずれかで構成される名前と値の引数として指定します。

  • "auto""RowTimes" の名前と値の引数を指定するかどうかに基づいて、データストアからの出力を table または timetable のいずれにすべきかを検出します。出力は、"RowTimes" を指定する場合は timetable、指定しない場合は table になります。

  • "table"table を返します。

  • "timetable"timetable を返します。

OutputType の値により、関数 previewread および readall で返されるデータ型が決まります。このオプションを "RowTimes" の名前と値のペアと組み合わせて使用すると、spreadsheetDatastore から timetable が返されます。

例: "OutputType","timetable"

データ型: char | string

代替ファイル システムのルート パス。"AlternateFileSystemRoots" と string ベクトルまたは cell 配列で構成される名前と値の引数として指定します。ローカル マシン上にデータストアを作成するが、別のマシン (異なるオペレーティング システムの可能性がある) 上でデータにアクセスして処理する必要がある場合は、"AlternateFileSystemRoots" を使用します。また、Parallel Computing Toolbox™ と MATLAB® Parallel Server™ を使用してデータを処理し、そのデータがローカル マシンに保存され、そのデータのコピーが異なるプラットフォームのクラウドやクラスター マシンにある場合、"AlternateFileSystemRoots" を使用してルート パスを関連付けなければなりません。

  • 相互に対応する 1 組のルート パスを関連付けるには、"AlternateFileSystemRoots" を string ベクトルとして指定します。以下に例を示します。

    ["Z:\datasets","/mynetwork/datasets"]

  • データストアに対応する複数の組のルート パスを関連付けるには、複数行を含む cell 配列として "AlternateFileSystemRoots" を指定します。各行は対応するルート パスの組を表します。cell 配列内の各行を string ベクトル、または文字ベクトルの cell 配列のいずれかとして指定します。以下に例を示します。

    • "AlternateFileSystemRoots" を string ベクトルの cell 配列として指定します。

      {["Z:\datasets", "/mynetwork/datasets"];...
       ["Y:\datasets", "/mynetwork2/datasets","S:\datasets"]}

    • あるいは、"AlternateFileSystemRoots" を文字ベクトルの cell 配列からなる cell 配列として指定します。

      {{'Z:\datasets','/mynetwork/datasets'};...
       {'Y:\datasets', '/mynetwork2/datasets','S:\datasets'}}

"AlternateFileSystemRoots" の値は、次の条件を満たさなければなりません。

  • 1 行以上の行を含み、各行は 1 組の対応するルート パスを指定する。

  • 各行は複数のルート パスを指定し、各ルート パスは 2 文字以上を含まなければならない。

  • ルート パスは一意で、他のルート パスのサブフォルダーではない。

  • ファイルの場所を指す 1 つ以上のルート パス エントリを含む。

詳細については、異なるマシンまたはクラスターで処理するためのデータストアの設定を参照してください。

例: ["Z:\datasets","/mynetwork/datasets"]

データ型: string | cell

テキスト変数の出力データ型。"TextType""char" または "string" のいずれかで構成される名前と値の引数として指定します。

  • 関数 readreadall または preview の出力テーブルにテキスト変数が含まれる場合、"TextType" はこれらの変数のデータ型を指定します。

  • "TextType""char" の場合、出力は文字ベクトルの cell 配列です。

  • "TextType""string" の場合、出力の型は string です。

データ型: char | string

これらの名前と値のペアに加えて、このページの任意のプロパティも名前と値のペアとして指定できます (Files プロパティは除く)。

プロパティ

すべて展開する

SpreadsheetDatastore プロパティは datastore オブジェクト内のファイルの形式を記述し、データストアからデータを読み取る方法を制御します。Files プロパティを除いて、datastore オブジェクトの作成時に、名前と値のペアの引数を使用して SpreadsheetDatastore プロパティの値を指定できます。オブジェクトの作成後にプロパティの表示または変更を行うには、ドット表記を使用します。

ds = spreadsheetDatastore("airlinesmall_subset.xlsx");
ds.Sheets = [1 2];
ds.Range = "A1:C6";

ファイル プロパティ

データストアに含まれるファイル。文字ベクトルの cell 配列または string 配列として解決されます。各文字ベクトルまたは string はファイルへの絶対パスです。関数 spreadsheetDatastore および関数 datastorelocation 引数がこれらのファイルを定義します。

cell 配列で最初に指定するファイルにより、データストア内のすべてのファイルに対する変数名と形式の情報が決定されます。

例: ["C:\dir\data\file1.xls";"C:\dir\data\file2.xls"]

データ型: cell | string

読み取り時に各シートの先頭からスキップする行数。正の整数として指定します。Range プロパティも指定する場合、NumHeaderLines は指定されたデータ ブロックの先頭からスキップする行数です。

データ型: double

ファイル内のシート。シート名を含む文字ベクトル、文字ベクトルの cell 配列、string スカラーまたは string 配列、あるいはシートのインデックスの数値ベクトルとして指定します。空の文字ベクトル '' は、ファイル内のすべてのシートを含めることを示します。

例: ["sheet1","sheet7"]

例: [3 5 7]

データ型: char | cell | string | double

行と列の範囲。シート内の矩形のデータ ブロックを定義する文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。空の文字ベクトル '' は、範囲がファイルの先頭からデータの最後までであることを示します。

例: "B1:T7"

例: "A:C"

データ型: char | string

データストアの最初のファイルの 1 行目を変数名として読み取るかどうかを示すインジケーター。true (1) または false (0) として指定します。

  • true の場合、最初のファイルの最初の非ヘッダー行がそのデータの変数名を決定します。

  • false の場合、最初のファイルの最初の非ヘッダー行にそのデータの 1 行目が含まれます。既定の変数名は Var1Var2 などのように割り当てられます。

データ型: logical | double

変数名を保持するかどうかのフラグ。"modify" または "preserve" として指定します。

  • "modify" — 無効な変数名 (関数 isvarname で判定) を、有効な MATLAB 識別子に変換。

  • "preserve" — スペースや非 ASCII 文字を含む変数名など、有効な MATLAB 識別子ではない変数名を保持。

R2019b 以降、変数名と行名には、スペースや非 ASCII 文字など任意の文字を含めることができます。また、英字だけでなく任意の文字で始めることができます。変数名と行名は、有効な MATLAB 識別子 (関数 isvarname で判定) である必要はありません。これらの変数名と行名を保持するには、VariableNamingRule の値を "preserve" に設定します。VariableNamingRule の値を "modify" から "preserve" に変更すると、変数名が更新されなくなります。

データ型: char | string

データストア内の変数名。文字ベクトル、文字ベクトルの cell 配列、string スカラーまたは string 配列として指定します。ファイルに表示される順序で変数名を指定します。変数名を指定しない場合は、データストアが最初のファイルの最初の非ヘッダー行から検出しれます。文字ベクトルまたは string スカラーを使用して VariableNames を指定できますが、データストアはプロパティ値を変換して文字ベクトルの cell 配列に保存します。VariableNames プロパティを変更する場合、新しい変数名の数は、元の変数名の数と一致しなければなりません。

スペースおよび非 ASCII 文字を含む変数名など、無効な MATLAB 識別子を変数名としてサポートするには、VariableNamingRule パラメーターの値を "preserve" に設定します。

ReadVariableNamesfalse の場合、VariableNames は既定値の ["Var1","Var2", ...] になります。

例: ["Time","Date","Quantity"]

データ型: char | cell | string

変数の型。各変数のデータ読み取り時の型を示す "double""char""string""categorical" または "datetime" として指定します。

変数の型のリストは VariableNames 内の変数に対応します。doublechar および datetime の型はデータから自動的に検出されます。VariableTypes を文字ベクトルまたは string スカラーとして指定できますが、spreadsheetDatastore は自動的に文字ベクトルの cell 配列または string 配列に変換します。

例: ["char","categorical"]

データ型: char | cell | string

previewreadreadall テーブルのプロパティ

ファイルから読み取る変数。文字ベクトル、文字ベクトルの cell 配列、string スカラーまたは string 配列として指定します。各文字ベクトルまたは string には 1 つの変数の名前を含めます。変数名は任意の順序で指定できます。SelectedVariableNames を文字ベクトルまたは string スカラーとして指定できますが、spreadsheetDatastore は自動的に文字ベクトルの cell 配列または string 配列に変換します。

スペースおよび非 ASCII 文字を含む変数名など、無効な MATLAB 識別子を変数名としてサポートするには、VariableNamingRule パラメーターの値を "preserve" に設定します。

例: ["Var3","Var7","Var4"]

データ型: char | cell | string

選択した変数の型。選択した各変数のデータ読み取り時の型を示す "double""char""string""categorical" または "datetime" として指定します。変数の型のリストは SelectedVariableNames 内の変数に対応します。doublechar および datetime の型はデータから自動的に検出されます。SelectedVariableTypes を文字ベクトルまたは string スカラーとして指定できますが、自動的に文字ベクトルの cell 配列または string 配列に変換されます。

例: ["double","datetime"]

データ型: char | cell | string

関数 read の一度の呼び出しで読み取るデータの量。"file" または "sheet"、あるいは正の整数スカラーとして指定します。

  • ReadSize"file" の場合、read の各呼び出しで一度に 1 ファイルのすべてのデータを読み取ります。

  • ReadSize"sheet" の場合、read の各呼び出しで一度に 1 シートのすべてのデータを読み取ります。

  • ReadSize が正の整数の場合、read の各呼び出しは ReadSize で指定される行数 (あるいはそれ未満の行数でデータの最後に到達するまで) を読み取ります。

ReadSize を整数スカラーから "file" または "sheet" に変更した場合、あるいはその逆を行った場合、データストアは関数 reset を使用してリセットされます。

データ型: char | string | double

行時間変数の名前。"RowTimes" と変数名 ("Date" など) または変数インデックス (3 など) で構成される名前と値の引数として指定します。

RowTimes は timetable に関連するパラメーターです。timetable の各行は、timetable の時間ベクトルに記録されている時間に関連付けられます。RowTimes 内に指定される変数は、datetime ベクトルまたは duration ベクトルを含まなければなりません。

"OutputType" の値が "timetable" だが "RowTimes" を指定しない場合、spreadsheetDatastore は、最初の datetime 変数または duration 変数を timetable の行時間として使用します。

writeall で使用するプロパティ

この プロパティ は読み取り専用です。

データストアの作成に使用するフォルダー。文字ベクトルの cell 配列として返されます。cell 配列は列ベクトルとして方向付けされます。各文字ベクトルは、データ ファイルを含むフォルダーへのパスです。関数 spreadsheetDatastore および関数 datastorelocation 引数は、データストアの作成時に Folders を定義します。

SpreadsheetDatastore オブジェクトの Files プロパティを変更すると、Folders プロパティがリセットされます。

データ型: cell

この プロパティ は読み取り専用です。

書き込みでサポートされる形式。string の行ベクトルとして返されます。このプロパティは、writeall を使用してデータストアから出力ファイルを書き込む際に使用可能な出力形式を指定します。

この プロパティ は読み取り専用です。

既定の出力形式。string スカラーとして返されます。このプロパティは、writeall を使用してデータストアから出力ファイルを書き込む際の既定の形式を指定します。

データ型: string

オブジェクト関数

hasdataデータが読み取り可能かどうかを判別
numpartitionsデータストアの区画数
partitionデータストアを分割する
previewデータストア内のデータのサブセットをプレビュー
readデータストアのデータの読み取り
readallデータストアのすべてのデータの読み取り
writeallファイルへのデータストアの書き込み
resetデータストアの初期状態へのリセット
sheetnamesデータストアからシート名をクエリする
transformデータストアの変換
combine複数のデータストアのデータを統合
isPartitionableデータストアが分割可能かどうかを判別
isSubsettableDetermine whether datastore is subsettable
isShuffleableデータストアがシャッフル可能かどうかを判別

すべて折りたたむ

FileSet オブジェクトまたはファイル パスを使用して spreadsheetDatastore オブジェクトを作成します。

FileSet オブジェクトを作成します。spreadsheetDatastore オブジェクトを作成します。

fs = matlab.io.datastore.FileSet("airlinesmall_subset.xlsx");
ssds = spreadsheetDatastore(fs)
ssds = 
  SpreadsheetDatastore with properties:

                      Files: {
                             ' ...\Documents\MATLAB\Examples\airlinesmall_subset.xlsx'
                             }
                    Folders: {
                             ' ...\Documents\MATLAB\Examples'
                             }
   AlternateFileSystemRoots: {}
                     Sheets: ''
                      Range: ''

  Sheet Format Properties:
             NumHeaderLines: 0
         VariableNamingRule: 'modify'
          ReadVariableNames: true
              VariableNames: {'Year', 'Month', 'DayofMonth' ... and 26 more}
              VariableTypes: {'double', 'double', 'double' ... and 26 more}

  Properties that control the table returned by preview, read, readall:
      SelectedVariableNames: {'Year', 'Month', 'DayofMonth' ... and 26 more}
      SelectedVariableTypes: {'double', 'double', 'double' ... and 26 more}
                   ReadSize: 'file'
                 OutputType: 'table'
                   RowTimes: []

  Write-specific Properties:
     SupportedOutputFormats: ["txt"    "csv"    "xlsx"    "xls"    "parquet"    "parq"]
        DefaultOutputFormat: "xlsx"

あるいは、ファイル パスでデータを指定することもできます。

ssds = spreadsheetDatastore("airlinesmall_subset.xlsx");

ファイル airlinesmall_subset.xlsx を含む SpreadsheetDatastore オブジェクトを作成します。

ssds = spreadsheetDatastore("airlinesmall_subset.xlsx")
ssds = 
  SpreadsheetDatastore with properties:

                      Files: {
                             ' ...\Documents\MATLAB\Examples\airlinesmall_subset.xlsx'
                             }
                    Folders: {
                             ' ...\Documents\MATLAB\Examples'
                             }
   AlternateFileSystemRoots: {}
                     Sheets: ''
                      Range: ''

  Sheet Format Properties:
             NumHeaderLines: 0
         VariableNamingRule: 'modify'
          ReadVariableNames: true
              VariableNames: {'Year', 'Month', 'DayofMonth' ... and 26 more}
              VariableTypes: {'double', 'double', 'double' ... and 26 more}

  Properties that control the table returned by preview, read, readall:
      SelectedVariableNames: {'Year', 'Month', 'DayofMonth' ... and 26 more}
      SelectedVariableTypes: {'double', 'double', 'double' ... and 26 more}
                   ReadSize: 'file'
                 OutputType: 'table'
                   RowTimes: []

  Write-specific Properties:
     SupportedOutputFormats: ["txt"    "csv"    "xlsx"    "xls"    "parquet"    "parq"]
        DefaultOutputFormat: "xlsx"

ファイルのシート名を表示します。ファイルには、年ごとに 1 つのシートが含まれています。

sheetnames(ssds,1)
ans = 13x1 string
    "1996"
    "1997"
    "1998"
    "1999"
    "2000"
    "2001"
    "2002"
    "2003"
    "2004"
    "2005"
    "2006"
    "2007"
    "2008"

関心のあるデータとして 2 番目のシートの変数 FlightNum を指定し、最初の 8 行をプレビューします。

ssds.Sheets = 2; 
ssds.SelectedVariableNames = "FlightNum";
preview(ssds)
ans=8×1 table
    FlightNum
    _________

      1014   
      1201   
       702   
      1184   
      1310   
      1759   
      1242   
      1558   

最初のシートで、変数 DepTime と変数 ArrTime の最初の 3 行のみを読み取ります。

ssds.ReadSize = 3;
ssds.Sheets = 1;
ssds.SelectedVariableNames = ["DepTime","ArrTime"];
read(ssds)
ans=3×2 table
    DepTime    ArrTime
    _______    _______

     2117       2305  
     1252       1511  
     1441       1708  

4、5、6 番目のシートからすべてを読み取ります。

ssds.Sheets = 4:6;
readall(ssds);

OutputType および RowTimes の名前と値のペアを使用して、SpreadsheetDatastore から table ではなく timetable が返されるようにします。

tsunamis_dated.xlsx のデータストアを作成します。"OutputType""timetable" として指定して、SpreadsheetDatastore から table ではなく timetable が返されるようにします。

ssds = spreadsheetDatastore("tsunamis_dated.xlsx","OutputType","timetable");
preview(ssds)
ans=8×15 timetable
       Date        Latitude    Longitude    ValidityCode          Validity          CauseCode               Cause                EarthquakeMagnitude       Country                 Location              MaxHeight    IidaMagnitude    Intensity    NumDeaths    DescDeaths              Time          
    ___________    ________    _________    ____________    ____________________    _________    ____________________________    ___________________    _____________    ____________________________    _________    _____________    _________    _________    __________    ________________________

    04-Mar-1952     42.15        143.85          4          {'definite tsunami'}        1        {'Earthquake'              }            8.1            {'JAPAN'    }    {'SE. HOKKAIDO ISLAND'     }        6.5           2.7              2           33           1         04-Mar-1952 01:22:41.000
    10-Jul-1958     58.34       -136.52          4          {'definite tsunami'}        3        {'Earthquake and Landslide'}            8.3            {'USA'      }    {'SE. ALASKA, AK'          }     524.26           4.6              5            5           1         10-Jul-1958 06:15:53.600
    22-May-1960     -39.5         -74.5          4          {'definite tsunami'}        1        {'Earthquake'              }            9.5            {'CHILE'    }    {'CENTRAL CHILE'           }         25           4.6              4         1260           3         22-May-1960 19:11:17.000
    20-Nov-1960      -6.8         -80.7          4          {'definite tsunami'}        1        {'Earthquake'              }            6.8            {'PERU'     }    {'PERU'                    }          9           3.2            2.5           66           2         20-Nov-1960 22:01:56.400
    28-Mar-1964      61.1        -147.5          4          {'definite tsunami'}        3        {'Earthquake and Landslide'}            9.2            {'USA'      }    {'PRINCE WILLIAM SOUND, AK'}         67           6.1              5          221           3         28-Mar-1964 03:36:14.000
    16-Jun-1964     38.65         139.2          4          {'definite tsunami'}        1        {'Earthquake'              }            7.5            {'JAPAN'    }    {'NW. HONSHU ISLAND'       }        5.8           2.7              2           26           1         16-Jun-1964 04:01:44.300
    14-Aug-1968       0.2         119.8          4          {'definite tsunami'}        1        {'Earthquake'              }            7.8            {'INDONESIA'}    {'BANDA SEA'               }         10           3.3              3          200           3         14-Aug-1968 22:14:19.400
    23-Feb-1969      -3.1         118.9          4          {'definite tsunami'}        1        {'Earthquake'              }            6.9            {'INDONESIA'}    {'MAKASSAR STRAIT'         }          4             2              2          600           3         23-Feb-1969 00:36:56.600

"RowTimes" を指定しない場合、spreadsheetDatastore は、最初の datetime 変数または duration 変数を行時間として使用します。この場合は、変数 Date が行時間に使用されます。このデータには DateTime の 2 つの datetime 変数があります。変数 Date には時、分または秒に関する情報が含まれず、変数 Time には各イベントの特定の時刻が含まれます。

"RowTimes" オプションを指定して、イベント時間 (変数 Time) を行時間として使用します。

ssds = spreadsheetDatastore("tsunamis_dated.xlsx","OutputType","timetable","RowTimes","Time");
preview(ssds)
ans=8×15 timetable
              Time              Latitude    Longitude    ValidityCode          Validity          CauseCode               Cause                EarthquakeMagnitude       Country                 Location              MaxHeight    IidaMagnitude    Intensity    NumDeaths    DescDeaths       Date    
    ________________________    ________    _________    ____________    ____________________    _________    ____________________________    ___________________    _____________    ____________________________    _________    _____________    _________    _________    __________    ___________

    04-Mar-1952 01:22:41.000     42.15        143.85          4          {'definite tsunami'}        1        {'Earthquake'              }            8.1            {'JAPAN'    }    {'SE. HOKKAIDO ISLAND'     }        6.5           2.7              2           33           1         04-Mar-1952
    10-Jul-1958 06:15:53.600     58.34       -136.52          4          {'definite tsunami'}        3        {'Earthquake and Landslide'}            8.3            {'USA'      }    {'SE. ALASKA, AK'          }     524.26           4.6              5            5           1         10-Jul-1958
    22-May-1960 19:11:17.000     -39.5         -74.5          4          {'definite tsunami'}        1        {'Earthquake'              }            9.5            {'CHILE'    }    {'CENTRAL CHILE'           }         25           4.6              4         1260           3         22-May-1960
    20-Nov-1960 22:01:56.400      -6.8         -80.7          4          {'definite tsunami'}        1        {'Earthquake'              }            6.8            {'PERU'     }    {'PERU'                    }          9           3.2            2.5           66           2         20-Nov-1960
    28-Mar-1964 03:36:14.000      61.1        -147.5          4          {'definite tsunami'}        3        {'Earthquake and Landslide'}            9.2            {'USA'      }    {'PRINCE WILLIAM SOUND, AK'}         67           6.1              5          221           3         28-Mar-1964
    16-Jun-1964 04:01:44.300     38.65         139.2          4          {'definite tsunami'}        1        {'Earthquake'              }            7.5            {'JAPAN'    }    {'NW. HONSHU ISLAND'       }        5.8           2.7              2           26           1         16-Jun-1964
    14-Aug-1968 22:14:19.400       0.2         119.8          4          {'definite tsunami'}        1        {'Earthquake'              }            7.8            {'INDONESIA'}    {'BANDA SEA'               }         10           3.3              3          200           3         14-Aug-1968
    23-Feb-1969 00:36:56.600      -3.1         118.9          4          {'definite tsunami'}        1        {'Earthquake'              }            6.9            {'INDONESIA'}    {'MAKASSAR STRAIT'         }          4             2              2          600           3         23-Feb-1969

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R2016a で導入