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material

Surface および Patch オブジェクトの反射率プロパティの制御

構文

material shiny
material dull
material metal
material([ka kd ks])
material([ka kd ks n])
material([ka kd ks n sc])
material default
material(obj,...)

説明

material は、surface および patch オブジェクトのライティングの特性を設定します。

material shiny は、オブジェクトが拡散光や周囲光と比較して高い鏡面反射をもち、光源の色のみに依存する鏡面光の色をもつように反射のプロパティを設定します。

material dull は、オブジェクトがより多くの拡散光を反射し、鏡面の強調ではなく、光源のみに依存する反射照明の色をもつように反射のプロパティを設定します。

material metal は、オブジェクトが非常に高い鏡面反射、非常に低い周囲光反射と拡散光反射をもち、光源の色とオブジェクトの色に依存する反射照明の色をもつように反射プロパティを設定します。

material([ka kd ks]) は、オブジェクトの周囲光/拡散光/鏡面光の強度を設定します。

material([ka kd ks n]) は、オブジェクトの周囲光/拡散光/鏡面光の強度と鏡面光の指数を設定します。

material([ka kd ks n sc]) は、オブジェクトの周囲光/拡散光/鏡面光の強度、鏡面光の指数、および鏡面色の反射率を設定します。

material default は、オブジェクトの周囲光/拡散光/鏡面光の強度、鏡面光の指数、および鏡面色の反射率を既定に設定します。

material(obj,...) は、ベクトル obj で指定された surface オブジェクトと patch オブジェクトで動作します。obj に surface オブジェクトでも patch オブジェクトでもないグラフィックス オブジェクトが含まれている場合、material は指定されたオブジェクトの子孫である surface オブジェクトや patch オブジェクトで動作します。

ヒント

コマンド material は、座標軸のすべての surface および patch オブジェクトの AmbientStrengthDiffuseStrengthSpecularStrengthSpecularExponentSpecularColorReflectance プロパティを設定します。ライティングが可能で視覚可能な light オブジェクトが、axes 内になければなりません。実際の値の設定を確認するには、ファイル materal.m を参照します (コマンド「type material」と入力します)。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考