Main Content

hdfh

HDF H インターフェイスへのゲートウェイ

構文

[out1,...,outN] = hdfh(funcstr,input1,...,inputN)

説明

hdfh は HDF H インターフェイスへの MATLAB® ゲートウェイです。

[out1,...,outN] = hdfh(funcstr,input1,...,inputN) は、functstr で指定された HDF ライブラリの H 関数に対応する 1 つ以上の出力値を返します。

HDF ライブラリの H 関数と funcstr の有効値の間には 1 対 1 の対応があります。たとえば、hdfh('close',file_id) はC ライブラリの呼び出し Hclose(file_id) に相当します。

関数

funcstr の値関数構文説明
'appendable'

status = hdfh('appendable',access_id)

要素の追加先を指定します。
'close'

status = hdfh('close',file_id)

ファイルへのアクセス パスを閉じます。
'deldd'

status = hdfh('deldd',file_id,tag,ref)

データ記述子リストからタグと参照番号を削除します。
'dupdd'

status = hdfh('dupdd',file_id,tag,ref,old_tag,old_ref)

 
'endaccess'

status = hdfh('endaccess',access_id)

アクセス識別子を破棄して、データ オブジェクトへのアクセスを停止します。
'fidinquire'

[filename,access_mode,attach,status] = hdfh('fidinquire',file_id)

指定されたファイルに関する情報を返します。
'find'

[tag,ref,offset,length,status] = hdfh('find',file_id,... search_tag,search_ref,search_type,dir)

HDF ファイルで次に検索するオブジェクトを見つけます。search_type は、'new' または 'continue' のいずれかです。dir 入力は、'forward' または 'backward' のいずれかです。
'getelement'

[data,status] = hdfh('getelement',file_id,tag,ref)

指定されたタグと参照番号のデータ要素を読み取ります。
'getfileversion'

[major,minor,release,info,status] = hdfh('getfileversion',file_id)

HDF ファイルのバージョン情報を返します。
'getlibversion'

[major,minor,release,info,status] = hdfh('getlibversion')

現在の HDF ライブラリのバージョン情報を返します。
'inquire'

[file_id,tag,ref,length,offset,position,access,...
special,status] = hdfh('inquire',access_id)

データ要素のアクセス情報を返します。
'ishdf'

tf = hdfh('ishdf',filename)

ファイルが HDF ファイルであるかどうかを判断します。
'length'

length = hdfh('length',file_id,tag,ref)

タグと参照番号で指定されたデータ オブジェクトの長さを返します。
'newref'

ref = hdfh('newref',file_id)

タグと参照番号の一意のペアを作成するために、任意のタグで使用できる参照番号を返します。
'nextread'

status = hdfh('nextread',access_id,tag,ref,origin)

指定されたタグと参照番号に一致する次のデータ記述子を検索します。origin は 'start' または 'current' のいずれかです。
'number'

num = hdfh('number',file_id,tag)

ファイル内にあるタグのインスタンスの数を返します。
'offset'

offset = hdfh('offset',file_id,tag,ref)

ファイル内にあるデータ要素のオフセットを返します。
'open'

file_id = hdfh('open',filename,access,n_dds)

すべてのデータ記述子ブロックをメモリに読み取って、HDF ファイルへのアクセス パスを提供します。
'putelement'

count = hdfh('putelement',file_id,tag,ref,X)

データ要素を書き込むか、HDF ファイル内の既存のデータ要素を置き換えます。X は uint8 配列でなければなりません。
'read'

X = hdfh('read',access_id,length)

データ要素に次のセグメントを読み取ります。
'seek'

status = hdfh('seek',access_id,offset,origin)

データ要素内のオフセットにアクセス ポインターを設定します。origin は 'start' または 'current' のいずれかです。
'startread'

access_id = hdfh('startread',file_id,tag,ref)

 
'startwrite'

access_id = hdfh('startwrite',file_id,tag,ref,length)

 
'sync'

status = hdfh('sync',file_id)

 
'trunc'

length = hdfh('trunc',access_id,trunc_len)

指定されたデータ オブジェクトを特定の長さに切り捨てます。
'write'

count = hdfh('write',access_id,X)

指定されたデータ要素に次のデータ セグメントを書き込みます。X は uint8 配列でなければなりません。

出力引数

status または識別子出力が -1 の場合は、操作が失敗したことを示します。

制限

  • hdfh は NCSA H インターフェイスで以下の関数をサポートしません。

    • Hcache

    • Hendbitaccess

    • Hexist

    • Hflushdd

    • Hgetbit

    • Hputbit

    • Hsetlength

    • Hshutdown

    • Htagnewref

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

| | | | | | | | | | |