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disp

構文

説明

disp(X) は、変数 X の名前を出力せずにその値を表示します。変数を表示する別の方法として、変数名を入力することもできます。その場合、値の前に "X =" を付けて表示されます。

変数に空の配列が含まれる場合、disp は何も表示せずに戻ります。

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数値を使用して変数を作成し、テキストを使用して別の変数を作成します。

A = [15 150];
S = 'Hello World.';

各変数の値を表示します。

disp(A)
    15   150
disp(S)
Hello World.

行列を表示し、列を CornOats および Hay としてラベル付けします。

X = rand(5,3);
disp('     Corn      Oats      Hay')
     Corn      Oats      Hay
disp(X)
    0.8147    0.0975    0.1576
    0.9058    0.2785    0.9706
    0.1270    0.5469    0.9572
    0.9134    0.9575    0.4854
    0.6324    0.9649    0.8003

disp の入力として HTML ハイパーリンク コードを指定して、Web ページへのリンクを表示します。たとえば、MathWorks® の Web サイトへのリンクを表示します。

X = '<a href = "https://www.mathworks.com">MathWorks Web Site</a>';
disp(X)

以下に、コマンド ウィンドウの同一行に複数の変数値を表示する 3 つの方法を示します。

[] 演算子を使用して、複数の文字ベクトルを連結します。関数 num2str を使用して、任意の数値を文字に変換します。disp を使用して結果を表示します。

name = 'Alice';   
age = 12;
X = [name,' will be ',num2str(age),' this year.'];
disp(X)
Alice will be 12 this year.

sprintf を使用してテキストを作成してから、disp を使って表示します。

name = 'Alice';   
age = 12;
X = sprintf('%s will be %d this year.',name,age);
disp(X)
Alice will be 12 this year.

fprintf を使用して、変数を作成することなくテキストを直接表示します。ただし、表示を適切に終了するには、テキストの最後に改行 (\n) のメタ文字を付けなければなりません。

name = 'Alice';   
age = 12;
fprintf('%s will be %d this year.\n',name,age);
Alice will be 12 this year.

入力引数

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入力配列。

複数の配列を表示するには、複数の変数を同じ行に表示するの例に示すように連結を使用するか関数 sprintf または fprintf を使用します。

拡張機能

バージョン履歴

R2006a より前に導入