convertCharsToStrings
他の配列を変更せずに、文字配列を string 配列に変換
説明
独自のコードを扱う場合、convertCharsToStrings
を使用することで、独自のコードで文字配列の受け入れが可能になります。このため、string 配列を処理する作成済みのコードにその他の変更を加える必要がなくなります。
[B1,...,Bn] = convertCharsToStrings(A1,...,An)
は A1,...,An
内の文字配列または文字ベクトルの cell 配列を string 配列に変換してから、これらを対応する出力引数として B1,...,Bn
に返します。引数 A1,...,An
のいずれかが他のデータ型である場合、convertCharsToStrings
はそれを変更せずに返します。
例
入力引数
出力引数
ヒント
string を処理するコードで、文字配列の入力を受け入れ可能にするには、コードの先頭に
convertCharsToStrings
の呼び出しを追加します。たとえば、3 つの入力引数を受け入れる関数
myFunc
を定義した場合、convertCharsToStrings
を使用して 3 つすべての入力を処理します。コードの他の部分は変更せずに残します。function y = myFunc(a,b,c) [a,b,c] = convertCharsToStrings(a,b,c); <line 1 of original code> <line 2 of original code> ...
この例では、出力引数
[a,b,c]
が所定の位置の入力引数を上書きします。文字配列または文字ベクトルの cell 配列以外の入力引数は、すべて変更されません。myFunc
が可変の個数の入力引数を受け入れる場合は、varargin
で指定された引数をすべて処理します。function y = myFunc(varargin) [varargin{:}] = convertCharsToStrings(varargin{:}); ...
1 つの入力引数を変換する場合は関数
convertCharsToStrings
がより効率的です。パフォーマンスを重視する場合は、複数の入力についてconvertCharsToStrings
を一度呼び出すのではなく、入力引数ごとに一度呼び出します。
拡張機能
バージョン履歴
R2017b で導入