異常終了後のデータの復元
MATLAB® が異常終了した場合は、情報が失われることがあります。MATLAB を再起動した後、情報を復元するために以下を試してみてください。この中のいくつかは、MATLAB が終了する前のセッション中に行う必要がある操作です。これらの操作を行っていなかった場合は、今後発生する可能性のある異常終了からデータを復元するために設定することを推奨します。
コマンド履歴またはそれに基づくファイル
history.m
を使用し、前回のセッションのステートメントを実行します。異常終了する前の状態のデータを再作成することができます。MATLAB が異常終了したセッションで関数
diary
または-logfile
起動オプションを使用した場合、出力を復元できる可能性があります。セッション中にワークスペースを MAT ファイルに保存した場合は、MAT ファイルからワークスペースを読み込むことで復元できます。
MATLAB が異常終了したときにエディターでファイルを編集しており、バックアップ機能が有効であった場合は、ファイルを保存していなくても変更箇所を復元できます。復元するには、バックアップ バージョンの
をエディターで開きます。その後、filename
.asv
として保存し、filename
.mfilename
の最終有効バージョンとして使用します。Simulink® セッションを使用しているときにセグメンテーション違反が発生し、Simulink の [自動保存オプション] 基本設定が選択されていた場合、モデルで最後に自動保存されたファイルはセグメンテーション違反発生前の自動保存データの状態を反映しています。Simulink モデルはセグメンテーション違反によって破損された可能性があるため、セグメンテーション違反発生後のモデルは自動保存されません。ファイルを復元するにはモデルを開きます。