zip アーカイブの作成と解凍
zip アーカイブの作成
zip ファイルを使用してアーカイブを作成し、ファイルをバックアップしたり、ファイル ストレージ スペースを節約したり、多数のファイルを他人と共有します。空のアーカイブを作成したり、ファイルおよびフォルダーを選択して初期のアーカイブを作成できます。いずれの場合でも、後でファイルを追加することができます。
現在のフォルダー ブラウザーを使用して対話的に zip アーカイブを作成するには、次のようにします。
空の zip ファイルを作成するには、空白の場所を右クリックして、[新規作成] 、 [Zip ファイル] を選択する。
選択したファイルおよびフォルダーを含む zip ファイルを作成するには、アーカイブするフォルダーとファイルを選択して右クリックし、[Zip ファイルの作成] を選択する。
MATLAB® は、既定の名前 Untitled
(n
.zipn
は整数) のアーカイブを作成します。既定のファイル名を入力して、わかりやすい名前を指定します。
関数 zip
を使用して、zip アーカイブをプログラムによって作成することもできます。たとえば、現在のフォルダー内の、拡張子が .m
および .mat
であるすべてのファイルを backup.zip
という名前の zip ファイル アーカイブに圧縮するには、次のように呼び出します。
zip('backup',{'*.m','*.mat'});
ファイルの zip アーカイブへの追加
現在のフォルダー ブラウザーで zip ファイル アーカイブにファイルとフォルダーを追加するには、以下のいずれかを実行します。
アーカイブに追加するファイルを選択し、ドラッグする。
アーカイブに追加するファイルをコピーして、ファイルの追加先のアーカイブを選択し、ファイルをアーカイブに貼り付ける。
zip アーカイブからのファイルの解凍
[現在のフォルダー] ブラウザーで zip ファイル アーカイブから 1 つのファイルを解凍するには、以下の手順に従います。
その関連する zip ファイルの + (展開) ボタンをクリックし、zip ファイル アーカイブを展開してアーカイブの内容を表示します。既定の設定では、zip ファイル アーカイブ内のファイルはグレー表示され、MATLAB パス上にないことを示します。
ファイルを現在のフォルダー ブラウザーのフォルダーにドラッグする
MATLAB はファイルを解凍して、ドラッグまたは貼り付けた先のフォルダーに保存します。
zip ファイルの内容をすべて解凍するには、現在のフォルダー ブラウザーで zip ファイルをダブルクリックします。MATLAB は zip ファイルと同じ名前のフォルダーを作成し、zip ファイルのすべての内容をこのフォルダーに解凍します。
zip ファイルの内容をプログラムによって解凍するには、関数 unzip
を使用します。unzip
ではターゲット フォルダーを指定することもできます。たとえば、ファイル examples.zip
を myfolder
という名前のフォルダーに解凍するには、次のように呼び出します。
unzip('examples.zip','myfolder')
メモ
MATLAB 外で作成されたアーカイブは、暗号化やパスワードで保護されている場合があります。保護されたアーカイブに MATLAB 内からファイルを追加したり解凍したりすることはできません。
zip アーカイブと zip されていないファイルとの比較
アーカイブしたファイルとアーカイブされていないファイルとの相違点を確認するには、他のファイルとフォルダーと同様に、現在のフォルダー ブラウザーから比較ツールを使用します。
zip アーカイブを右クリックして、コンテキスト メニューから [比較対象を指定] を選択して、zip アーカイブの内容と比較するフォルダーを指定します。
zip アーカイブを展開して、その中のファイルを右クリックし、コンテキスト メニューから [比較対象を指定] を選択します。アーカイブされたファイルと比較するファイルを指定します。