テキストと文字
string 配列内のテキスト
テキストを操作するときは、一続きの文字を二重引用符で囲みます。テキストは変数に割り当てることができます。
t = "Hello, world";
テキストに二重引用符が含まれている場合、定義内で 2 つの二重引用符を使用します。
q = "Something ""quoted"" and something else."
q = "Something "quoted" and something else."
すべての MATLAB® 変数と同様に、t
と q
は配列です。それらの "クラス"、すなわちデータ型は、string
です。
whos t
Name Size Bytes Class Attributes t 1x1 174 string
string の末尾にテキストを追加するには、加算演算子 +
を使用します。
f = 71; c = (f-32)/1.8; tempText = "Temperature is " + c + "C"
tempText = "Temperature is 21.6667C"
数値配列と同様に、string 配列は複数の要素をもつことができます。配列内の各 string の長さを確認するには、関数 strlength
を使用します。
A = ["a","bb","ccc"; "dddd","eeeeee","fffffff"]
A = 2×3 string array "a" "bb" "ccc" "dddd" "eeeeee" "fffffff"
strlength(A)
ans = 1 2 3 4 6 7
文字配列内のデータ
文字は、DNA 配列など、テキストに対応しないデータを表すことがあります。このようなタイプのデータは、データ型が char
である文字配列に格納することができます。文字配列には一重引用符を使用します。
seq = 'GCTAGAATCC'; whos seq
Name Size Bytes Class Attributes seq 1x10 20 char
配列の各要素は単一の文字を格納します。
seq(4)
ans = 'A'
数値配列を連結する場合と同様に、大かっこを使用して文字配列を連結します。
seq2 = [seq 'ATTAGAAACC']
seq2 = 'GCTAGAATCCATTAGAAACC'
文字配列は、R2017a で string の作成に二重引用符が導入される前のプログラムで一般的に記述されています。string
データを受け入れるすべての MATLAB 関数は char
データも受け入れます。またその逆についても同様です。