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グラフィックスの平滑化の使用

この例では、プロットでグラフィックスおよびフォントの平滑化を使用する方法を示します。

グラフィックスの平滑化とは

グラフィックスの平滑化により、プロットにおけるグラフィックスの外観が改善されます。平滑化により、連続的なオブジェクトを表現するためにピクセルまたはドットを使用した結果現れる、ギザギザのエッジが取り除かれます。グラフィックスの平滑化に使用される手法には、マルチサンプリングとアンチエイリアシングがあります。

Figure でのグラフィックスの平滑化

Figure において、グラフィックスの平滑化は GraphicsSmoothing プロパティを使用して制御されます。既定では、GraphicsSmoothing プロパティは 'on' に設定されています。

f = figure;
surf(peaks)

GraphicsSmoothing プロパティを 'off' に設定して、グラフィックスの平滑化をオフにすることができます。

f.GraphicsSmoothing = 'off';

text および axes オブジェクトのフォントの平滑化

text または axes オブジェクトの FontSmoothing プロパティは、テキストをレンダリングする方法を制御します。FontSmoothing を 'on' に設定すると、テキストはエッジが平滑化された状態で描画されます。フォントの平滑化は、既定では'on' になっています。

t = text(14,27,-8.5, 'Minimum of Peaks');

t.FontSmoothing = 'off';

グラフィックスの平滑化をオフにする理由

グラフィックスを平滑化しない場合、水平線および垂直線はよりシャープに表示されます。グラフィックスの平滑化をオフにすると、特定のチャート タイプでは外観が改善される場合があります。同様に、フォントの平滑化をオフにすると、小さなフォントを使用したテキストが明瞭になる場合があります。

pcolor(rand(6))

ax = gca;                       % get current axes          
ax.FontSmoothing = 'off';       % turn off axes font smoothing

f.GraphicsSmoothing = 'off';    % turn off figure graphics smoothing