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カラー バーの作成

カラー バーによって、データとチャートに表示される色の関係を確認できます。カラー バーの作成後に、位置、太さ、目盛りラベルなど、外観のさまざまな様相をカスタマイズできます。たとえば、次のカラー バーは、その横のプロットに示されている関数peaksの値と色の関係を示しています。

contourf(peaks)
c = colorbar;

カラー バーの既定の位置は、座標軸の右側です。ただし、Location プロパティを設定することにより、カラー バーを別の場所に移動できます。次の場合は、'southoutside' オプションによってカラー バーが座標軸の下に配置されます。

c.Location = 'southoutside';

カラー バーの太さを変更することもできます。Positionプロパティは、座標軸やカラー バーなどのほとんどのグラフィックス オブジェクトの位置とサイズを制御します。このカラー バーは横型であるため、c.Position の 4 番目の値 (高さに対応) が太さを制御します。ここでは、カラー バーが細くなり、座標軸の位置はカラー バーと重ならないようにリセットされます。

ax = gca;
axpos = ax.Position;
c.Position(4) = 0.5*c.Position(4);
ax.Position = axpos;

Colorbar オブジェクトには、目盛りの間隔やラベルを変更するためのいくつかのプロパティがあります。たとえば、目盛りを -6.508 の 3 つの位置のみで表示するように指定できます。

c.Ticks = [-6.5 0 8];

目盛りラベルは任意の値に変更できます。目盛りラベルを指定するには、cell 配列を使用します。

c.TickLabels = {'Frigid','Freezing','Cold'};

また、TeX または LaTeX マークアップを使用できます。TeX または LaTeX を使用するときには、TickLabelInterpreter プロパティを使用してインタープリターを設定します。

c.TickLabelInterpreter = 'tex';
c.TickLabels = {'-6.5\circ','0\circ','8\circ'};

カラー バーの範囲は、色の特定の領域に絞り込むように変更できます。たとえば、範囲を狭くして、新しい範囲を反映するように目盛りラベルを調節することができます。結果として得られるカラー バーでは、左側に表示されていた濃い青の色調と、右側に表示されていた黄色の色調が除外されます。

c.Limits = [-4 4];
c.Ticks = [-4 0 4];
c.TickLabels = {'-4\circ','0\circ','4\circ'};

Label プロパティを使用して、カラー バーに説明ラベルを追加します。Label プロパティは Text オブジェクトとして指定しなければならないため、先に Text オブジェクトの String プロパティを設定しなければなりません。これにより、その Text オブジェクトを Label プロパティに割り当てることができます。次のコマンドは、両方の操作を 1 ステップで実行します。

c.Label.String = 'Degrees Celsius';

参考

関数

プロパティ