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ビデオ ビューアー

ビデオおよびイメージ シーケンスの表示

説明

ビデオ ビューアー アプリは、ムービー、ビデオ、イメージ シーケンスを再生します。このアプリは、特定のフレームへのジャンプ、表示フレーム レートの調整、順方向および逆方向の再生といった、基本的なビデオ再生支援機能を提供します。

メモ

Medical Imaging Toolbox™ は関数 implay (Image Processing Toolbox™) の機能を拡張し、medicalImage (Medical Imaging Toolbox) オブジェクトのデータを表示します。詳細については、implay (Medical Imaging Toolbox) を参照してください。

このアプリを使用すると、ビデオの表示に関するその他の特性を調整したり、ビデオのデータをより深く調査したりすることができます。

  • フレーム サイズ、色形式、データ型、フレーム数に関する情報の取得。

  • グレースケール イメージ シーケンスおよびバイナリ イメージ シーケンスのカラーマップの変更。

  • グレースケール イメージ シーケンスの表示範囲の調整。

  • ターゲット イメージ内のピクセルの小さな領域を大きくクローズアップしたビューを表示するピクセル領域ツールの起動。

  • イメージ ビューアー アプリへのフレームのエクスポート。

  • Simulink® モデルでのビデオ信号の表示 (Simulink が必要)。詳細については、Simulink でのビデオ表示 (Computer Vision Toolbox)を参照してください。

ビデオ ビューアーは、オーディオ トラックは再生しません。

メモ

このアプリは MATLAB® Online™ ではサポートされていません。詳細については、Specifications and Limitations を参照してください。

Video Viewer app

ビデオ ビューアー アプリを開く

  • MATLAB ツールストリップ: [アプリ] タブで、[イメージ処理とコンピューター ビジョン] にあるビデオ ビューアー アプリのアイコンをクリックします。

  • MATLAB コマンド プロンプト: implay と入力します。

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グレースケール イメージのシーケンスを 1 秒あたり 10 フレームでアニメーション化します。

load cellsequence
implay(cellsequence,10)

グレースケール MRI イメージのスタックを視覚的に探索します。

load mristack
implay(mristack)

AVI ファイルを再生します。

implay("rhinos.avi")

関連する例

プログラムでの使用

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implay は、ビデオ ビューアー アプリを空の状態で開きます。

  • ファイルからビデオを読み込むには、[ファイル][開く] を選択します。

  • ワークスペースに変数として保存されたイメージ シーケンスを読み込むには、[ファイル][ワークスペースからインポート] を選択します。

implay(filename) は、ビデオ ビューアー アプリを開き、filename というファイル名の AVI (Audio Video Interleaved) ファイルの内容を読み込みます。filename は、文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。AVI ファイルによって、既定のフレーム レートが決定されます。

メモ

ビデオ ビューアーは、AVI ファイルからの読み取りのみをサポートします。MP4 ファイルといった他の形式のビデオ ファイルをビデオ ビューアーで開くには、まず VideoReader を使用してビデオ ファイルを読み取ってから、VideoWriter を使用してデータを AVI ファイルに書き込みます。短いビデオの場合は、メモリ上でマルチフレーム イメージ シーケンスにデータを書き込むこともできます。詳細については、ビデオおよびオーディオ ファイルのサポート形式を参照してください。

implay(I) は、ビデオ ビューアー アプリを開き、マルチフレーム イメージ シーケンス I の最初のフレームを表示します。I は、以下のいずれかの値として指定します。

  • フレーム数が k であるグレースケール イメージ シーケンスまたはバイナリ イメージ シーケンスを表す m x n x k の数値配列または logical 配列。

  • フレーム数が k であるグレースケール イメージ シーケンスまたはバイナリ イメージ シーケンスを表す m x n x 1 x k の数値配列または logical 配列。

  • フレーム数が k であるトゥルーカラー (RGB) イメージ シーケンスを表す m x n x 3 x k の数値配列。

  • MATLAB ムービー構造体。詳細については、immovie を参照してください。

数値データの場合、I のデータ型は uint8 を推奨します。ピクセルの表示に使用した実際のデータ型は、ソース データ型と異なる場合があります。

既定のフレーム レートは 1 秒あたり 20 フレームです。フレーム レートを変更するには、2 番目の入力引数 fps を指定します。

implay(___,fps) は、秒単位で表されたフレーム レート fps も指定します。fps は正の数値として指定してください。

詳細

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バージョン履歴

R2014b で導入