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subimage

1 つの Figure での複数イメージの表示

subimage は推奨されません。imshowtiledlayout を使用して、複数のイメージを同じ Figure ウィンドウに表示します。詳細については、互換性の考慮事項を参照してください。

説明

subimage(I) は、現在の座標軸内で RGB (トゥルーカラー) イメージ、グレースケール イメージ、またはバイナリ イメージ I を表示します。

subimagesubplot と組み合わせて使用すると、異なるカラーマップがイメージに含まれる場合でも、複数のイメージを用いて Figure を作成できます。subimage は、表示目的でイメージを RGB に変換するため、カラーマップの競合が回避されます。

subimage(X,map) は、現在の座標軸でインデックス付きイメージ X をカラーマップ map を使用して表示します。

subimage(x,y,___) は既定ではない空間座標系を使用してイメージを表示します。ここで xy はワールド座標系でのイメージ範囲を指定します。

h = subimage(___) は、イメージ オブジェクトのハンドルを返します。

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load trees
[X2,map2] = imread("forest.tif");
subplot(1,2,1), subimage(X,map)
subplot(1,2,2), subimage(X2,map2)

入力引数

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表示するイメージ。RGB (トゥルーカラー) イメージ、グレースケール イメージ、またはバイナリ イメージとして指定します。

データ型: double | uint8 | uint16 | logical

インデックス付きイメージ。m 行 n 列の整数の行列として指定します。

  • X を整数データ型の配列として指定する場合、値 0 は、カラーマップ map 内の最初の色に対応します。カラーマップに c 個の色が含まれる場合、イメージ X の値は [0, c-1] の範囲にクリップされます。

  • X をデータ型 double の配列として指定する場合、値 1 は、カラーマップ内の最初の色に対応します。カラーマップに c 個の色が含まれる場合、イメージ X の値は、[1, c] の範囲にクリップされます。

データ型: double | uint8 | uint16 | logical

インデックス付きイメージ X に関連付けられたカラーマップ。範囲 [0, 1] の値を持つ c 行 3 列の行列として指定します。map の各行は、カラーマップの単一色を構成する赤、緑、青の成分を指定する 3 要素の RGB 3 成分です。

データ型: double

ワールド座標の x 方向のイメージ範囲。[xmin xmax] 形式の 2 要素数値ベクトルとして指定します。x の値はイメージ XData を設定します。

ワールド座標の y 方向のイメージ範囲。[ymin ymax] 形式の 2 要素数値ベクトルとして指定します。y の値はイメージ YData を設定します。

出力引数

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イメージ グラフィックス オブジェクトのハンドル。ハンドルとして指定します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

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R2016b: subimage は非推奨

R2016b より前は、imshow が Figure ウィンドウのカラーマップを設定し、Figure 内のすべての座標軸が同じカラーマップを持っていました。同じ Figure に異なるカラーマップをもつ複数のイメージを表示するための回避策として、R2006a で subimage が導入されました。ただし、subimage は、表示範囲を指定する機能など、imshow が提供する構文やオプションの一部を提供しません。

R2016b では、imshow が拡張され、Figure 内に表示されるイメージが異なるカラーマップをもつことができるようになりました。この拡張により、関数 subimage は重要ではなくなりました。現時点では subimage を削除する予定はありません。

コードを更新するには、subimage のインスタンスを imshow に置き換えます。入力引数を変更する必要はありません。