imdisplayrange

表示範囲ツール

構文

imdisplayrange

imdisplayrange(h)

imdisplayrange(hParent,hImage)

hTool = imdisplayrange(___)

説明

関数 imdisplayrange を使用して表示範囲ツールを作成します。表示範囲ツールは、グレースケール イメージ、または Figure 内のイメージの表示範囲を示します。

imdisplayrange は、現在の Figure 内に表示範囲ツールを作成します。

imdisplayrange(h) は、グラフィックス オブジェクト h を含む Figure 内に表示範囲ツールを作成します。

imdisplayrange(hParent,hImage) は、Figure または Panel hParent 内に表示範囲ツールを作成します。このツールは、hImage 内のイメージの表示範囲を示します。

hTool = imdisplayrange(___) は、表示範囲ツールを含む Panel hTool を返します。

例

表示範囲ツールの作成

イメージを表示し、表示範囲ツールを組み込みます。

imshow("bag.png")
imdisplayrange;

16 ビット DICOM イメージをインポートし、既定の範囲で表示し、同じ Figure 内で範囲をスケーリングします。

dcm = dicomread("CT-MONO2-16-ankle.dcm");
subplot(1,2,1), imshow(dcm)
subplot(1,2,2), imshow(dcm,[])
imdisplayrange;

入力引数

h — グラフィックス オブジェクト

Figure オブジェクト | Axes オブジェクト | Image オブジェクト

グラフィックス オブジェクト。Figure オブジェクト、Axes オブジェクト、または Image オブジェクトとして指定します。Figure および Axes オブジェクトには Image オブジェクトが少なくとも 1 つ含まれていなければなりません。

h が Figure の場合、h が表示範囲ツールの親になります。そうでない場合は、h の先祖となる Figure が表示範囲ツールの親になります。

hParent — 表示範囲ツールの親

Figure オブジェクト | Panel オブジェクト

表示範囲ツールの親。Figure オブジェクトまたは Panel オブジェクトとして指定します。

hImage — イメージ

Image オブジェクト | Image オブジェクトの配列

イメージ。Image オブジェクト、または Image オブジェクトの配列として指定します。

出力引数

hTool — 表示範囲ツール

Panel オブジェクト

表示範囲ツール。Panel オブジェクトとして返されます。

ヒント

• 表示範囲ツールは、Figure の右下隅に位置する Panel オブジェクトです。このツールには、ラベル [表示範囲] の後ろに、イメージの表示範囲値が表示されます。

• インデックス付き、トゥルーカラー、バイナリ イメージについては、表示範囲は適用されず、空 ([]) が設定されます。

• 表示範囲ツールは 1 つの figure の中で、複数のイメージを取り扱うことができます。ポインターが、Figure の中のイメージ内に存在しない場合、表示範囲ツールは、[black white] を出力します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

imtool

トピック

• 対話型ツールのワークフロー
• 対話的なイメージの表示および処理のツール