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imboxfilt3

3 次元イメージの 3 次元ボックス フィルター処理

説明

B = imboxfilt3(A) はサイズが 3 x 3 x 3 の 3 次元ボックス フィルターを使用して 3 次元イメージ A をフィルター処理します。

B = imboxfilt3(A,filterSize) は、サイズが filterSize の 3 次元ボックス フィルターを使用して 3 次元イメージ A をフィルター処理します。

B = imboxfilt3(___,Name,Value) は、フィルター処理の特性を制御する名前と値の引数を使用します。

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3 次元イメージ データをワークスペースに読み込みます。

volData = load('mri');
vol = squeeze(volData.D);

3 次元ボックス フィルターを使用してイメージをフィルター処理します。

localMean = imboxfilt3(vol,[5 5 3]);

入力引数

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フィルター処理するイメージ。3 次元数値配列として指定します。

AInfs または NaNs が含まれている場合、imboxfilt3 の動作は定義されません。これは積分イメージ ベースのフィルター処理を使用する場合に発生する可能性があります。出力での InfsNaNs の伝播を制限するために、代わりに imfilter を使用することを検討してください。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | uint8 | uint16 | uint32

ボックス フィルターのサイズ。正の奇数の整数または正の奇数の整数の 3 要素ベクトルとして指定します。filterSize がスカラーの場合、ボックス フィルターは立方体です。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

名前と値の引数

オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

R2021a より前では、コンマを使用して名前と値をそれぞれ区切り、Name を引用符で囲みます。

例: B = imboxfilt3(A,5,'padding','circular');

パディング パターン。以下のいずれかの値または数値スカラーとして指定します。スカラー値を指定した場合、イメージの境界の外に位置する入力イメージのピクセルは、暗黙的にスカラー値をもつと仮定されます。

説明
'circular'イメージの境界の外に位置する入力イメージの値は、入力イメージが周期的であると暗黙的に仮定して計算されます。
'replicate'イメージの境界の外に位置する入力イメージの値は、最近傍のイメージ境界値と等しいと仮定します。
'symmetric'イメージの境界の外に位置する入力イメージの値を計算するには、配列の境界をまたぐ配列の鏡像を使用します。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | char | string

ボックス フィルターに適用される正規化係数。数値スカラーとして指定します。

既定の設定の 'NormalizationFactor' には平均値フィルターの効果があります。出力イメージのピクセルは、イメージの局所的な平均になります。局所領域の和を求めるには、'NormalizationFactor'1 に設定します。このような状況でオーバーフローを回避するために入力イメージを double クラスに変換して倍精度イメージを使用することを検討してください。

例: 'NormalizationFactor',1

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

出力引数

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フィルター処理されたイメージ。3 次元数値配列として返されます。

アルゴリズム

imboxfilt は畳み込みに基づいたフィルター処理または積分イメージ フィルター処理を使用してフィルター処理を実行します。どちらのフィルター処理方法を使用するかは、内部の経験則を用いて決定されます。

拡張機能

バージョン履歴

R2015b で導入

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