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ImageAdapter クラス

イメージ I/O のインターフェイス

説明

ImageAdapter は、任意のイメージ ファイル形式のイメージに対するカスタム領域ベースの読み取りと書き込みを定義する抽象クラスです。関数 blockproc を使って ImageAdapter インターフェイスから継承するクラスを使用し、ファイル ベースのブロック処理を実行できます。

特定のファイル形式でイメージ アダプター クラスを書き込むには、次の操作が可能でなければなりません。

  • ディスク上のファイル サイズをクエリする

  • ファイルからデータの四角形ブロックを読み取る

このクラスを使用するには、ImageAdapter クラスから継承しなければなりません。クラス定義ファイルの最初の行に次の構文を入力します。

classdef MyAdapter < ImageAdapter
    ...
end

ImageAdapter から継承するクラスは、readRegion および close メソッドを実装して、イメージの基本的な領域ベースの読み取りをサポートしなければなりません。オプションの writeRegion メソッドは、イメージのインクリメンタルな領域ベースの書き込みをできるようにします。writeRegion メソッドを実装しないイメージ アダプター クラスは読み取り専用です。

ImageAdapter クラスは handle クラスです。

クラスの属性

Abstract
true
HandleCompatible
true

クラスの属性の詳細については、クラスの属性を参照してください。

プロパティ

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イメージ サイズ。正の整数の 2 要素ベクトル [m n] または正の整数の 3 要素ベクトル [m n p] として指定します。ここで、m は行数、n は列数、p はイメージのチャネル数です。

ImageAdapter から継承する新しいクラスを作成するときには、クラス コンストラクターの ImageSize プロパティを設定します。

例: [1920 1080]

属性:

GetAccess
public
SetAccess
protected

インデックス付きイメージのカラーマップ。範囲 [0, 1] の値を持つ c 行 3 列の数値行列として指定します。行列の各行は、単一色を構成する赤、緑、青の成分を指定する 3 要素の RGB 3 成分です。

ImageAdapter から継承する新しいクラスを作成するときには、クラス コンストラクターの Colormap プロパティを設定します。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
protected

メソッド

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バージョン履歴

R2010a で導入