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displayColorPatch

測定色と基準色をカラー パッチとして表示

説明

displayColorPatch(colorTable) は、テスト チャートにカラーパッチ関心領域 (ROI) の測定色と基準色である colorTable を表示します。測定色の値は、対応する基準色の太い境界で囲まれた正方形で表示されます。

displayColorPatch(colorTable,Name,Value) は、測定色の値を、ディスプレイの特性を制御する名前と値の引数を追加して表示します。

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ColorChecker® チャートのイメージをワークスペースに読み取ります。

I = imread("colorCheckerTestImage.jpg");

colorChecker オブジェクトを作成し、ROI 注釈を含むチャートを表示します。

chart = colorChecker(I);
displayChart(chart,"displayRegistrationPoints",false)

Figure Color checker test chart contains an axes object. The axes object contains 25 objects of type image, text.

各カラー パッチ ROI で色を測定します。

colorTable = measureColor(chart);

カラー パッチ ダイアグラムに、測定色および基準色と、色の誤差 (ΔE) を表示します。

displayColorPatch(colorTable)

Figure Visual Color Comparison contains an axes object. The axes object contains 25 objects of type image, text.

この例は、Imatest® eSFR チャートの色精度の測定値からカラー パッチ ダイアグラムを表示する方法を示します。

eSFR チャートのイメージをワークスペースに読み取ります。

I = imread("eSFRTestImage.jpg");

esfrChart オブジェクトを作成します。チャートを表示し、16 個のカラー パッチを強調表示します。

chart = esfrChart(I);
displayChart(chart,displayEdgeROIs=false, ...
    displayGrayROIs=false,displayRegistrationPoints=false)

Figure eSFR test chart contains an axes object. The axes object contains 17 objects of type image, text.

すべてのカラー パッチ ROI で色を測定します。

colorTable = measureColor(chart);

ROI インデックス オーバーレイなしで色精度測定値を表示します。各正方形のカラー パッチは測定色であり、周囲の太い境界線はその ROI の基準色です。色精度測定値は、Delta_E として表示されます。これは、CIE 1976 L*a*b* 色空間における測定色と基準色との間のユークリッド距離です。精度の高い色ほど、Delta_E が小さくなります。

displayColorPatch(colorTable,displayROIIndex=false)

Figure Visual Color Comparison contains an axes object. The axes object contains 17 objects of type image, text.

入力引数

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各カラー パッチに含まれるカラー値。m 行 8 列のカラー テーブルとして指定します。m はパッチの数です。8 つの列は、以下の変数を表します。

変数説明
ROIサンプリングされた ROI のインデックス。ROI の値は範囲 [1, 16] の整数です。インデックスは、displayChart で表示された ROI 番号と一致します。
Measured_R

ROI 内の赤のチャネル ピクセルの平均値。Measured_R は、chart.Image と同じデータ型のスカラーであり、型は、singledoubleuint8、または uint16 のいずれかです。

Measured_G

ROI 内の緑のチャネル ピクセルの平均値。Measured_G は、chart.Image と同じデータ型のスカラーです。

Measured_B

ROI 内の青のチャネル ピクセルの平均値。Measured_B は、chart.Image と同じデータ型のスカラーです。

Reference_L

ROI の Reference L* の値。Reference_Ldouble 型のスカラーです。

Reference_a

ROI の Reference a* の値。Reference_adouble 型のスカラーです。

Reference_b

ROI の Reference b* の値。Reference_bdouble 型のスカラーです。

Delta_E

CIE 1976 で記述されている、L*a*b* 色空間における測定色と基準色との間の色のユークリッド距離。Delta_Edouble 型のスカラーです。

名前と値の引数

オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

例: displayColorPatch(colorTable,displayROIIndex=false) は、ROI インデックスの表示をオフにします。

R2021a より前では、コンマを使用して名前と値をそれぞれ区切り、Name を引用符で囲みます。

例: displayColorPatch(colorTable,"displayROIIndex",false) は、ROI インデックスの表示をオフにします。

ROI インデックス ラベルの表示。数値または logical の 1 (true) か 0 (false) として指定します。displayROIIndextrue の場合、displayColorPatch は表示されたカラー パッチ上にカラーパッチ ROI インデックス ラベルを重ね合わせます。インデックスは、displayChart で表示された ROI 番号と一致します。

色の誤差 ("デルタ E") 値の表示。数値または logical の 1 (true) か 0 (false) として指定します。displayDeltaEtrue の場合、displayColorPatch は表示されたカラー パッチ上に色の誤差値を重ね合わせます。

表示されたイメージ オブジェクトの axes ハンドル。axes ハンドルとして指定します。ParentdisplayColorPatch が作成したイメージ オブジェクトの親を指定します。

ヒント

  • esfrChart または colorChecker オブジェクトから正しい形式のカラー テーブルを取得するには、関数 measureColor を使用します。任意の数のカラー ROI の測定色および基準色を含む独自のカラー テーブルを作成することもできます。

  • colorChecker オブジェクトから測定した colorTable の基準 L*a*b* 値は、ColorChecker® チャートの "After November 2014" バージョン用です。基準値の白色点は CIE 標準光源 D50 です。

バージョン履歴

R2017b で導入