Main Content

dicominfo

DICOM メッセージからのメタデータの読み取り

説明

info = dicominfo(filename) は Digital Imaging and Communications in Medicine (DICOM) 準拠ファイルまたは Digital Imaging and Communication in Security (DICOS) 準拠ファイル filename からメタデータを読み取ります。

info = dicominfo(filename,"dictionary",D) は、データ ディクショナリ ファイル D を使用して DICOM メッセージを読み取ります。

info = dicominfo(___,Name=Value) は、前の構文の入力引数の組み合わせに加えて、1 つ以上の名前と値の引数を使用してオプションを指定します。

すべて折りたたむ

DICOM メッセージからメタデータを読み取ります。

info = dicominfo("CT-MONO2-16-ankle.dcm")
info = struct with fields:
                          Filename: 'B:\matlab\toolbox\images\imdata\CT-MONO2-16-ankle.dcm'
                       FileModDate: '18-Dec-2000 12:06:43'
                          FileSize: 525436
                            Format: 'DICOM'
                     FormatVersion: 3
                             Width: 512
                            Height: 512
                          BitDepth: 16
                         ColorType: 'grayscale'
    FileMetaInformationGroupLength: 192
        FileMetaInformationVersion: [2×1 uint8]
           MediaStorageSOPClassUID: '1.2.840.10008.5.1.4.1.1.7'
        MediaStorageSOPInstanceUID: '1.2.840.113619.2.1.2411.1031152382.365.1.736169244'
                 TransferSyntaxUID: '1.2.840.10008.1.2'
            ImplementationClassUID: '1.2.840.113619.6.5'
         ImplementationVersionName: '1_2_5'
      SourceApplicationEntityTitle: 'CTN_STORAGE'
            IdentifyingGroupLength: 414
                         ImageType: 'DERIVED\SECONDARY\3D'
                       SOPClassUID: '1.2.840.10008.5.1.4.1.1.7'
                    SOPInstanceUID: '1.2.840.113619.2.1.2411.1031152382.365.1.736169244'
                         StudyDate: '1993.04.30'
                        SeriesDate: '1993.04.30'
                       ContentDate: '1993.04.30'
                         StudyTime: '11:27:24'
                        SeriesTime: '11:27:24'
                       ContentTime: '11:27:24'
                          Modality: 'CT'
                    ConversionType: 'WSD'
                      Manufacturer: 'GE MEDICAL SYSTEMS'
                   InstitutionName: 'JFK IMAGING CENTER'
            ReferringPhysicianName: [1×1 struct]
                       StationName: 'CT01OC0'
                  StudyDescription: 'RT ANKLE'
      NameOfPhysiciansReadingStudy: [1×1 struct]
                     OperatorsName: [1×1 struct]
             ManufacturerModelName: 'GENESIS_ZEUS'
                PatientGroupLength: 18
                       PatientName: [1×1 struct]
            AcquisitionGroupLength: 10
                  SoftwareVersions: '03'
           RelationshipGroupLength: 134
                  StudyInstanceUID: '1.2.840.113619.2.1.1.322987881.621.736170080.681'
                 SeriesInstanceUID: '1.2.840.113619.2.1.2411.1031152382.365.736169244'
                      SeriesNumber: 365
                    InstanceNumber: 1
      ImagePresentationGroupLength: 168
                   SamplesPerPixel: 1
         PhotometricInterpretation: 'MONOCHROME2'
                              Rows: 512
                           Columns: 512
                     BitsAllocated: 16
                        BitsStored: 16
                           HighBit: 15
               PixelRepresentation: 1
           SmallestImagePixelValue: 0
                 PixelPaddingValue: 0
                      WindowCenter: 1024
                       WindowWidth: 4095
                  RescaleIntercept: -1024
                      RescaleSlope: 1
                       RescaleType: 'US'
              PixelDataGroupLength: 524296

入力引数

すべて折りたたむ

DICOM ファイルの名前。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。

データ型: char | string

データ ディクショナリ ファイル。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。D 内のファイルは MATLAB® の検索パス上になければなりません。

データ型: char | string

名前と値の引数

オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

例: dicominfo("CT-MONO2-16-ankle.dcm",UseVRHeuristic=false) は、経験則を使用せずに、DICOM ファイルからメタデータを読み取ります。

R2021a より前では、コンマを使用して名前と値をそれぞれ区切り、Name を引用符で囲みます。

例: dicominfo("CT-MONO2-16-ankle.dcm","UseVRHeuristic",false) は、経験則を使用せずに、DICOM ファイルからメタデータを読み取ります。

値表現 (VR) モードの切り替えが不適切な DICOM 非準拠ファイルの読み取り。logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。

true に設定すると、dicominfo は、VR モードの切り替えが不適切な特定の DICOM 非準拠ファイルを読み取ることができるように経験則を使用します。経験則を使用した場合、dicominfo は警告を表示します。この経験則が有効にされている場合、まれに準拠ファイルが正しく読み取られないことがあります。このような準拠ファイルを読み取るには、UseVRHeuristicfalse に設定します。

データ型: logical

データ型のデータ ディクショナリへの適合。logical の 0 (false) または 1 (true) として指定します。この引数が true として指定されている場合、info 出力構造体は、ファイル内にどのような情報が存在するかにかかわらず、データ ディクショナリ内のデータ型を使用します。false として指定されている場合は、info 出力はファイルの VR コードを、それがデータ ディクショナリと異なっていても使用します。ほとんどの場合においてファイルの内容とデータ ディクショナリは一致するので、一般的には、この引数を true として指定する必要はありません。

ただし、ファイルとデータ ディクショナリが一致せず、UseDictionaryVRfalse に設定されている場合は、dicominfo によって警告が発せられます。この場合は、dicomwriteinfo を渡すとエラーとなる可能性があります。これらのエラーを解決するには、UseDictionaryVRtrue に指定して、データ ディクショナリの VR コードを使用してください。

データ型: logical

出力引数

すべて折りたたむ

DICOM メタデータ。構造体として返されます。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

| | | | | | | (Medical Imaging Toolbox) | (Medical Imaging Toolbox) | (Medical Imaging Toolbox)