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axes2pix

座標軸座標をピクセル座標に変換

説明

pixelCoord = axes2pix(n,extent,axesCoord) は、座標軸座標を固有 (ピクセル) 座標に変換します。

メモ

imref2d オブジェクトを使用することで、固有座標、ワールド座標、および配列インデックスの間で変換を容易に行うことができます。

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イメージを表示します。

h = imshow('pout.tif');

Figure contains an axes object. The axes object contains an object of type image.

イメージのサイズを取得します。

[nrows,ncols] = size(get(h,'CData'));

イメージの XData および YData を取得します。

xdata = get(h,'XData')
xdata = 1×2

     1   240

ydata = get(h,'YData')
ydata = 1×2

     1   291

x 次元と y 次元の座標軸座標を固有座標に変換します。

px = axes2pix(ncols,xdata,30)
px = 30
py = axes2pix(nrows,ydata,30)
py = 30

イメージを読み取り、それを表示します。イメージのサイズを取得します。

I = imread('pout.tif');
[nrows,ncols] = size(I)
nrows = 291
ncols = 240

このイメージに、既定のプロパティ設定で空間参照オブジェクトを作成します。既定では、イメージの左上隅が固有座標 (1,1) の位置になります。

RI = imref2d(size(I));
h = imshow(I,RI);

Figure contains an axes object. The axes object contains an object of type image.

xData = get(h,'XData')
xData = 1×2

     1   240

yData = get(h,'YData')
yData = 1×2

     1   291

説明をわかりやすくするために、x および y 方向で任意のイメージ範囲を指定します。この例ではイメージを上に 20 ピクセル、右に 400 ピクセル、シフトします。この例はさらに、右に 100 ピクセル、イメージをシフトし、水平方向に 2 の係数で圧縮します。

xWorldLimits = 0.5*xData + 400;
yWorldLimits = yData - 20;
RA = imref2d(size(I),xWorldLimits,yWorldLimits); 
imshow(I,RA)

Figure contains an axes object. The axes object contains an object of type image.

たとえば、子どもの鼻のそばにあるピクセルを選択します。このピクセルは、変更済みイメージの座標軸座標 (x, y) = (450, 90) のそばに相当します。

座標軸座標を固有座標に変換します。

px = axes2pix(ncols,xWorldLimits,450)
px = 100
py = axes2pix(nrows,yWorldLimits,90)
py = 110

ポイントの固有座標は (100, 110) です。これは元のイメージの鼻の場所と一致します。

入力引数

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イメージの行数または列数。正の整数で指定します。nx 座標に対するイメージの列数か、y 座標に対するイメージの行数です。

イメージ ワールド範囲。2 要素の数値ベクトルとして指定します。extentget(image_handle,"XData") または get(image_handle,"YData") によって返されます。

固有座標に変換する座標軸座標。数値ベクトルとして指定します。

出力引数

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固有座標。数値ベクトルとして返されます。入力引数のデータ型がすべて single である場合、pixelCoord のデータ型は single です。それ以外の場合、pixelCoord のデータ型は double です。

データ型: double | single

ヒント

  • axes2pix は、naxesCoordextent 引数の検証に関して最小限のチェックを行います。たとえば、axes2pixextent から外挿でき、負の座標を返します。axes2pix を呼び出す関数がエラー チェックを担当します。

拡張機能

バージョン履歴

R2006a より前に導入

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