このページの内容は最新ではありません。最新版の英語を参照するには、ここをクリックします。
compare
同定されたモデル出力を測定出力と比較する
構文
説明
シミュレートされた出力および測定出力のプロット
compare(
は、単一の動的システム モデル data
,sys
)sys
または動的システム モデルの配列の応答をシミュレートし、data
に含まれている入出力測定データのプロットの上に各モデルの応答を重ね合わせます。data
は timetable、コンマ区切りの入出力行列ペア、またはデータ オブジェクト (iddata
オブジェクトや idfrd
オブジェクトなど) にすることができます。
プロットでは、シミュレートされた応答と出力測定データ間の適合度を示す、正規化された平方根平均二乗 (NRMSE) の測定値も表示されます。
この関数を使用するのは、単一のモデルを検証する場合、または同じ測定データから同定された一連のモデル候補を評価する場合です。
timetable およびデータ オブジェクトの場合、compare
は、sys
内のチャネル名に基づいて入出力チャネルを突き合わせ、一致しないチャネルを無視します。
モデルの出力の予測
compare(___,
は、kstep
)kstep
で指定した予測範囲を使用して sys
の応答を予測します。予測では出力測定値および入力測定値を使用して将来の応答を予想します。kstep
は各出力測定値の時間点と結果の予測応答の時間点間の時間サンプルの数を表します。
予測の詳細については、Simulate and Predict Identified Model Outputを参照してください。この構文は、前述の任意の入出力の組み合わせで使用できます。
例
入力引数
出力引数
ヒント
compare
で取得した NRMSE 適合結果は、モデル同定でレポートされた適合値に正確に一致しないことがあります。この差は通常、初期状態の不一致、および同定用と検証用の予測範囲の既定値の差が原因で生じます。差は通常小さいため、モデルの選択および検証のワークフローに影響しません。詳細については、Resolve Fit Value Differences Between Model Identification and compare Commandを参照してください。compare
は、チャネル名に基づいてdata
およびsys
の入出力チャネルを突き合わせます。したがって、data
で使用可能なすべての入力チャネルを使用しないモデルを評価できます。この柔軟性により、異なる一連の入出力チャネルからそれぞれが独立して同定された複数のモデルを比較できます。compare
のプロットでは、主要なパラメーターを変更できます。たとえば、以下を対話的に制御できます。シミュレートされた応答または予測応答のいずれを生成するのか
予測範囲値
初期状態処理
表示する実験データ
表示するシステム モデル
制御にアクセスするには、プロットを右クリックしてオプション メニューを表示します。