ssGetDataTypeIsScalingTrivial
登録されたデータ型のスケーリングが勾配 = 1、バイアス = 0 であるかどうかを判定
構文
extern int ssGetDataTypeIsScalingTrivial (SimStruct *S, DTypeId dataTypeId)
引数
S
S-Function ブロックを表す SimStruct。
dataTypeId
スケーリングが自明であるかどうかを調べるための登録されたデータ型のデータ型 ID。
説明
この関数は、登録されたデータ型のスケーリングが自明であるかどうかを判定します。[勾配 バイアス] 表現では、固定小数点数は以下のように表現することができます。
real-world value = (slope × integer) + bias
自明のスケーリングでは、slope = 1 で、bias = 0. です。
2 進小数点のみのスケーリングで説明すると、自明のスケーリングの 2 進小数点は最下位ビットの右になり、小数部の長さがゼロを意味します。
real-world value = integer × 2–fraction length = integer × 20
いずれの場合も、自明のスケーリングは実際値が単に整数格納値に等しいことを意味します。
real-world value = integer
int8
などの純粋な整数ではスケーリングは常に自明であり、真の浮動小数点型の single
と double
でもまた自明です。
この関数は、関数 ssGetDataTypeIsFxpFltApiCompat
が FALSE
を返すとエラーを発生します。
必要条件
この関数を使用するには、fixedpoint.h
および fixedpoint.c
をインクルードしなければなりません。詳細は、S-Function の構造を参照してください。
言語
C
TLC 関数
FixPt_DataTypeIsScalingTrivial
バージョン履歴
R2006a より前に導入