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範囲解析でサポートされる Simulink ブロック

Simulink ブロック サポートの概要

次の表に Simulink® ブロックに対する範囲解析のサポートの概要を示します。各表にすべてのブロックを Simulink ライブラリ別に掲載し、そのブロックに対するサポート情報を説明しています。ブロックがサポートされない場合、可能であれば、自動スタブでは、サポートされないブロックの動作ではなくインターフェイスを解析中に考慮します。ただし、サポートされないブロックのいずれかがシミュレーション結果に影響する場合は、解析では一部の結果しか得られない可能性があります。解析で、ブロックに自動スタブを使用できない場合は、そのブロックに "スタブ不可" とマークします。詳細は、自動スタブを参照してください。

範囲解析でサポートされるすべてのブロックが固定小数点変換でサポートされるわけではありません。ブロックが固定小数点データ型をサポートするかどうかをチェックする方法については、固定小数点データ型をサポートしないブロックを参照してください。

 Additional Math and Discrete ライブラリ

 Commonly Used Blocks ライブラリ

 Continuous ライブラリ

 Discontinuities ライブラリ

 Discrete ライブラリ

 Logic and Bit Operations ライブラリ

 Lookup Tables ライブラリ

 Math Operations ライブラリ

 Model Verification ライブラリ

 Model-Wide Utilities ライブラリ

 Ports & Subsystems ライブラリ

 Signal Attributes ライブラリ

 Signal Routing ライブラリ

 Sinks ライブラリ

 Sources ライブラリ

 User-Defined Functions ライブラリ

Model ブロックのサポートの制限事項

範囲解析Model ブロックをサポートしますが、次の制限があります。以下の場合、1 つ以上の Model ブロックが含まれるモデルは解析できません。

  • 参照モデルが保護されている。保護された参照モデルはエンコードされているため、コンテンツが見えません。これにより、モデルを構成する知的所有権を表示せずに、サードパーティが参照モデルを使用できます。

    詳細は、サードパーティからの保護モデルの参照を参照してください。

  • [コンフィギュレーション パラメーター][診断][接続性][要素名の不一致] パラメーターを [エラー] に設定すると、親モデルまたは参照モデルのいずれかでエラーが返されます。

    モデルが一部のブロックに対するバス要素の名前付け要件を満たすように、バス オブジェクトと共に [要素名の不一致] 診断を使用できます。

  • Model ブロックで非同期関数呼び出し入力を使用する。

  • モデル参照階層のいずれかの Model ブロックで疑似代数ループを作成する。これが発生する場合は、以下の手順を実行します。

    1. Simulink から代数ループ エラーが報告されるように、[コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスの [診断] ペインで、[代数ループの最小化] パラメーターを [エラー] に設定します。

    2. [コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスの [モデル参照] ペインで [代数ループの発生の最小化] パラメーターを選択します。

      Simulink はシミュレーション中、疑似代数ループを消去しようとします。

    3. モデルをシミュレートします。

    4. 可能な場合、Simulink は、代数ループを削除します。Simulink が疑似代数ループを削除できない場合、[モデル化] タブを開き、[コンパイル] セクションで [モデルの更新] をクリックして代数ループの位置を強調表示します。

    5. ソフトウェアがモデルを解析できるように、疑似代数ループを消去します。実行順序が予測できるように、Unit Delay ブロックのループを切断します。

    メモ

    詳細については、代数ループの概念を参照してください。

  • 親モデルと参照されたモデルのデータ型オーバーライドの設定が一致しません。親モデルのデータ型オーバーライドの設定が [ローカル設定を使用] である場合を除いて、親モデルとその参照モデルすべてでデータ型オーバーライドの設定が同じでなければなりません。データ型オーバーライド設定を構成し、固定小数点データ型を指定するモデルのシミュレーションが行えます。この設定を使用して、シミュレーション中はデータ型が浮動小数点データ型で一時的にオーバーライドされます。

    set_param('MyModel','DataTypeOverride','Double')
    詳細については、set_paramを参照してください。

    モデルの真の動作を観察するには、データ型オーバーライド パラメーターを UseLocalSettings または Off に設定します。

    set_param('MyModel','DataTypeOverride','Off')
    

  • 参照モデルは入力端子にバーチャル バスがある Model ブロックです。コンパイル時においてバス内のすべての信号のサンプル時間は同じにはなりません。モデルに Simulink Design Verifier の解析との互換性をもたせるには、バーチャル バスを非バーチャル バスに変換するか、端子のサンプル時間を明示的に指定します。

  • Model ブロックで解析を実行した場合、最上位モデルとして生成されたコードはサポートされません。