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reinterpretcast

元データを変更せずに固定小数点または整数データ型を変換

説明

c = reinterpretcast(a,T) は元データを変更せずに、numerictype オブジェクト T で指定されたデータ型に入力 a を変換します。結果は fi オブジェクト c で返されます。

関数 reinterpretcast は、fi オブジェクトと組み込み整数だけを演算の対象にし、入力の語長を変えないという点において、MATLAB® の関数 typecastcast とは異なります。

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次の例で、a は符号付き fi オブジェクトで、語長は 8 ビット、小数部の長さは 7 ビットです。関数 reinterpretcast は、a を語長 8 ビット、小数部の長さ 0 ビットの符号なし fi オブジェクト c に変換します。ac の実際値は異なりますが、その 2 進数表現は同じです。

a = fi([-1 pi/4],1,8,7)
a = 
   -1.0000    0.7891

          DataTypeMode: Fixed-point: binary point scaling
            Signedness: Signed
            WordLength: 8
        FractionLength: 7
T = numerictype(0,8,0);
c = reinterpretcast(a,T)
c = 
   128   101

          DataTypeMode: Fixed-point: binary point scaling
            Signedness: Unsigned
            WordLength: 8
        FractionLength: 0

元データが変更されていないことを確認するため、ac の 2 進数表現を比較します。

binary_a = bin(a)
binary_a = 
'10000000   01100101'
binary_c = bin(c)
binary_c = 
'10000000   01100101'

入力引数

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入力固定小数点または整数配列。スカラー、ベクトル、行列または多次元配列として指定します。

入力 aT の語長は、同じでなければなりません。

データ型: int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | fi
複素数のサポート: あり

新しいデータ型。固定小数点データ型を完全に指定した numerictype オブジェクトとして指定します。

入力 aT の語長は、同じでなければなりません。

拡張機能

C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

HDL コード生成
HDL Coder™ を使用して FPGA 設計および ASIC 設計のための VHDL、Verilog および SystemVerilog のコードを生成します。

バージョン履歴

R2008b で導入