mat2str

行列を文字列に変換

構文

str = mat2str(A)

str = mat2str(A, n)

str = mat2str(A, 'class')

str = mat2str(A, n, 'class')

説明

str = mat2str(A) は fi オブジェクト A を string 表現に変換します。この出力が関数 eval への入力に最適なのは、eval(str) が元の fi オブジェクトと完全に同じものを作成するためです。

str = mat2str(A, n) は、n ビットの精度を使用して fi オブジェクト A を string 表現に変換します。

str = mat2str(A, 'class') は、A のクラス名を含めて string 表現を作成します。このオプションは、str の評価結果がクラス情報も含むことを保証します。

str = mat2str(A, n, 'class') は、n ビットの精度を使用して、A のクラスを含めます。

例

fi オブジェクトを文字列に変換

fi オブジェクト a を string に変換します。

a = fi(pi);
str = mat2str(a)

str = 
'3.1416015625'

指定した精度で fi オブジェクトを文字列に変換

fi オブジェクト a を 8 ビットの精度で string に変換します。

a = fi(pi);
str = mat2str(a, 8)

str = 
'3.1416016'

入力引数

A — 入力配列

スカラー | ベクトル | 行列

入力配列。スカラー、ベクトルまたは行列として指定します。A は多次元配列にはできません。

データ型: fi|single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

n — 精度のビット数

正の整数

出力の精度のビット数。正の整数として指定します。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

出力引数

str — 入力配列の文字列表現

文字配列

入力配列の文字列表現。文字配列として返されます。

バージョン履歴

R2015b で導入

参考

mat2str | tostring