globalfimath
グローバル fimath を構成して、ハンドル オブジェクトを返す
構文
G
= globalfimath
G
= globalfimath('PropertyName1
',PropertyValue1
,...)
G
= globalfimath(f)
説明
は、グローバル fimath にハンドル オブジェクトを返します。グローバル fimath は G
= globalfimathfimath
オブジェクトとプロパティが同一ですが、グローバルに適用されます。
は、指定したプロパティとそれに対応する値を使用して、グローバル fimath を設定します。この構文で指定しないプロパティは、現在のグローバル fimath の値に自動的に設定されます。G
= globalfimath('PropertyName1
',PropertyValue1
,...)
は、入力 G
= globalfimath(f)fimath
オブジェクト f
のプロパティと一致するようにグローバル fimath のプロパティを構成し、これにハンドル オブジェクトを返します。
以前のリリースでは、関数 saveglobalfimathpref
を使用してグローバル fimath の設定を MATLAB® の基本設定に保存しない限り、関数 globalfimath
で設定したグローバル fimath のプロパティは現在の MATLAB セッションのみに適用されていました。MATLAB のセッションごとに既定の fimath
の設定が使用されるようにするため、MATLAB の基本設定からグローバル fimath を削除することをお勧めします。グローバル fimath を削除するには、関数 removeglobalfimathpref
を使用します。
例
ヒント
常に同じ fimath
の設定を使用し、他のユーザーとコードを共有していない場合、関数 globalfimath
を使用して、これらの設定を迅速かつ簡単に構成できます。ただし、他のユーザーとコードを共有する場合、関数 fiaccel
を使用してアルゴリズムを高速化する場合、またはアルゴリズムから C コードを生成する場合は、以下の代替方法を考慮してください。
目的 | globalfimath 使用時の問題点 | 解決法 |
---|---|---|
コードの共有 | 異なったグローバル | データ型テーブルを使用してアルゴリズムから |
| アルゴリズム内では | コードを生成するアルゴリズム内でデータ型テーブルを使用します。これにより、グローバル設定に影響されなくなり、コードが移植可能になります。詳細は、データ型定義のアルゴリズムからの分離を参照してください。 |
バージョン履歴
R2010a で導入
参考
fimath
| codegen
(MATLAB Coder) | fiaccel
| removeglobalfimathpref
| resetglobalfimath