固定小数点コンバーター
MATLAB コードの固定小数点への変換
説明
固定小数点コンバーター アプリは浮動小数点の MATLAB® コードを固定小数点の MATLAB コードに変換します。
アプリを使用すると以下のことができます。
シミュレーション範囲データ、静的範囲データまたはその両方に基づいてデータ型を推奨。
既定の語長に基づく小数部の長さの推奨または既定の小数部の長さに基づく語長の推奨。
0 または正の整数の最適化。
シミュレーションの最小値/最大値データに対する安全余裕の指定。
各変数で使用されるビットのヒストグラムの表示。
固定小数点がサポートされない元の MATLAB アルゴリズムの関数に対する置換関数の指定または近似関数の生成。
固定小数点コードの数値的な動作のテスト。その後、シミュレーション データ インスペクターまたは独自のカスタム プロット関数のいずれかを使用して、その動作を浮動小数点バージョンのアルゴリズムと比較できます。
最終的な目標が固定小数点 C コードを生成することである場合、代わりに MATLAB Coder™ アプリを使用します。MATLAB コードの固定小数点 C コードへの変換 (MATLAB Coder)を参照してください。
最終的な目標が HDL コードを生成することである場合、代わりに HDL Coder™ ワークフローを使用します。浮動小数点から固定小数点への変換 (HDL Coder)を参照してください。
固定小数点コンバーター アプリを開く
MATLAB ツールストリップ: [アプリ] タブの [コード生成] の下で、アプリ アイコンをクリックします。
MATLAB コマンド プロンプト:
fixedPointConverter
と入力します。既存の固定小数点コンバーター アプリ プロジェクトを開くには、
.prj
ファイルをダブルクリックするか、アプリを開いてプロジェクト ファイルを参照します。プロジェクトを作成するか既存のプロジェクトを開くと、他の固定小数点コンバーター プロジェクトや MATLAB Coder プロジェクトがすべて閉じます。
MATLAB Coder アプリで MATLAB Coder プロジェクトを開きます。プロジェクトを固定小数点コンバーター アプリ プロジェクトに変換するために MATLAB Coder アプリで次を行います。
をクリックして [次を使ってプロジェクトを再度開く] を選択します。
[固定小数点コンバーター]
を選択します。
プログラムでの使用
バージョン履歴
R2014b で導入