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連続時間信号

連続時間ソース ブロック

信号処理モデルの信号は、ほとんどが離散時間信号です。ただし、多くのブロックは、値が時間とともに連続的に変化する連続時間信号の処理と生成にも対応しています。ソース ブロックは、モデルの信号を生成またはインポートするブロックです。ほとんどのソース ブロックは Sources ライブラリに含まれています。連続時間ソース ブロックのサンプル周期は内部でゼロに設定されています。これは連続時間信号であることを示します。連続時間ソース ブロックの例としては、Simulink®Signal Generator (Simulink) ブロックや Constant (Simulink) ブロックがあります。連続時間信号を黒でレンダリングするには、[デバッグ] タブで [情報のオーバーレイ][色] を選択します。

連続時間ソース ブロックを離散時間ブロックに接続するときは、信号を離散化するために間に Zero-Order Hold ブロックが必要になる場合があります。Zero-Order Hold ブロックの [サンプル時間] パラメーターで離散時間信号の目的のサンプル周期を指定します。

連続時間非ソース ブロック

DSP System Toolbox™ ソフトウェアの非ソース ブロックのほとんどは連続時間信号を受け入れ、すべての非ソース ブロックが入力のサンプル周期を継承します。したがって、連続時間の入力からは連続時間の出力が生成されます。連続時間信号を受け入れないブロックには、Biquad Filter、Discrete FIR Filter、FIR Decimation、FIR Interpolation ブロックがあります。