ドキュメンテーション

最新のリリースでは、このページがまだ翻訳されていません。 このページの最新版は英語でご覧になれます。

Time Scope

時間領域信号の表示

ライブラリ

Sinks

説明

Time Scope ブロックは時間領域で信号を表示します。Time Scope ブロックは次の特性をもつ入力信号を受け入れます。

  • 連続サンプル時間または離散サンプル時間

  • 実数値または複素数値

  • 固定サイズ次元または可変サイズ次元

  • 浮動小数点データ型または固定小数点データ型

  • N 次元

  • Simulink® 列挙型

DSP System Toolbox™ Time Scope または Simulink Scope のどちらを使用するかの判断については、Simulink ドキュメンテーションの「Simulink スコープと DSP System Toolbox 時間スコープ」を参照してください。

スコープでサポートされるシミュレーション モードとこれらのモードでの制限の詳細については、サポートされているシミュレーション モードを参照してください。Time Scope ブロックは任意のサブシステムまたは条件付サブシステム内で使用できます。詳細については、Simulink ドキュメンテーションの「条件付きサブシステム」を参照してください。

スコープを含むモデルのパフォーマンスを向上させるには、Simulink エディターで [解析][パフォーマンス ツール][パフォーマンス アドバイザー] を選択するか、コマンド ラインで「performanceadvisor('your_model_name')」と入力します。詳細については、「パフォーマンスの自動最適化」を参照してください。パフォーマンスを迅速かつ簡単に向上させるには、右クリック メニューを使って Scope ブロックを閉じてコメント アウトします。別の方法として、[シミュレーション][更新を減らして性能を改善] を使用しても性能を向上させることができます。

次の節で Time Scope の特徴を説明します。

信号の表示

Time Scope はシミュレーションの開始時間と終了時間を使って既定の時間範囲を決定します。Time Scope がデータを表示するシミュレーション時間の長さを定義するには、[コンフィギュレーション プロパティ] ダイアログ ボックス[時間範囲] パラメーターと [時間表示オフセット] パラメーターを参照してください。

既定では、スコープは 20 Hz を超えないレートで定期的に表示を更新します。シミュレーションのタイム ステップごとにスコープが更新されるようにするには、[更新を減らして性能を改善] オプションを無効にします。ただし、シミュレーション速度が大幅に向上するため、このオプションは有効のままにしておくことをお勧めします。

Time Scope メニューで、[シミュレーション][更新を減らして性能を改善] チェック ボックスをオフにします。Ctrl + R キーを使用してこの設定を切り替えることもできます。

スコープには次のステータス情報が表示されます。

    メモ:   モデルの実行時にスコープが開かないようにするには、スコープ アイコンを右クリックして [コメント アウト] を選択します。スコープが既に開かれており、モデルでコメント アウトしている場合、スコープで "このスコープはコメント アウトされているためデータを表示できません" と表示されます。スコープを元に戻すには [コメント解除] を選択します。

スコープには次のプロット ラベルとステータス情報が表示されます。

  • 時間軸の範囲の最小値 — Time Scope は、[ビジュアル - 時間領域プロパティ] ダイアログ ボックスの [時間] タブで [時間表示オフセット] パラメーターの値を使用して time 軸の範囲の最小値を設定します。[時間表示オフセット] パラメーターでベクトル値を指定する場合、スコープはそれらの値の最小値を使って time 軸の範囲の最小値を設定します。

  • 時間軸の範囲の最大値 — Time Scope は、[時間表示オフセット] パラメーターの値と [時間範囲] パラメーターの値を合計して time 軸の範囲の最大値を設定します。[時間表示オフセット] パラメーターでベクトル値を指定する場合、スコープはそれらの値の最大値と [時間範囲] パラメーターの値を合計して time 軸の範囲の最大値を設定します。

スコープの右上隅にある ボタンまたは ボタンを使用して、スコープのメニューとツール バー両方の表示と非表示を選択できます。ツール バーを個別に表示または非表示にするには、スコープ メニューの [表示][ツール バー] を使用します。

スコープ メニューの [表示][ステータス バー] を使用して、"ステータス バー" 全体を表示または非表示にすることができます。ステータス バーには次の項目があります。

  • シミュレーション ステータス — モデル シミュレーションの状態を示します。ステータスは、次の状態のいずれかになります。

    • Initializing

    • Ready

    • Running

    • Paused

    "シミュレーション ステータス" は Time Scope ウィンドウの "ステータス バー" の一部です。"ステータス バー" 全体を表示するか非表示にするかを選択できます。Time Scope メニューで [表示][ステータス バー] を選択します。

  • 時間オフセットOffset 値は、スコープがデータを表示するシミュレーション時間を決定するのに役立ちます。値は常に 0Offset≤ "シミュレーション時間" の範囲になります。時間オフセットが 0 の場合、Scope は Offset ステータス フィールドを表示しません。全体的なシミュレーション時間を取得するには、時間オフセットを time 軸の固定時間範囲値に追加します。

    たとえば、[時間範囲]20 秒に設定すると、スコープ ウィンドウに 0 (secs)Offset が表示されます。この値は、スコープでシミュレーション時間の最初の 0 秒から 20 秒間のデータが表示されていることを示します。[オフセット]20 (secs) に変更すると、スコープはシミュレーション時間の 20 秒から 40 秒間のデータを表示します。スコープはシミュレーションが完了するまで Offset 値を更新し続けます。

  • シミュレーション時間 — モデルの実行中またはシミュレーションの一時停止中に、スコープは現在のシミュレーション時間を表示します。この時間は Time Scope が入力の処理に費やした時間量です。モデルのシミュレーションが完了または停止した場合、スコープはシミュレーションが停止した時間を表示します。"ステータス バー" 全体を表示するか非表示にするかを選択できます。Time Scope メニューで [表示][ステータス バー] を選択します。

      メモ:   状況によっては、Time Scope ブロックのシミュレーション時間は Simulink のシミュレーション時間と異なる場合があります。異なるサンプル時間をもつマルチレート入力信号や、条件付きで実行されたサブシステム (Triggered Subsystem や Enabled Subsystem など) からの入力信号では、個別の Time Scope ブロックから異なるシミュレーション時間が報告されることがあります。Time Scope ブロックはシミュレーション時間を表示の最後の点に対応する時間として報告します。

スコープで複数の表示を行ったり調整したりするには、「Display Multiple Signals in the Time Scope」を参照してください。

[測定値] パネル

[測定値] パネルは、Time Scope GUI の右側に表示されるパネルです。スコープのツール バーで [ツール][測定値] を使用するか、または測定値のドロップダウンでアイコンをクリックして、目的のパネルを選択します。

[トレース選択] パネル

スコープを使用して複数の信号を表示する際、複数の信号が表示された状態で他の [測定値] パネルのいずれかをクリックすると、[トレース選択] パネルが表示されます。[測定値] パネルには、このパネルで選択された信号に関する情報のみが表示されます。時間領域の測定値を表示する信号名を選択します。下の図を参照してください。

[トレース選択] パネルは表示/非表示が選択できます。スコープのメニューから、[ツール][測定値][トレース選択] を選択します。

[トリガー] パネル

[トリガー] パネルを使用すると、特定のイベントが発生したときに表示を一時停止することができます。[トリガー] パネルを使用して関心のあるイベントの配置や探索を行うことができます。スコープの表示領域内で関心領域を選択および配置してトリガーを構成できます。トリガーは複数の表示領域にまたがって動作します。

    メモ:   トリガーがオン状態でモデルが実行中の場合、信号表示を移動することはできません。トリガーがオンの場合、モデルが一時停止または停止状態の場合にのみパニングが有効になります。

[トリガー] パネルを開くには、[トリガー] ボタン ( ) をクリックするか、スコープ メニューで [ツール][トリガー] を選択します。

[トリガー] パネルが表示されると、各表示領域の座標軸の上部と右側に三角形のポインターが表示されます。これらのマーカーは、イベント発生時の時間位置 ( ) およびレベル ( ) を示します。マーカーの色は、ソース信号の色に対応しています。

    メモ:   トリガーはスコープの [時間範囲] 設定によって制御されます。時間範囲は、表示領域に表示するデータ量の自動調整と決定を行うために使用されます。スコープは、表示領域で時間範囲全体が表示可能になるまでイベントを表示しません。データが 2 回表示されないようにするため、前回の更新から時間範囲全体が経過するまで、スコープで再帰イベントの配置が非表示になります。

[メイン] ペインを使用して、表示の更新頻度とトリガー インジケーターの表示位置を選択することができます。

  • モード — 表示の更新頻度を定義します。

    • 自動 — 最新のトリガー イベントのデータの配置および表示がスコープで行われます。トリガー イベント間のデータが表示されます。時間範囲全体が経過した後でもトリガー イベントが検出されない場合、その時間範囲のデータがスコープに表示されます。このモードは、トリガー イベントが発生するたびにデータを表示および配置するために使用します。

    • ノーマル — 時間範囲の最後のトリガー イベントからのみのデータをスコープに配置して表示し、表示領域を固定します。トリガー イベント間のデータは表示されません。このモードは、データ内で発生頻度が低いイベントの探索に使用します。

    • 1 回のみ — 最初に発生したトリガー イベントのデータをスコープに配置して表示し、表示領域を固定します。[リセット] ボタンを押すと、それ以後のデータは無視されます。トリガー イベントが検出されない場合、データは表示領域に表示されません。

    • オフ — トリガーは無効になります。この設定は [トリガー] パネルを非表示にするのと同じです。

    モードが [ノーマル] または [1 回のみ] に設定されているときにトリガー イベントが発生しなければ、表示領域は空白のままになります。[モード][自動] に設定すると、トリガー イベントに加えてすべての信号データが表示されます。

  • 位置 (%) — トリガー インジケーターが表示される水平位置。アクティブな表示領域の全時間範囲に対する割合として指定します。位置の値が 0 のとき、time 軸の最小値 (表示領域の最も左側の値) に相当します。位置の値が 100 のとき、time 軸の最大値 (表示領域の最も右側の値) に相当します。トリガーの位置インジケーターを左または右にドラッグして位置を調整します。

[ソース/タイプ] ペインを使用すると、シミュレーションを停止させるトリガーのソースとイベントのタイプを選択することができます。

  • ソース — トリガーのソースを特定のチャネルに割り当てます。振幅/位相プロットを表示している場合は、振幅または位相をトリガーにできます。振幅/位相プロットを表示していない場合は、実数データまたは虚数データをトリガーにできます。入力信号に複数のチャネルがある場合、スコープは信号の各チャネルを識別するインデックス番号を割り当てます。詳細については、「Display Multiple Signals in the Time Scope」を参照してください。

  • タイプ — 使用するトリガーのタイプを選択します。

    • エッジ — スコープがレベルしきい値を横切るときにトリガーします。

      立ち上がりエッジの場合、スコープは、信号値がレベルしきい値からヒステリシスを差し引いた値より小さくなったときにトリガー イベントを有効にします。スコープは、信号がレベルしきい値を最初に超えたときにトリガー イベントを無効にします。スコープは、信号がレベルしきい値を横切ったときに線形内挿を使用してトリガー イベントを生成します。

       立ち上がりエッジ トリガーのプロット

      立ち下がりエッジの場合、スコープは、信号値がレベルしきい値にヒステリシスを加えた値より大きくなったときにトリガー イベントを有効にします。スコープは、信号がレベルしきい値を最初に下回ったときにトリガー イベントを無効にします。スコープは、信号がレベルしきい値を横切ったときに線形内挿を使用してトリガー イベントを生成します。

       立ち下がりエッジ トリガーのプロット

    • パルス幅 — スコープが、指定した時間範囲内の幅または指定した時間範囲を超える幅をもつパルスを検出したときにトリガーします。[レベル/タイミング] ペインで、有効な時間範囲を指定します。正極性パルスの場合、信号が下方しきい値を 2 回目に横切ったときにスコープがトリガー イベントを検出します。スコープは、信号が上方しきい値と下方しきい値の中間にある中央のしきい値を 1 回目に横切ったときと 2 回目に横切ったときの間の時間をパルス幅として測定します。

       パルス幅トリガーのプロット

        メモ:   "グリッチ" タイプのトリガーは、指定した長さより短いパルスまたはスパイクを検出します。[パルス幅] タイプのトリガーを使用し、[最大幅] パラメーターを手動で設定することで、"グリッチ" タイプのトリガーを実装することができます。

    • 遷移 — 指定した範囲内または範囲外の時間間隔で上下の 2 つのレベルを立ち上がりまたは立ち下がりエッジが横切ったときにトリガーします。[レベル/タイミング] ペインで、有効な遷移時間の範囲を指定します。立ち上がり遷移の場合、信号が上方しきい値を横切ったときにスコープがトリガー イベントを検出します。遷移時間は、上方しきい値と下方しきい値の中間にある中央のしきい値を横切る時間です。

       遷移トリガーのプロット

    • ラント — ラント パルスがしきい値のいずれか片方のみを横切ったときにトリガーします。正極性ラント パルスの場合、信号が上方しきい値を横切らないうちに、信号が下方しきい値を 2 回目に横切ったときに、スコープがトリガー イベントを検出します。スコープは、以下の図に示すように、信号が下方しきい値を 1 回目に横切ったときと 2 回目に横切ったときの間の時間をラント幅として測定します。ラント幅は [最大幅][最小幅] です。最小幅よりも小さいラント パルス幅または最大幅よりも大きいラント パルス幅はトリガー イベントを生成しません。

       ラント トリガーのプロット

        メモ:   ウィンドウ タイプのトリガーを使って [極性][内部] に設定することにより、ラント タイプのトリガーを複製することもできます。

    • ウィンドウ — 入力信号が、上方しきい値と下方しきい値で定義される領域の内部または外部に一定の時間留まったときにトリガーします。

      内部ウィンドウの場合、信号が内部領域に入って出たときにスコープがトリガー イベントを検出します。外部ウィンドウの場合、信号が外部領域に入って出たときにスコープがトリガー イベントを検出します。

       内部ウィンドウ トリガーのプロット

       外部ウィンドウ トリガーのプロット

      スコープは、信号が上方または下方のしきい値を 2 回目に横切ったときにトリガー イベントを検出します。

    • タイムアウト — 入力信号が、指定した時間より長い間電圧しきい値より高いまたは低い状態を維持したときにトリガーします。タイムアウト トリガーの極性が [両方向] に設定され、タイムアウト時間が 7.50 秒に設定された場合、信号が最後にレベルしきい値を横切ってから 7.50 秒後にスコープがトリガー イベントを検出します。または、信号がレベルしきい値を横切った後、ヒステリシスで定義された境界の内側に信号が 7.50 秒間留まったとき、スコープがトリガー イベントを検出します。

       タイムアウト トリガーのプロット

  • 極性 — トリガー タイプの極性を選択します。[タイプ] で選択するオプションによって、極性で使用できるオプションが決まります。

    [タイプ][エッジ] の場合:

    • 立ち上がり — "立ち上がりエッジ"、すなわち Low 状態レベルから High 状態レベルへの遷移でトリガーします。

    • 立ち下がり — "立ち下がりエッジ"、すなわち High 状態レベルから Low 状態レベルへの遷移でトリガーします。

    • 両方 — 立ち上がりエッジと立ち下がりエッジの両方でトリガーします。

    [タイプ][パルス幅] の場合

    [タイプ][遷移] の場合

    • 立ち上がり時間 — 信号が下方しきい値から上方しきい値に遷移するまでの時間でトリガーします。

    • 立ち下がり時間 — 信号が上方しきい値から下方しきい値に遷移するまでの時間に基づいてトリガーします。

    • 両方 — 立ち上がり遷移または立ち下がり遷移に要する時間に基づいてトリガーします。

    [タイプ][ウィンドウ] の場合

    • 内部 — 信号が Low レベルと High レベルの内部に指定した期間留まったときにトリガーします。

    • 外部 — 信号が Low レベルと High レベルの外部に指定した期間留まったときにトリガーします。

    • 両方 — 内部/外部ウィンドウの両方でトリガーします。

    [タイプ][タイムアウト] の場合

    • 立ち上がり — 信号が基準レベルを下方から横切らなかったときにトリガーします。

    • 立ち下がり — 信号が基準レベルを上方から横切らなかったときにトリガーします。

    • 両方 — 信号が基準レベルをどちらの方向からも横切らなかったときにトリガーします。

[レベル/タイミング] ペインを使用すると、トリガー レベルとヒステリシス値を設定することができます。以下の表に示すように、[タイプ] で選択したオプションが、利用可能なレベル パラメーターとタイミング パラメーターに直接影響します。

トリガー タイプレベル パラメーター自動レベル設定タイミング パラメーター
エッジレベル、ヒステリシスレベル = 50%N/A
パルス幅ラント高、低高 = 90%、低 = 10%最小幅、最大幅
遷移ウィンドウ高、低高 = 90%、低 = 10%最小時間、最大時間
タイムアウトレベル、ヒステリシスN/Aタイムアウト

  • 自動レベル — [トリガー] パネルを有効にしてレベル パラメーターを自動的に選択します。トリガー タイプが [エッジ] に設定されている場合、このオプションにより [レベル] パラメーターがソース信号範囲の 50% に設定されます。トリガー [タイプ][タイムアウト] に設定されている場合、[トリガー] パネルにこのオプションは表示されません。トリガー [タイプ] がその他のメニュー項目に設定されている場合、[高] および [低] パラメーターが調整されます。[自動レベル] を選択すると、[高] パラメーターがソース信号範囲の 90% に設定され、[低] パラメーターがソース信号範囲の 10% に設定されます。

  • レベル (V) — トリガーレベル。ボルトで指定。このパラメーターは、[タイプ][エッジ] または [タイムアウト] に設定したときに表示されます。

  • ヒステリシス (V) — ヒステリシスまたはノイズ除去値を指定 (ボルト単位)。このパラメーターは、[タイプ][エッジ] または [タイムアウト] に設定したときに表示されます。信号がこの範囲内でジッターを起こしてトリガー レベルを瞬間的に横切った場合、スコープはイベントを登録しません。立ち上がり極性のエッジ トリガーの場合、スコープは、ヒステリシス領域内で信号がトリガー レベルを横切る時間を無視します。ヒステリシスの値を小さくすると、ヒステリシス領域サイズを狭くすることができます。信号とヒステリシスのレベルが再度同じになり、トリガー レベルまで上昇すると、2 番目のトリガー イベントが発生します。次の図を参照してください。

     ヒステリシスのプロット

  • 高 (V) — 正極性または High 状態レベルを表す値。ボルトで指定。このパラメーターは、タイプ[パルス幅][遷移][ラント] または [ウィンドウ] に設定したときに表示されます。

  • 低 (V) — 負極性または Low 状態レベルを表す値。ボルトで指定。このパラメーターは、タイプ[パルス幅][遷移][ラント] または [ウィンドウ] に設定したときに表示されます。

  • 最小幅 (秒) — 最小パルス幅。秒で指定。このパラメーターは、タイプ[パルス幅] または [ラント] に設定したときに表示されます。

  • 最大幅 (秒) — 最大パルス幅。秒で指定。このパラメーターは、タイプ[パルス幅] または [ラント] に設定したときに表示されます。

  • 最小時間 (秒) — 最小持続時間。秒で指定。このパラメーターは、タイプ[遷移] または [ウィンドウ] に設定したときに表示されます。

  • 最大時間 (秒) — 最大持続時間。秒で指定。このパラメーターは、タイプ[遷移] または [ウィンドウ] に設定したときに表示されます。

  • タイムアウト (秒) — タイムアウト期間 。秒で指定。このパラメーターは、[タイプ][タイムアウト] に設定したときに表示されます。

[遅延/ホールドオフ] ペインを使用すると、固定の遅延時間分だけトリガー位置をオフセットしたり、トリガー イベントが発生可能な最小間隔を設定することができます。

  • 遅延 (秒) — トリガー位置をオフセットする固定の遅延時間。秒で指定。このパラメーターは、トリガー イベントが発生してから信号が表示されるまでのスコープの待ち時間を制御します。

  • ホールドオフ (秒) — トリガー イベントが発生可能な最小間隔。秒で指定。この時間は、有効なトリガー イベントを検出した後にデータ収集を抑制するのに使用します。トリガーのホールドオフは、対象の信号がバーストしているときにトリガーが繰り返し発生しないようにします。

[カーソルの測定] パネル

[カーソルの測定] パネルは、スクリーン カーソルを表示します。パネルには、信号を測定するためのカーソルが 2 種類あります。波形カーソルは、信号に沿って移動する垂直方向のカーソルです。スクリーン カーソルは、表示の任意の場所に配置できる垂直および水平の両方向のカーソルです。

    メモ:   信号のデータ点が複数の値をもつ場合、その点におけるカーソルの測定は定義されず、カーソルの値は表示されません。

スコープのメニューから、[ツール][測定値][カーソルの測定] を選択します。または、スコープのツール バーで、[カーソルの測定] ボタンをクリックします。

[設定] ペインを使用して測定値の計算に使用するスクリーン カーソルの種類を変更できます。複数の信号が表示されているときは、トレースごとに個別にカーソルを割り当てることができます。

  • スクリーン カーソル — スクリーン カーソルを表示します (パワー スペクトルおよびパワー密度スペクトルのみ)。

  • 水平方向 — 水平方向のスクリーン カーソルを表示します (パワー スペクトルおよびパワー密度スペクトルのみ)。

  • 垂直方向 — 垂直方向のスクリーン カーソルを表示します (パワー スペクトルおよびパワー密度スペクトルのみ)。

  • 波形カーソル — 入力信号に付加されるカーソルを表示します (パワー スペクトルおよびパワー密度スペクトルのみ)。

  • カーソル間隔のロック — 2 つのカーソル間の周波数の差を固定します。

  • データにスナップ — 信号のデータ点にカーソルを置きます。

マウスまたは左右の方向キーで垂直カーソルまたは波形カーソルを、上下の方向キーで水平カーソルを動かすことができます。

[測定値] ペインには、時間と値の測定値が表示されます。

  • [1 |] — カーソル番号 1 の時間または値、あるいはその両方の表示または修正ができます。

  • [2 :] — カーソル番号 2 の時間または値、あるいはその両方の表示または修正ができます。

  • [Δt] — カーソル番号 1 と 2 との間の時差の絶対値を表示します。

  • [ΔV] — カーソル番号 1 と 2 との間の信号振幅の差の絶対値を表示します。

  • [1/Δt] — カーソル番号 1 と 2 との間の時差の絶対値の逆数 (比率) を表示します。

  • [ΔV/Δt] — カーソル間の時差の絶対値に対する、カーソル間の信号振幅の差の絶対値の比率 (範囲) を表示します。

[信号の統計] パネル

    メモ:   [信号の統計] パネルを使用するには、DSP System Toolbox または Simscape™ のライセンスが必要です。

[信号の統計] パネルには、選択した信号の最大値、最小値、ピーク間の差、平均値、中央値および RMS 値が表示されます。また、最大値および最小値が発生する x 軸のインデックスも表示されます。スコープのメニューから、[ツール][測定][信号の統計] を選択します。別の方法として、スコープのツール バーで、[信号の統計] ボタンをクリックします。

表示される統計は次になります。

  • [最大値] — 入力信号の表示部分内の最大値。この計測で使用するアルゴリズムの詳細は、MATLAB® 関数 max のリファレンスを参照してください。

  • [最小値] — 入力信号の表示部分内の最小値。この計測で使用するアルゴリズムの詳細は、MATLAB 関数 min のリファレンスを参照してください。

  • [ピーク ツー ピーク] — 入力信号の表示部分内の最大値と最小値の差。この計測で使用するアルゴリズムの詳細は、Signal Processing Toolbox™ 関数 peak2peak のリファレンスを参照してください。

  • [平均] — 入力信号の表示部分内のすべての値の平均値。この計測で使用するアルゴリズムの詳細は、MATLAB 関数 mean のリファレンスを参照してください。

  • [中央値] — 入力信号の表示部分内の中央値。この計測で使用するアルゴリズムの詳細は、MATLAB 関数 median のリファレンスを参照してください。

  • [RMS] — 入力信号の表示部分内の最大値と最小値の差が表示されます。この計測で使用するアルゴリズムの詳細は、Signal Processing Toolbox 関数 rms のリファレンスを参照してください。

スコープのズーム オプションを使用すると、信号の統計の測定は表示領域に表示される時間範囲に自動的に調整されます。たとえば、1 つのパルスにズームインして、[信号の統計] パネルにその特定のパルスのみに関する情報を表示させることができます。

信号の統計の測定は、任意の入力信号単位について有効です。milli- を表す m など、各測定の対応値の後の文字は、適切な国際単位系 (SI) の接頭辞を表します。たとえば、入力信号がボルトで測定される場合、測定値の横の m は、この値がミリボルト単位であることを表します。

[バイレベル測定] パネル

    メモ:   [バイレベル測定] パネルを使用するには、DSP System Toolbox または Simscape のライセンスが必要です。

[バイレベル測定] パネルには、選択した信号の遷移、オーバーシュート、アンダーシュートおよびサイクルに関する情報が表示されます。[バイレベル測定] パネルは表示/非表示が選択できます。スコープのメニューから、[ツール][バイレベル測定] を選択します。または、スコープのツール バーで、[バイレベル測定] ボタンを選択することもできます。

スコープのズーム オプションを使用すると、バイレベル測定は表示領域に表示される時間範囲に自動的に調整されます。たとえば、1 つの立ち上がりエッジにズームインし、[バイレベル測定] パネルにその特定の立ち上がりエッジのみに関する情報を表示させます。この機能は [高] および [低] の測定には適用されません。

[バイレベル測定] パネルは、4 つのペインに分割されており、それぞれ[設定][遷移][オーバーシュート/アンダーシュート] および [サイクル] というラベルが付けられています。各ペインを展開して使用できるオプションを確認できます。

[設定] ペインでは、遷移、オーバーシュート、アンダーシュートおよびサイクルに関わるさまざまな測定値を計算するのに使用されるプロパティを変更できます。次の図に示すように、High 状態レベル、Low 状態レベル、状態レベルの許容誤差、上位基準レベル、中央基準レベルおよび下位基準レベルを変更できます。

 バイレベル測定のプロット

  • [自動状態レベル] — このチェック ボックスが選択されていると、[バイレベル測定] パネルは、2 値波形の High 状態レベルと Low 状態レベルを自動検出します。このオプションに使用されるアルゴリズムについての詳細は、Signal Processing Toolbox 関数 statelevels のリファレンスを参照してください。このチェック ボックスがオフになっている場合は、High 状態レベルと Low 状態レベルの値を直接入力できます。

    • [高] — 正極性または High 状態レベルの値を手動で指定。

    • [低] — 負極性または Low 状態レベルの値を手動で指定。

  • [状態レベル許容誤差] — 各遷移の初期レベルと最終レベルが間に収まらなければならない、それぞれの状態レベルの許容誤差です。この値は、High と Low の状態レベル間の差をパーセント比として表します。

  • [上位基準レベル] — 立ち上がり時間の測定の終了または立ち下がり時間の測定開始の計算に使用されます。この値は、High と Low の状態レベル間の差をパーセント比として表します。

  • [中央基準レベル] — 遷移発生時間の決定に使用されます。この値は、High と Low の状態レベル間の差をパーセント比として表します。中央基準レベルは水平線で表示され、それに対応する中央基準レベル瞬時は垂直線で表示されます。

  • [下位基準レベル] — 立ち下がり時間の測定の終了または立ち上がり時間の測定の開始を計算するのに使用されます。この値は、High と Low の状態レベル間の差をパーセント比として表します。

  • [シーク整定] — 各遷移の発生時に、有効な整定時間を計算するのに使用される中央基準レベル瞬時後の期間。この値は、関数 settlingtime 実行時に設定可能な入力パラメーター D と等価です。整定時間は [オーバーシュート/アンダーシュート] ペインに表示されます。

[遷移] ペインには、High と Low という 2 つの可能な状態レベル値の間で変化する入力信号に対応して求められる、測定値が表示されます。遷移の測定値では、入力信号の振幅の単位はボルトとしています。遷移の測定値を有効するには、すべての入力信号をボルト単位に変換します。

2 値波形での立ち上がり遷移、または "立ち上がりエッジ" は、Low 状態レベルから High 状態レベルへの遷移です。立ち上がり遷移は、ゼロより大きい勾配値をもっています。テキスト ラベルの横にプラス記号 (+) がある場合はいつでも、この記号は、立ち上がりエッジに関連する測定、つまり Low 状態レベルから High 状態レベルへの遷移を指します。

2 値波形での立ち下がり遷移、または "立ち下がりエッジ" は、High 状態レベルから Low 状態レベルへの遷移です。立ち下がり遷移は、ゼロより小さい勾配値をもっています。テキスト ラベルの横にマイナス記号 (-) がある場合はいつでも、この記号は、立ち下がりエッジに関連する測定、つまり High 状態レベルから Low 状態レベルへの遷移を指します。

  • [高][時間範囲] パラメーターの期間にわたる、入力信号の高振幅の状態レベルです。[時間範囲] は、[ビジュアル - 時間領域プロパティ] ダイアログ ボックスの [メイン] タブまたは [時間] タブで設定できます。この計測で使用するアルゴリズムの詳細は、Signal Processing Toolbox 関数 statelevels のリファレンスを参照してください。

  • [低][時間範囲] パラメーターの期間にわたる、入力信号の低振幅の状態レベルです。[時間範囲] は、[ビジュアル - 時間領域プロパティ] ダイアログ ボックスの [メイン] タブまたは [時間] タブで設定できます。[時間範囲] が表示されるタブは、MATLAB System object™ と Simulink ブロックのどちらからこのスコープを起動したかによって異なります。この計測で使用するアルゴリズムについての詳細は、Signal Processing Toolbox 関数 statelevels のリファレンスを参照してください。

  • [振幅] — High 状態レベルと Low 状態レベル間の振幅の差。

  • [+ エッジ] — 入力信号の表示部分内でカウントされた正極性または立ち上がりのエッジの合計数。

  • [+ 立ち上がり時間] — 各立ち上がりエッジが下位基準レベルから上位基準レベルに達するのにかかる平均時間。この計測で使用するアルゴリズムの詳細は、Signal Processing Toolbox 関数 risetime のリファレンスを参照してください。

  • [+ スルー レート] — 入力信号の表示部分内の上位パーセント基準レベルと下位パーセント基準レベル内の各立ち上がりエッジ遷移ラインの平均勾配。スルー レートが計算された領域が灰色で表示されます。

    この計測で使用するアルゴリズムの詳細は、Signal Processing Toolbox 関数 slewrate のリファレンスを参照してください。

  • [- エッジ] — 入力信号の表示部分内でカウントされた負極性または立ち下がりエッジの合計数。

  • [- 立ち上がり時間] — 各立ち上がりエッジが下位基準レベルから上位基準レベルに達するのにかかる平均時間。この計測で使用するアルゴリズムの詳細は、Signal Processing Toolbox 関数 falltime のリファレンスを参照してください。

  • [– スルー レート] — 入力信号の表示部分内の上位パーセント基準レベルと下位パーセント基準レベル内の各立ち下がりエッジ遷移ラインの平均勾配。この計測で使用するアルゴリズムについての詳細は、Signal Processing Toolbox 関数 slewrate のリファレンスを参照してください。

[オーバーシュート/アンダーシュート] ペインには、入力信号の歪みと減衰を伴う、計算された測定値が表示されます。"オーバーシュート" および "アンダーシュート" は、信号がその最終的な定常値をそれぞれ上回るおよび下回る量を表します。"プレシュート" は、信号が初期定常値からの変化としての遷移を行う前の量を表します。次の図は、立ち上がりエッジ遷移のプレシュート、オーバーシュートおよびアンダーシュートを表します。

 オーバーシュート/アンダーシュートのプロット

  • + プレシュート — 各立ち上がり遷移の直前の領域にある平均最低逸脱。

  • + オーバーシュート — 各立ち上がり遷移の直後の領域にある平均最高逸脱。この計測で使用するアルゴリズムの詳細は、Signal Processing Toolbox 関数 overshoot のリファレンスを参照してください。

  • + アンダーシュート — 各立ち上がり遷移の直後の領域にある平均最低逸脱。この計測で使用するアルゴリズムの詳細は、Signal Processing Toolbox 関数 undershoot のリファレンスを参照してください。

  • + 整定時間 — 各立ち上がりエッジが High 状態レベルの許容誤差内に入り、整定シーク時間の残りの間そこに留まるために必要な平均時間。整定時間とは、中央基準レベル瞬時後、High 状態レベル周辺の許容誤差領域に信号が入ったまま留まるようになった時間です。このクロッシングを次の図に示します。

     整定時間のプロット

    整定シーク時間のパラメーターは、[設定] ペインで変更できます。この計測で使用するアルゴリズムの詳細は、Signal Processing Toolbox 関数 settlingtime のリファレンスを参照してください。

  • – プレシュート — 各立ち下がり遷移の直前の領域にある平均最高逸脱。

  • – オーバーシュート — 各立ち下がり遷移の直後の領域にある平均最高逸脱。この計測で使用するアルゴリズムについての詳細は、Signal Processing Toolbox 関数 overshoot のリファレンスを参照してください。

  • – アンダーシュート — 各立ち下がり遷移の直後の領域にある平均最低逸脱。この計測で使用するアルゴリズムについての詳細は、Signal Processing Toolbox 関数 undershoot のリファレンスを参照してください。

  • - 整定時間 — 各立ち下がりエッジが Low 状態レベルの許容誤差内に入り、整定シーク時間の残りの間そこに留まるために必要な平均時間。整定時間とは、中央基準レベル瞬時後、Low 状態レベル周辺の許容誤差領域に信号が入ったまま留まるようになった時間です。整定シーク時間のパラメーターは、[設定] ペインで変更できます。この計測で使用するアルゴリズムについての詳細は、Signal Processing Toolbox 関数 settlingtime のリファレンスを参照してください。

[サイクル] ペインには、入力信号の表示部分内の反復またはトレンドを計算した測定値が表示されます。

  • [周期] — 入力信号の表示部分内の同じ極性の隣接するエッジ間の平均時間。[バイレベル測定] パネルは周期を次のように計算します。ここでは、各正極性パルスの初回遷移とその次の立ち上がり遷移のそれぞれの中央基準レベル瞬時における差を取得します。これらの中央基準レベル瞬時は赤い点で表示されます。

    この計測で使用するアルゴリズムの詳細は、Signal Processing Toolbox 関数 pulseperiod のリファレンスを参照してください。

  • [周波数] — 平均周期の逆数。周期は通常、秒の測定方式のいずれかまたはサイクルあたりの秒数で測定されるのに対し、周波数は一般に Hz または毎秒あたりのサイクルで測定されます。

  • [+ パルス] — カウントされた正極性パルス数。

  • [+ 幅] — 入力信号の表示部分内の各正極性パルスの立ち上がりエッジと立ち下がりエッジ間の平均時間。この計測で使用するアルゴリズムの詳細は、Signal Processing Toolbox 関数 pulsewidth のリファレンスを参照してください。

  • [+ デューティ比] — 入力信号の表示部分内の各正極性パルスのパルス周期に対するパルス幅の平均比。この計測で使用するアルゴリズムの詳細は、Signal Processing Toolbox 関数 dutycycle のリファレンスを参照してください。

  • [- パルス] — カウントされた負極性パルス数。

  • [- 幅] — 入力信号の表示部分内の各負極性パルスの立ち上がりエッジと立ち下がりエッジ間の平均時間。この計測で使用するアルゴリズムについての詳細は、Signal Processing Toolbox 関数 pulsewidth のリファレンスを参照してください。

  • [- デューティ比] — 入力信号の表示部分内の各負極性パルスのパルス周期に対するパルス幅の平均比。この計測で使用するアルゴリズムについての詳細は、Signal Processing Toolbox 関数 dutycycle のリファレンスを参照してください。

[ピークの検出] パネル

    メモ:   [ピークの検出] パネルを使用するには、DSP System Toolbox または Simscape のライセンスが必要です。

[ピークの検出] パネルには最大値が表示され、その発生する x 軸上の値も示されます。ピークは、より低い値がピークの両側にある場合に、局所的最大値として定義されます。端点はピークとは見なされません。このパネルではピークしきい値、ピークの最大数、ピーク偏位の設定を変更できます。[ピークの検出] パネルは表示/非表示が選択できます。スコープ メニューから、[ツール][測定値][ピークの検出] を選択します。あるいは、スコープのツール バーで、[ピークの検出] ボタンをクリックします。

[ピークの検出] パネルは、2 つのペインに分割されており、それぞれ [設定] および [ピーク] というラベルが付けられています。各ペインを展開して使用できるオプションを確認できます。

[設定] パネルでは、入力信号の表示部分内のピーク値を計算するのに使用されるパラメーターを変更できます。このペインに使用されるアルゴリズムについての詳細は、『Signal Processing Toolbox findpeaks 関数リファレンス』を参照してください。

  • [ピークしきい値] — それを超えるとピークが検出されるレベル。この設定は、関数 findpeaks を実行するときに設定できる MINPEAKHEIGHT パラメーターと等価です。

  • [ピークの最大数] — 表示するピークの最大数。入力する値は 1 から 99 までのスカラー整数でなければなりません。この設定は、関数 findpeaks を実行するときに設定できる NPEAKS パラメーターと等価です。

  • [最小ピーク距離] — 隣接するピーク間のサンプルの最小数。この設定は、関数 findpeaks を実行するときに設定できる MINPEAKDISTANCE パラメーターと等価です。

  • [ピーク偏位] — ピークと隣接するサンプル間の高さの最小差。ピーク偏位の設定は、関数 findpeaks を実行する際に設定できるパラメーター THRESHOLD と等価です。

  • [ラベル形式] — プロット上の計算されたピーク値の隣に表示する座標。ピーク値を表示するには、[ピーク] ペインを展開し、対象のそれぞれのピークに対応するチェック ボックスを選択します。既定では、x 軸の値と y 軸の値の両方がプロット上に表示されます。表示領域上の各ピーク記号の隣に表示する軸の値を選択します。

    • [X+Y] — x 軸と y 軸の両方の値を表示します。

    • [X] — x 軸の値のみ表示します。

    • [Y] — y 軸の値のみ表示します。

[ピーク] ペインには計算された最大ピーク値のすべてが表示されます。[設定] ペインで定義したパラメーターを使用して、ピークが発生した座標も表示します。[ピークの最大数] パラメーターを設定し、一覧表示されるピークの数を指定します。

[値] 列に表示される数値は、関数 findpeaks の実行により返される出力引数 pks と等価です。第 2 列に表示される数値は、関数 findpeaks を実行すると返される出力引数 locs と同様です。

[ピークの検出] では、[ピーク] ペインにピーク値が表示されます。既定では、[ピークの検出] パネルでは、計算された最大ピーク値が [ピーク] ペインに、ピークの高い順に表示されます。[ピークの検出] でピーク値を表示するカテゴリと順序を並べ替えるには、降順に並べ替えるボタン ( ) を使用します。このボタンを再度クリックすると、ピークが昇順で並べ替えられます。これを行うと矢印の向きが変わり、昇順に並べ替えるボタン ( ) になります。並べ替えボタンが塗りつぶされている場合、ピーク値がボタン矢印の方向に現在並べ替えられていることを表します。並べ替えボタンが塗りつぶされていない場合 ( )、ピーク値はボタン矢印と反対の方向に並べ替えられています。[ピークの最大数] パラメーターもまた一覧表示されるピークの数を制御しています。

チェック ボックスを使用して、表示領域に表示するピーク値を制御します。既定ではすべてのチェック ボックスがオフになっており、[ピークの検出] パネルではすべてのピーク値が非表示となります。表示領域にすべてのピーク値を表示するには、[ピーク] ペインの左上隅にあるチェック ボックスをオンにします。表示領域ですべてのピーク値を非表示にするには、このチェック ボックスをオフにします。個々のピークを表示するには、そのピークの [値] リストの左にあるチェック ボックスをオンにします。個々のピークを非表示にするには、そのピークの [値] リストの左にあるチェック ボックスをオフにします。

ピークは入力信号のどの単位についても有効です。各測定の対応値の後に続く文字は、mmilli を表すなど、SI (国際単位系) の適切な接頭辞の省略形を表します。たとえば、入力信号がボルト単位で測定された場合、測定値の横にある m は値がミリボルト単位であることを示します。

[コンフィギュレーション プロパティ] ダイアログ ボックス

[コンフィギュレーション プロパティ] ダイアログ ボックスは Time Scope の表示に関するさまざまなプロパティを制御します。このダイアログ ボックスを開くには、Time Scope メニューから [表示][コンフィギュレーション プロパティ] を選択します。または、Time Scope ツール バーで [コンフィギュレーション プロパティ] ボタンをクリックします。

[メイン] ペイン

[コンフィギュレーション プロパティ] ダイアログ ボックスの [メイン] ペインは次のように表示されます。

シミュレーション開始時に開く

このチェック ボックスをオンにすると、シミュレーションの開始時に必ずスコープが開くようになります。次の表は、[シミュレーション開始時に開く] チェック ボックスと Scope の Figure との相互関係をまとめています。

シミュレーション開始時に開くモデル保存時の Scope の Figure のステータスScope の Figure が開く
オン閉じているシミュレーション開始時
オン開いているモデルの読み込み時
オフ閉じているモデルで Scope ブロック アイコンをダブルクリックしたときのみ
オフ開いているモデルの読み込み時

絶対パスを表示

このチェック ボックスをオンにすると、このモデルでこのスコープのパスがタイトル バーに表示されます。

入力端子の数

Scope ブロックの左側に表示する入力端子の数を指定します。[ファイル][入力端子の数] を使用して、入力端子の数を指定することもできます。

レイアウト

スコープ ウィンドウでのスコープ表示の配置を指定します。表示するスコープ座標軸の数と位置に合わせてグリッドをドラッグします。青で強調表示されたスコープ座標軸の表示領域は "アクティブな表示領域" と呼ばれます。スコープ ダイアログ ボックスはアクティブな表示領域を参照します。

サンプル時間

サンプル時間を秒単位でスカラー値として指定します。-1 と入力すると、サンプル時間は継承されます。サンプル時間の詳細については、「サンプル時間とは」および「サンプル時間のタイプ」を参照してください。

入力処理

Time Scope で入力信号が [チャネルとしての列 (フレーム ベース)] または [チャネルとしての要素 (サンプル ベース)] として扱われるかどうかを指定します。

フレームベースの処理は、離散入力信号に対してのみ使用できます。フレームベースの入力チャネルの詳細については、DSP System Toolbox ドキュメンテーションの「What Is Frame-Based Processing?」の節を参照してください。Time Scope ブロックとフレームベースの入力信号の使用例については、DSP System Toolbox ドキュメンテーションの「Display Time-Domain Data」の節を参照してください。

座標軸の最大化

スコープを座標軸の最大化モードで表示するかどうかを指定します。このモードでは、それぞれの座標軸は表示領域全体に合わせて拡張されます。表示スペースを確保するために、ラベルは表示されません。その代わり、プロットされたデータの上に目盛りの値が表示されます。以下のオプションのいずれかを選択します。

  • 自動 — このモードでは、すべての表示に対して Title および YLabel プロパティが空の場合にのみ、すべての表示で軸が最大化されて表示されます。これらのプロパティのどちらか一方にでも表示の値を入力すると、軸は最大化されません。

  • オン — このモードでは、すべての表示で座標軸が最大化されます。Title および YLabel プロパティに入力した値はすべて非表示になります。

  • [オフ] — このモードでは、いずれの座標軸も最大化されません。

このプロパティは「調整可能」です。

既定の設定は、[自動] です。

座標軸のスケーリング

スコープによる座標軸の自動スケーリングのタイミングを指定します。以下のオプションのいずれかを選択します。

  • 手動 — このオプションを選択すると、スコープは座標軸を自動的にスケーリングしません。次のいずれかの方法で、座標軸を手動でスケーリングできます。

    • [ツール][座標軸スケーリングのプロパティ] を選択します。

    • ツール バーの座標軸の範囲指定ボタンのいずれかを押します。

    • スコープの図がアクティブなウィンドウである場合に、Ctrl キーと A キーを同時に押します。

  • 自動 — このオプションを選択すると、シミュレーションの実行中および実行後にスコープが必要に応じて座標軸をスケーリングします。このオプションを選択すると、[Y 軸範囲を縮小させない] チェック ボックスが表示されます。

  • N 回の更新後 — このオプションを選択すると、指定した回数更新された後にスコープが座標軸をスケーリングします。このオプションは、スコープの表示が 1 つの軸のスケールから開始され、すぐに異なる定常状態の軸のスケールに到達する場合に、便利でより効率的です。このオプションを選択すると、[更新回数] エディット ボックスが表示されます。

既定の設定では、このプロパティは [自動] に設定されています。このプロパティは「調整可能」です。

[座標軸のスケーリング] - [設定] — ([コンフィギュレーション プロパティ][メイン] タブでのみ使用可能) [座標軸のスケーリング] プロパティの右にある [設定] リンクをクリックして追加の座標軸スケーリング プロパティを表示します。クリックすると、ラベルが [非表示] に変更されます。

既定の設定では、このプロパティは [自動] に設定されています。このプロパティは「調整可能」です。

更新回数

座標軸のスケーリングをトリガーする更新回数を正の整数で指定します。このプロパティは、[座標軸のスケーリング] プロパティに [N 回の更新後] を選択した場合にのみ表示されます。これは「調整可能」です。

Y 軸範囲を縮小させない

このプロパティを選択すると、座標軸のスケーリング処理中に y 軸は拡大のみが可能になります。このチェック ボックスをオフにすると、座標軸のスケーリング処理中に y 軸または色の範囲は縮小可能になります。

このプロパティは、[軸のスケーリング] プロパティに [自動] を選択した場合にのみ表示されます。[座標軸のスケーリング] プロパティが [手動] または [N 回の更新後] に設定されている場合は、y 軸または色の範囲を縮小できます。これは「調整可能」です。

座標軸の範囲を停止時にスケール

このチェック ボックスをオンにすると、シミュレーションが停止したときに座標軸がスケーリングされます。y 軸は常にスケーリングされます。x 軸の範囲は、[X 軸の範囲をスケール] チェック ボックスがオンのときのみスケーリングされます。

Y 軸のデータ範囲 (%)

座標軸のスケーリング時にスコープがデータの表示に使用する y 軸の割合をパーセントで設定します。有効な値は 1 ~ 100 です。たとえば、このプロパティを 100 に設定すると、y 軸の範囲全体をデータが使用するように、スコープが y 軸の範囲をスケーリングします。このプロパティを 30 に設定すると、y 軸の範囲の 30% のみをデータが使用するように、スコープが y 軸の範囲を拡大します。これは「調整可能」です。

Y 軸の整列

スコープで座標軸をスケーリングするときに y 軸に対してデータを整列する位置を指定します。選択できるのは [上][中央] または [下] です。これは「調整可能」です。

X 軸の範囲をオートスケール

座標軸をスケーリングする際に、スコープが x 軸の範囲をスケーリングできるようにするには、このチェック ボックスをオンにします。[座標軸のスケーリング][自動] に設定されている場合、[X 軸の範囲をオートスケール] チェック ボックスをオンにすると、データ バッファー内の全体の信号ではなく、現在軸内にあるデータのみがスケーリングされます。[X 軸の範囲をオートスケール] がオンであり、結果として得られる軸がスコープの範囲より大きい場合、トリガー位置のマーカーは表示されません。トリガーは、[トリガー]/[測定値] パネルを使用してコントロールします。これは「調整可能」です。

X 軸のデータ範囲 (%)

座標軸のスケーリング時にスコープがデータの表示に使用する x 軸の割合をパーセントで設定します。有効な値は 1 ~ 100 です。たとえば、このプロパティを 100 に設定すると、x 軸の範囲全体をデータが使用するように、スコープが x 軸の範囲をスケーリングします。このプロパティを 30 に設定すると、x 軸の範囲の 30% のみをデータが使用するように、スコープが x 軸の範囲を拡大します。x 軸に対するデータの配置を指定するには、x 軸の [整列] プロパティを使用します。

このプロパティが表示されるのは、[X 軸の範囲をスケール] チェック ボックスをオンにした場合だけです。これは「調整可能」です。

X 軸の整列

スコープが x 軸に対してデータをどのように整列するかを指定します。[左][中央] または [右] から選択して指定します。このプロパティが表示されるのは、[X 軸の範囲をスケール] チェック ボックスをオンにした場合だけです。これは「調整可能」です。

[時間] ペイン

[コンフィギュレーション プロパティ] ダイアログ ボックスの [時間] ペインは次のように表示されます。

時間範囲

事前定義のオプションを選択するか、または数値を秒単位で入力して時間範囲を指定します。以下のオプションのいずれかを選択します。

  • 自動 — Time Scope は時間範囲の time 軸の範囲の最大値と最小値を自動的に計算します。

    • time 軸の範囲の最小値 = シミュレーション「開始時間」

    • time 軸の範囲の最大値 = シミュレーション「終了時間」 + max(FrameRate * (FrameSize–1) / FrameSize)

    FrameSize は各入力信号の行数と等しいベクトルです。FrameRate は各フレームのサンプル時間の逆数です。Time Scope System object は time 軸の範囲の最小値と最大値を次のように計算します。

    • time 軸の範囲の最小値 = min(TimeDisplayOffset)

    • time 軸の範囲の最大値 = max(TimeDisplayOffset) + max(1/SampleRate.*FrameSize)

    ここで、TimeDisplayOffsetSampleRateは、それぞれのプロパティの値です。このプロパティは「調整可能」です。

  • 1 フレーム周期 — このモードでは、Time Scope は Time Scope ブロックへの入力信号のフレーム周期を使用します。このオプションは、[入力処理] パラメーターが [チャネルとしての列 (フレーム ベース)] に設定されている場合にのみ使用できます。このオプションは、[入力処理] パラメーターが [チャネルとしての要素 (サンプル ベース)] に設定されている場合には使用できません。

  • <ユーザー定義> — このモードでは、テキスト <user defined> を秒単位の数値と置き換えて時間範囲を指定します。

このプロパティの値と [時間表示オフセット] プロパティの値を使用して、スコープで time 軸の範囲が設定されます。これは「調整可能」です。

時間範囲オーバーラン アクション

表示されている時間範囲を超える新規データをスコープが表示する方法を指定します。以下のオプションのいずれかを選択します。

  • ラップ — このモードでは、新しいデータが time 軸の範囲の最大値に達するまでスコープはこのデータを表示します。データがスコープ ウィンドウで time 軸の範囲の最大値に到達すると、スコープは表示をクリアします。その後、スコープは時間オフセット値を更新し、後続のデータ ポイントの表示を time 軸の範囲の最小値から開始します。

  • スクロール — このモードでは、スコープは古いデータを左へスクロールして、新しいデータを表示するスペースをスコープ表示の右側に作ります。このモードはグラフィックスの負荷が高いので実行速度に影響が出る場合があります。ただし、デバッグや時変信号の監視には役立ちます。

このプロパティは「調整可能」です。

既定の設定は [ラップ] です。

時間単位

time 軸の表記で使用する単位を指定します。以下のオプションのいずれかを選択します。

  • 基準 — このモードでは、スコープは時間を time 軸上の時間を最も適切な測定単位に変換します。使用される単位には、ミリ秒、マイクロ秒、ナノ秒、分、日などがあります。スコープは、スコープ ウィンドウの time 軸の範囲の最小値と time 軸の範囲の最大値に基づいて適切な測定単位を選択します。

  • — このモードでは、スコープは time 軸上の単位を常に秒で表示します。

  • なし — このモードでは、スコープは time 軸上に単位を表示しません。time 軸には、Timeという単語のみが表示されます。

このプロパティは「調整可能」です。

既定の設定は、[基準] です。

時間表示オフセット

このプロパティを使用して、time 軸に表示する値を指定の秒数でオフセットします。スカラー値を指定すると、スコープはすべてのチャネルを同じようにオフセットします。オフセット値のベクトルを指定すると、スコープは各チャネルを個別にオフセットします。これは「調整可能」です。

長さ N の [時間表示オフセット] ベクトルを指定すると、スコープは入力チャネルを次のようにオフセットします。

  • N が入力チャネル数と等しい場合、スコープは各チャネルをオフセット ベクトルの対応する値に従ってオフセットします。

  • N が入力チャネル数より小さい場合、スコープはオフセット ベクトルで指定された値を最初の N 個の入力チャネルに適用します。スコープは残りのチャネルをオフセットしません。

  • N が入力チャネル数より大きい場合、スコープは各入力チャネルをオフセット ベクトルの対応する値に従ってオフセットします。スコープは、オフセット ベクトルにある、入力チャネルに対応しない値をすべて無視します。

スコープは、[時間表示オフセット] プロパティと [時間範囲] プロパティの値を使用して、time 軸の範囲を計算します。たとえば、[時間表示オフセット]5e-6[時間範囲]25e-6 に設定すると、スコープは time 軸の最小値を 5 秒、最大値を 30 秒に設定します。

同様に、値のベクトルを指定すると、スコープはベクトルの最小値を使用して time 軸の範囲の最小値を設定します。time 軸の範囲の最大値を設定するには、スコープはベクトルの最大値と [時間範囲] プロパティの値を合計します。詳細については、信号の表示を参照してください。

時間軸ラベル

time 軸の表記に使用する時間単位の表示方法を指定します。既定の設定は、[すべて] です。以下のオプションのいずれかを選択します。

  • すべて — time 軸ラベルはすべての表示領域で表示されます。

  • なし — time 軸ラベルは表示領域に表示されません。

  • 下部表示のみ — time 軸ラベルは表示領域の最下段にのみ表示されます。

これは「調整可能」です。

時間軸ラベルの表示

スコープ表示に時間軸ラベルを表示するには、このチェック ボックスをオンにします。このボックスがオフの場合、スコープの時間軸ラベルは表示されませんが、目盛りと時間軸の他の項目は表示されます。このチェック ボックスは、[時間軸ラベル][なし] の場合は使用できません。

表示ペイン

[コンフィギュレーション プロパティ] ダイアログ ボックスの [表示] ペインは次のように表示されます。

アクティブな表示

整数でアクティブ表示を指定し、関連するプロパティを取得または設定します。表示領域の番号は、その列方向の配置インデックスに対応します。このプロパティで、どの表示領域の座標軸の色、ラインのプロパティ、マーカーのプロパティ、表示/非表示を変更するかを制御します。「調整可能」

[レイアウト] オプションを使用してウィンドウを複数の表示領域に分けて並べて表示する場合、青で強調表示された表示領域は "アクティブな表示領域" と呼ばれます。既定の設定は 1 です。

タイトル

アクティブな表示領域のタイトルを文字列として指定します。「%<SignalLabel>」と入力し、Simulink モデルで信号ラベルを座標軸のタイトルとして使用します。既定では、アクティブな表示領域にはタイトルがありません。これは「調整可能」です。

凡例の表示

表示領域に凡例を表示する場合は、このチェック ボックスをオンにします。チャネルの凡例には、各入力信号の各チャネルの名前が表示されます。凡例が表示されたら、スコープ ウィンドウ内の任意の場所に配置できます。凡例を非表示にするには、[凡例の表示] チェック ボックスをオフにします。このパラメーターはスペクトルの [タイプ][パワー] または [パワー密度] の場合にのみ適用されます。「調整可能」

凡例内の任意のチャネル名は編集可能です。これを行うには、現在の名前をダブルクリックし、新しいチャネル名を入力します。既定では、スコープは各チャネルをその信号名またはチャネルが起因するブロック名のいずれかに従って名前を付けます。信号に複数のチャネルがある場合、スコープはインデックス番号を使用して信号の各チャネルを識別します。

Time Scope は、マスクされていないサブシステム内でラベル付けされた信号名は表示しません。マスクされていないサブシステムから派生する Scope ブロックへのすべての入力信号に対してラベル付けしなければなりません。

スコープ ウィンドウで入力信号のチャネルの外観を変更するには、メニューから [表示][スタイル] を選択します。

グリッド表示

このチェック ボックスをオンにすると、スコープの図の表示領域にグリッドが表示されます。グリッドを非表示にするには、このチェック ボックスをオフにします。これは「調整可能」です。

信号を振幅および位相としてプロット

このチェック ボックスをオンにすると、スコープは表示領域を振幅プロットと位相プロットに分割します。既定の設定では、このチェック ボックスはオフです。入力信号が複素数の値をもつ場合、スコープは実数部と虚数部を同一軸上にプロットします。次の図に示すように、これらの実数部と虚数部は同一軸上に異なる色の線で表示されます。

このチェック ボックスをオンにし、[適用] または [OK] ボタンをクリックすると、表示領域が変化します。入力信号の振幅は、上の座標軸に表示され、その位相は、下の座標軸に度単位で表示されます。下の図を参照してください。

この機能は、複素数値の入力信号の場合に役に立ちます。入力が実数値の信号である場合、このチェック ボックスをオンにすると、振幅について信号の絶対値が返されます。位相は、非負の入力の場合には 0°、負の入力の場合には 180°になります。これは「調整可能」です。

Y 軸範囲 (最小)

y 軸の最小値を指定します。これは「調整可能」です。

[信号を振幅および位相としてプロット] チェック ボックスをオンにすると、このプロパティの値が上の座標軸のゲイン プロットに常に適用されます。下の座標軸における位相プロットは、-180°の最小値に常に制限されます。

Y 軸範囲 (最大)

y 軸の最大値を指定します。これは「調整可能」です。

[信号を振幅および位相としてプロット] チェック ボックスをオンにすると、このプロパティの値が上の座標軸のゲイン プロットに常に適用されます。下の座標軸の位相プロットは、180 度の最大値に常に制限されます。

Y ラベル

スコープが y 軸の左側に表示するテキストを文字列として指定します。これは「調整可能」です。

このプロパティは、[信号を振幅および位相としてプロット] チェック ボックスをオンにすると非表示になります。このプロパティを有効にすると、y 軸のラベルは常に、上の座標軸では Magnitude として表示され、下の座標軸では Phase として表示されます。

[ログ] ペイン

[コンフィギュレーション プロパティ] ダイアログ ボックスの [ログ] ペインは次のように表示されます。

データ点の制限

Scope が収集するデータ点の数を指定します。Scope のズーム操作および自動スケーリング操作はデータ履歴に基づいて行われます。データ点の数が 1,000 に制限されている場合にシミュレーションで 2,000 個のデータ点が生成されると、表示の再生成で使用できるのは最後の 1,000 個のみとなります。

    メモ:   [データ点の制限] チェック ボックスをオンにしない場合、シミュレーションでシミュレーション履歴全体が格納されるため、MATLAB で消費されるメモリは定常的に増えていきます。メモリ不足エラーが発生する可能性があります。メモリはシステムで利用可能な容量に制限されます。

    [終了時間]inf に設定されているシミュレーションでは、常に [データ点の制限] チェック ボックスをオンにして値を入力してください。

間引き

このチェック ボックスをオンにすると、スコープは N 番目ごと (N は指定した間引き係数) のデータ点を記録します。

既定の設定はオフになっており、ログ データは間引きされません。オンにする場合、既定の間引きレートは 2 になります。

ワークスペースにデータのログを作成

このチェック ボックスをオンにすると、スコープは [保存形式] で選択した形式でデータを記録します。

既定の設定はオフになっており、データは記録されません。

変数名

スコープがデータを記録する MATLAB ワークスペース内の変数の名前を文字列で指定します。既存の変数がある場合は上書きされます。

保存形式

ログ データを保存する形式を選択します。特に指定がない限り、単一端子と複数端子のデータ、サンプルベースとフレームベースのデータ、可変サイズのデータ、MAT ファイルのログ、エクスターナル モードのアーカイブのログ データを保存できます。

    メモ:   ディセーブルになっているサブシステム内に Scope がある場合、Scope の表示で不連続性が見られることがあります。ワークスペースに記録されたデータにこれらの不連続性の値は含まれません。

[保存形式] で有効な値は次のとおりです。

  • 時間付き構造体 — ログ データを時間の情報が関連付けられた構造体として MATLAB ワークスペースに保存します。[時間付き構造体] 形式はマルチレート データをサポートしません。

  • 構造体 — ログ データを構造体として MATLAB ワークスペースに保存します。[構造体] 形式はマルチレート データをサポートしません。

  • 配列 — ログ データを時間の情報が関連付けられた配列として MATLAB ワークスペースに保存します。[配列] 形式は、複数端子のサンプルベース データ、単一端子または複数端子のフレームベース データ、可変サイズ データ、マルチレート データをサポートしません。

  • データセット — ログ データをデータセット オブジェクトとして MATLAB ワークスペースに保存します。[データセット] 形式は、可変サイズのデータ、MAT ファイルのログ、エクスターナル モードのアーカイブには対応していません。詳細は、Simulink.SimulationData.Datasetを参照してください。

データ点の制限

[データ点の制限] はスコープがプロットして保存するデータ値の数を制限します。この制限は正の整数として指定します。フレームベースの信号では、データ値の数はフレーム サイズにフレーム内のデータ値の数を乗算した数です。制限はスコープで使用される各信号に適用されます。シミュレーションの最後のデータ値が使用されます。サンプル時間が短い場合などにこのパラメーターを選択すると、信号のプロットがシミュレーション全体の時間範囲よりも短くなる可能性があります。Stop time が Inf に設定されているシミュレーションでは、常に [データ点の制限] を選択してください。

既定の設定はオフになっており、すべてのデータが保存されます。オンの場合、既定では最後の 5000 データ点になっています。

スタイル ダイアログ ボックス

[表示][スタイル]、または [コンフィギュレーション プロパティ] ボタンの下にあるドロップダウンの [スタイル] ボタン ( ) を選択して [スタイル] ダイアログ ボックスを開きます。このダイアログ ボックスで、表示領域の Figure の色、背景の座標軸の色、前景の座標軸の色およびラインのプロパティを変更できます。

プロパティ

[スタイル] ダイアログ ボックスで、スコープの Figure に関する次のプロパティを変更できます。

Figure の色

スコープの Figure の背景に適用する色を指定します。既定では、Figure の色は灰色です。

プロット タイプ

使用するプロットのタイプを指定します。既定の設定は [ライン] です。[プロット タイプ] の有効な値は次のとおりです。

  • [ライン] — サンプリングされた値のそれぞれを結ぶラインとして入力信号を表示します。この方法は、MATLAB 関数の line または plot の機能に似ています。

  • [階段状プロット] — 入力信号を "階段状" のグラフとして表示します。階段状グラフは、水平線と垂直線でのみ構成されています。各水平線は、離散サンプル期間の信号値を表し、2 本の垂直線に接続されます。各垂直線は、サンプルに発生している値の変化を表します。この方法は、MATLAB の関数 stairs と同等です。階段状プロットは、デジタル的にサンプリングされたデータの時間履歴のグラフを描画する際に有効です。

  • [自動] — 連続信号の場合は入力信号を線グラフとして表示し、離散信号の場合は入力信号を階段状グラフとして表示します。

このプロパティは「調整可能」です。

アクティブな表示

整数でアクティブ表示を指定し、関連するプロパティを取得または設定します。表示領域の番号は、その列方向の配置インデックスに対応します。このプロパティで、どの表示領域の座標軸の色、ラインのプロパティ、マーカーのプロパティ、表示/非表示を変更するかを制御します。「調整可能」

[レイアウト] オプションを使用してウィンドウを複数の表示領域に分けて並べて表示する場合、青で強調表示された表示領域は "アクティブな表示領域" と呼ばれます。既定の設定は 1 です。

Axes の色

アクティブな表示領域の座標軸の背景に適用する色を指定します。

ラインのプロパティ

可視性、ラインのプロパティおよびマーカーのプロパティを変更する信号を指定します。

表示

アクティブな表示領域上で選択された信号を表示するかどうかを指定します。このチェック ボックスをオフすると、ラインが非表示になります。

ライン

アクティブな表示領域における選択された信号の、ラインのスタイル、幅および色を指定します。

マーカー

アクティブな表示領域上で選択された信号のマークをデータ点で表示するように指定します。このプロパティは、MATLAB Handle Graphics® プロット オブジェクトの Marker プロパティに似ています。ドロップダウン リストからマーカー記号を選択できます。

ステップ オプション

[シミュレーション][ステップ オプション] を選択して [シミュレーション ステップ オプション] ダイアログ ボックスを開きます。ステップ バックが無効になっている場合、Time Scope ツール バーで [1 ステップ戻る] ボタンをクリックします。このダイアログ ボックスでは、指定時間でのシミュレーションの一時停止、ステップ バック機能の有効化およびステップ バック オプションの指定を行うことができます。また、ステップを進めたり戻したりする場合のステップ数も変更することができます。

[シミュレーション ステップ オプション] ダイアログ ボックスは Time Scope に固有ではありません。任意の Simulink モデルから起動することもできます。Simulink モデルからこのダイアログ ボックスを開くには、[シミュレーション][ステップ オプション] を選択します。詳細については、Simulink ドキュメンテーションの「シミュレーション ステップ オプション」を参照してください。

ステップ バック機能を有効にする

このチェック ボックスをオンにして、スコープで時間のステップ バックを有効にします。オンにすると、スコープでシミュレーション ツール バーにある [1 ステップ戻る] ボタン ( ) が有効になります。

保存するバック ステップの最大数

スコープがメモリに保存するバック ステップの最大数を指定します。シミュレーション速度を最大にするには、このプロパティの値を小さくします。既定の設定は 10 です。

保存するバック ステップ間の間隔

スコープがステップを戻すためにメモリに保存するバック ステップ間のステップ数を指定します。メモリの使用量を増加させずにバック ステップ間の間隔を増やすには、このプロパティに大きい数値を設定します。既定の設定は 1 です。

戻る/進むステップ数

[1 ステップ進む] ( ) ボタンおよび [1 ステップ戻る] ( ) ボタンをクリックしたときに Scope が進むまたは戻るステップ数を指定します。既定の設定は 1 です。

次の時間に達したときにシミュレーションを一時停止

このチェック ボックスをオンにすると、Scope が指定時間に達するとシミュレーションを一時停止するようにできます。Scope を一時停止する時間を指定します。

ツール — 座標軸スケーリングのプロパティ

[ツール][座標軸スケーリングのプロパティ] を選択して [座標軸スケーリングのプロパティ] ダイアログ ボックスを開きます。このダイアログ ボックスを使用すると、データに自動的にズーム インおよびズーム アウトしたり、スコープの座標軸をスケーリングできるようになります。

プロパティ

[ツール] の [座標軸スケーリングのプロパティ] ダイアログ ボックスの表示は、次のとおりです。

座標軸のスケーリング

スコープによる座標軸の自動スケーリングのタイミングを指定します。以下のオプションのいずれかを選択します。

  • 手動 — このオプションを選択すると、スコープは座標軸を自動的にスケーリングしません。次のいずれかの方法で、座標軸を手動でスケーリングできます。

    • [ツール][座標軸スケーリングのプロパティ] を選択します。

    • ツール バーの座標軸の範囲指定ボタンのいずれかを押します。

    • スコープの図がアクティブなウィンドウである場合に、Ctrl キーと A キーを同時に押します。

  • 自動 — このオプションを選択すると、シミュレーションの実行中および実行後にスコープが必要に応じて座標軸をスケーリングします。このオプションを選択すると、[Y 軸範囲を縮小させない] チェック ボックスが表示されます。

  • N 回の更新後 — このオプションを選択すると、指定した回数更新された後にスコープが座標軸をスケーリングします。このオプションは、スコープの表示が 1 つの軸のスケールから開始され、すぐに異なる定常状態の軸のスケールに到達する場合に、便利でより効率的です。このオプションを選択すると、[更新回数] エディット ボックスが表示されます。

既定の設定では、このプロパティは [自動] に設定されています。このプロパティは「調整可能」です。

Y 軸範囲を縮小させない

このプロパティを選択すると、座標軸のスケーリング処理中に y 軸は拡大のみが可能になります。このチェック ボックスをオフにすると、座標軸のスケーリング処理中に y 軸または色の範囲は縮小可能になります。

このプロパティは、[軸のスケーリング] プロパティに [自動] を選択した場合にのみ表示されます。[座標軸のスケーリング] プロパティが [手動] または [N 回の更新後] に設定されている場合は、y 軸または色の範囲を縮小できます。これは「調整可能」です。

更新回数

座標軸のスケーリングをトリガーする更新回数を正の整数で指定します。このプロパティは、[座標軸のスケーリング] プロパティに [N 回の更新後] を選択した場合にのみ表示されます。これは「調整可能」です。

座標軸の範囲を停止時にスケール

このチェック ボックスをオンにすると、シミュレーションが停止したときに座標軸がスケーリングされます。y 軸は常にスケーリングされます。x 軸の範囲は、[X 軸の範囲をスケール] チェック ボックスがオンのときのみスケーリングされます。

Y 軸のデータ範囲 (%)

座標軸のスケーリング時にスコープがデータの表示に使用する y 軸の割合をパーセントで設定します。有効な値は 1 ~ 100 です。たとえば、このプロパティを 100 に設定すると、y 軸の範囲全体をデータが使用するように、スコープが y 軸の範囲をスケーリングします。このプロパティを 30 に設定すると、y 軸の範囲の 30% のみをデータが使用するように、スコープが y 軸の範囲を拡大します。これは「調整可能」です。

Y 軸の整列

スコープで座標軸をスケーリングするときに y 軸に対してデータを整列する位置を指定します。選択できるのは [上][中央] または [下] です。これは「調整可能」です。

X 軸の範囲をオートスケール

座標軸をスケーリングする際に、スコープが x 軸の範囲をスケーリングできるようにするには、このチェック ボックスをオンにします。[座標軸のスケーリング][自動] に設定されている場合、[X 軸の範囲をオートスケール] チェック ボックスをオンにすると、データ バッファー内の全体の信号ではなく、現在軸内にあるデータのみがスケーリングされます。[X 軸の範囲をオートスケール] がオンであり、結果として得られる軸がスコープの範囲より大きい場合、トリガー位置のマーカーは表示されません。トリガーは、[トリガー]/[測定値] パネルを使用してコントロールします。これは「調整可能」です。

X 軸のデータ範囲 (%)

座標軸のスケーリング時にスコープがデータの表示に使用する x 軸の割合をパーセントで設定します。有効な値は 1 ~ 100 です。たとえば、このプロパティを 100 に設定すると、x 軸の範囲全体をデータが使用するように、スコープが x 軸の範囲をスケーリングします。このプロパティを 30 に設定すると、x 軸の範囲の 30% のみをデータが使用するように、スコープが x 軸の範囲を拡大します。x 軸に対するデータの配置を指定するには、x 軸の [整列] プロパティを使用します。

このプロパティが表示されるのは、[X 軸の範囲をスケール] チェック ボックスをオンにした場合だけです。これは「調整可能」です。

X 軸の整列

スコープが x 軸に対してデータをどのように整列するかを指定します。[左][中央] または [右] から選択して指定します。このプロパティが表示されるのは、[X 軸の範囲をスケール] チェック ボックスをオンにした場合だけです。これは「調整可能」です。

最初のいくつかの例では、Time Scope ブロックを使って時間領域でさまざまな入力信号を表示する方法を説明します。

残りの例では、Time Scope の Figure で測定値パネルを使用して入力信号に関する情報を収集する方法を説明します。

例: 複素数値の入力信号の表示

MATLAB コマンド プロンプトで「ex_timescope_complexinp」と入力してモデル例を開きます。次の Simulink モデルが表示されます。

既定の設定では、入力が複素数値の信号の場合、Time Scope は同じ座標軸上で実数部と虚数部をプロットします。これらの実数部と虚数部は、同じアクティブな表示領域内の同じ座標軸上で異なる色のラインとして表示されます。次の図に示すように、モデルを実行して時間領域の出力を表示します。

[コンフィギュレーション プロパティ] ダイアログ ボックスは Scope の表示の視覚的なコンフィギュレーション設定を制御します。このダイアログ ボックスを開くには、Scope メニューから [表示][コンフィギュレーション プロパティ] を選択します。[表示] タブに移動します。[信号を振幅および位相としてプロット] チェック ボックスをオンにすると、Scope が入力信号の振幅と位相をプロットするように指定できます。振幅と位相は同じアクティブな表示領域内で 2 つの個別の座標軸として表示されます。このチェック ボックスをオンにしてから [OK] をクリックします。アクティブな表示領域で、入力信号の振幅が上部の座標軸に表示されます。信号位相は度単位で下部の座標軸に表示されます。下の図を参照してください。

例: サイズが変更される入力信号の表示

MATLAB コマンド プロンプトで「ex_timescope_varsize」と入力してモデル例を開きます。次の Simulink モデルが表示されます。

この例では、Time Scope ブロックに対する入力信号のサイズがシミュレーションの進捗と共に変化します。シミュレーション時間が 5 秒より短い場合、Time Scope は Switch ブロックの 3 番目の入力端子に接続されている信号をプロットします。ここでの信号の次元は 1 行 2 列です。5 秒を過ぎると、Time Scope は Switch ブロックの 1 番目の入力端子に接続されている信号をプロットします。ここでの信号の次元は 1 行 3 列です。次の図に示すように、モデルを実行して時間領域の出力を表示します。

この図からわかるように、表示領域の 3 番目の赤色のラインは 5 秒を過ぎてから表示されます。

例: Simulink 列挙型入力信号の表示

MATLAB コマンド プロンプトで「ex_timescope_slenum」と入力してモデル例を開きます。次の Simulink モデルが表示されます。

この例では、Simulink は Simulink 列挙データ型である変数 x を MATLAB ワークスペースからインポートします。この変数を作成するコマンドはモデル プリロード関数内にあるため、この変数はモデルの読み込み時に作成されます。これらのコマンドを表示するには、Simulink メニューで [ファイル][モデル プロパティ][モデル プロパティ] を選択します。[コールバック] タブをクリックすると、次の MATLAB コード行が表示されます。

if ~exist('BasicColors','class')
    Simulink.defineIntEnumType('BasicColors', ...
        {'Red', 'Yellow', 'Blue'}, ...
        [0;1;2], ...
        'Description', 'Basic colors', ...
        'DefaultValue', 'Blue', ...
        'AddClassNameToEnumNames', true);
end
x = [BasicColors(0), BasicColors(2), BasicColors(1)];

Signal from Workspace ブロックのサンプル時間は 3 秒です。したがって、入力信号は 3 秒ごとにベクトル x の次の値へと変化します。次の図に示すように、モデルを実行して時間領域の出力を表示します。

この図からわかるように、y 軸に赤、黄、青で振幅の単位が示されています。この入力信号値は 3 秒で赤から青へ、6 秒で青から黄へと変化します。

例: [バイレベル測定] パネルのクロック入力信号での使用

MATLAB コマンド プロンプトで「ex_timescope_clockex」と入力してモデル例を開きます。次の Simulink モデルが表示されます。

この例では、Simulink は変数 x を MATLAB ワークスペースからインポートします。この変数を作成するコマンドは関数 Preload 内にあるため、この変数はモデルの読み込み時に作成されます。これらのコマンドを表示するには、Simulink メニューで [ファイル][モデル プロパティ][モデル プロパティ] を選択します。[モデル プロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。[コールバック] タブをクリックします。次の MATLAB コード行が表示されます。

load clockex;
ts = t(2)-t(1);

モデルを実行して時間領域の出力を表示します。[バイレベル測定] パネルを表示するために、Time Scope メニューで [ツール][測定値][バイレベル測定] を選択します。[遷移] ペインを折りたたむために、ラベルの隣のペイン折りたたみボタン ( ) をクリックします。[設定] ペインと [オーバーシュート/アンダーシュート] ペインを展開するために、各ラベルの隣のペイン展開ボタン ( ) をクリックします。次の図で示されるように、Time Scope の Figure が表示されます。

この図からわかるように、立ち上がりエッジの値 [整定時間] パラメーターは最初は表示されません。これは、[シーク整定] パラメーターの既定値がこの例では大きすぎることが原因です。この場合、シーク整定時間がシミュレーション全体の時間よりも長くなっています。シーク整定の値 2e-6 を入力して Enter キーを押します。Time Scope の立ち上がりエッジ整定時間の値の表示が 118.392 ns になります。

この表示された整定時間の値は、実際には、5 つの立ち上がりエッジの整定時間すべての統計的な平均です。1 つの立ち上がりエッジだけの整定時間を表示するために、その遷移を拡大することができます。Time Scope ツール バーで、[X 軸ズーム] ボタン ( ) をクリックします。time 軸上の 2 マイクロ秒付近の表示領域をクリックします。右方向へドラッグして time 軸上の 4 マイクロ秒付近でボタンを放します。次の図に示すように、Time Scope は立ち上がりエッジ [整定時間] の値を更新して新しい時間ウィンドウに反映します。

例: ピークの検出を使用した ECG 入力からの心拍数の検出

MATLAB コマンド プロンプトで「ex_timescope_heartbeat」と入力してモデル例を開きます。次の Simulink モデルが表示されます。

この例では、Simulink は変数 mhb を MATLAB ワークスペースからインポートします。変数 mhb を作成するコマンドは関数 Preload 内にあるため、変数 mhb はモデルの読み込み時に作成されます。これらのコマンドを表示するには、Simulink メニューで [ファイル][モデル プロパティ][モデル プロパティ] を選択します。[モデル プロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。[コールバック] タブをクリックします。次の MATLAB コード行が表示されます。

x1 = 3.5*ecg(2700).';
y1 = sgolayfilt(kron(ones(1,13),x1),0,21);
n = (1:30000)';
del = round(2700*rand(1));
mhb = y1(n + del);
ts = 0.00025;

この例では Signal Processing Toolbox の Savitzky-Golay フィルター (sgolayfilt) を使用します。詳細については、「sgolaydemo」と入力して例を実行してください。

モデルを実行して時間領域の出力を表示します。[ピークの検出] パネルを表示するには、Time Scope メニューで [ツール][測定値][ピーク検出] を選択します。[設定] ペインを展開するために、ラベルの隣のペイン展開ボタン ( ) をクリックします。[ピークの最大数] の値 10 を入力し、Enter キーを押します。これで、次の図のように、Time Scope の [ピーク] ペインに 10 個のピーク振幅値およびその発生した時刻の一覧が表示されます。

ピーク値の一覧からわかるように、各心拍の間に 0.675 秒の一定の時間差があります。したがって、ECG 信号の心拍数は次のようになります。

サポートされているデータ型

端子サポートされているデータ型

Input

  • 倍精度浮動小数点

  • 単精度浮動小数点

  • 固定小数点 (符号付きおよび符号なし)

  • boolean

  • 8、16、32 ビット符号付き整数

  • 8、16、32 ビット符号なし整数

  • Simulink 列挙型

サポートされているシミュレーション モード

Scope ブロックは、以下のサポートされるシミュレーション モードを実行しているモデルで使用することができます。

モードサポート注意と制限

ノーマル

あり

 

アクセラレータ

あり

 

ラピッド アクセラレータ

あり

Simulink モデルの実行速度を上げる 1 つの方法として、ラピッド アクセラレータ モードを使用することができます。ラピッド アクセラレータ モードでは、ソルバー メソッドとモデル メソッドを含む実行可能ファイルが作成されます。この実行可能ファイルは、MATLAB と Simulink の外部にあります。ラピッド アクセラレータ モードは、エクスターナル モードを使用して Simulink と通信します。アクセラレータ モードの詳細は、Simulink ドキュメンテーションの「速度の向上」を参照してください。

PIL

なし

 

SIL

なし

 

エクスターナル

あり

エクスターナル モードを使用すると、ブロック パラメーターをリアルタイムで調整して、さまざまなタイプのブロックおよびサブシステムでブロックの出力を表示できます。エクスターナル モードでは、Simulink 環境があるホスト システムと、コード生成とビルド プロセスの後に実行可能ファイルが実行されるターゲット システムとの間の通信が確立されます。エクスターナル モードの詳細については、Simulink Coder™ ドキュメンテーションの「ホスト/ターゲット通信チャネルの設定と使用」を参照してください。

スコープはデータ アーカイブをサポートしません。Simulink Desktop Real-Time™ ドキュメンテーションのを参照してください。

これらのモードの詳細については、Simulink ドキュメンテーションの「アクセラレータ モードの動作」を参照してください。

R2006a より前に導入

この情報は役に立ちましたか?