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Edge Detector

ゼロから非ゼロ値への遷移の検出

  • Edge Detector block

ライブラリ:
DSP System Toolbox / Signal Management / Switches and Counters

説明

Edge Detector ブロックは、特定の出力チャネルにおいて、対応する入力のチャネルがゼロから非ゼロ値に遷移するとインパルス (値 1) を生成します。入力がゼロから非ゼロ値に遷移しない場合、ブロックは対応する出力チャネルでゼロを生成します。

このブロックは、固定ステップの離散時間信号のみをサポートします。連続信号はサポートされません。

出力の次元とサンプル レートは入力と同じです。[入力処理] パラメーターを [チャネルとしての列 (フレーム ベース)] に設定した場合、ブロックは 2 つの連続するフレームに分割されたエッジを非ゼロ値を含むフレームでカウントします。たとえば、最初のフレームの最後がゼロで、2 番目のフレームの最初が非ゼロ値である場合、ブロックはエッジを 2 番目のフレームでカウントします。

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Edge Detector ブロックを使用して信号内のエッジを検出します。

ex_edgedetector_ref モデルでは、Edge Detector ブロックの [入力処理] パラメーターが [Columns as channels (frame based)] に設定されています。したがって、ブロックは 3 行 2 列の入力をフレーム サイズが 3 のマルチチャネル信号として解釈します。Matrix Concatenate ブロックは、元の信号の 2 つの入力チャネルを Edge Detector ブロックの 2 つの出力チャネルと連結して、4 チャネルのワークスペース変数 sp_examples_yout を作成します。

次の図に示すように、ブロックはチャネル 1 のサンプル 7 とチャネル 2 のサンプル 2、5、および 9 でエッジを検出します。

モデルを閉じると、変数 "sp_examples_yout" がワークスペースからクリアされます。

端子

入力

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入力信号をベクトルまたは行列として指定します。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | uint8 | uint16 | uint32 | Boolean | fixed point | enumerated

出力

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ブロックは、エッジ検出器の出力をベクトルまたは行列として返します。

入力データ型によっては、boolean のサポートが有効か無効かに関係なく、ブロックがブール値を出力することがあります。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | uint8 | uint16 | uint32 | Boolean | fixed point | enumerated

パラメーター

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ブロックで入力を処理する方法を指定します。これらのパラメーターは、以下のいずれかのオプションに設定することができます。

  • チャネルとしての列 (フレーム ベース) (既定の設定) — このオプションを選択すると、ブロックは入力の各列を別々のチャネルとして扱います。

  • チャネルとしての要素 (サンプル ベース) — このオプションを選択する場合、ブロックは入力の各要素を別々のチャネルとして扱います。

ブロックの特性

データ型

Boolean | double | fixed point | integer | single

直達

なし

多次元信号

なし

可変サイズの信号

なし

ゼロクロッシング検出

なし

拡張機能

固定小数点の変換
Fixed-Point Designer™ を使用して固定小数点システムの設計とシミュレーションを行います。

バージョン履歴

R2006a より前に導入