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dfilt.cascade

離散時間フィルターのカスケード

構文

hd = dfilt.cascade(filterobject1,filterobject2,...)

説明

hd = dfilt.cascade(filterobject1,filterobject2,...) は、filterobject1filterobject2 などの 2 つ以上のフィルター オブジェクトを直列に相互接続した cascade タイプの離散時間フィルター オブジェクト hd を返します。dfilt.cascade は、dfilt オブジェクト (離散時間フィルター) の任意の組み合わせのほか、Farrow フィルター オブジェクトもカスケードの対象として受け入れます。

標準の表記法を使用して 1 つ以上のフィルターをカスケード接続できます。

cascade(hd1,hd2,...)

ここでの hd1hd2 などについては、dfilt オブジェクトと他のフィルター オブジェクトのような、タイプの混在が許容されます。

hd1hd2 などは、固定小数点フィルターにすることができます。カスケード内のすべてのフィルターは同じ算術形式 (doublesingle、または fixed) でなければなりません。返されるフィルター オブジェクト hd は、カスケード接続されたフィルターの形式を継承します。

ローパス フィルターとハイパス フィルターをカスケード接続して、バンドパス フィルターを作成します。

[b1,a1]=butter(8,0.6);				% Lowpass
[b2,a2]=butter(8,0.4,'high');		% Highpass
h1=dfilt.df2t(b1,a1);
h2=dfilt.df2t(b2,a2);
hcas=dfilt.cascade(h1,h2);			% Bandpass with passband 0.4-0.6
% View stage 1 with hcas.Stage(1)

バージョン履歴

R2011a で導入