キュー

この例では次を使用します。

この例では、選択スイッチのシステムを使用して Queue ブロックでキューの要素をプッシュおよびポップする方法を示します。

用途

キューには実際的な用途が多数あります。キューは、限られた帯域幅チャネルでの通信トラフィックを検討するモデルで使用されたり、未知数のクライアントを限られたリソースで処理するような用途で使用されます。簡単な例としては、銀行の窓口に並んだ人々などがあります。

キューは、配信の信頼性を高めるためにメッセージングシステムで使用されます。マルチタスクシステムでは、限られたシステムリソースに対する要求のバッファーにも使用されます。

例の検証

Triggered Signal From Workspace ブロックからの信号を更新し、Queue ブロックの Push 端子をトリガーするには、モデルの実行中に [Push Next Input] スイッチを切り替えます。信号がブロックの FIFO レジスタにプッシュされ、[Input Data] 表示に示されます。次に、[Pop Queue] スイッチを切り替えて、Queue ブロックの Pop 端子をトリガーします。これにより、ブロックは FIFO レジスタから出力するようになります。出力信号は、[Queue Data] 表示に示されます。

[Queue Status] 表示には、キューの FIFO の状態が示されます。Queue ブロックは、最大 3 つの信号サンプルを保存するように設定されています。ブロックのレジスタサイズパラメーターでこの値を変更し、FIFO での信号の入力および出力に伴う Queue ブロックの空およびフルの状態の動作を観察してください。

参考

ブロック

Queue