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wait

ジョブの状態が変わるまで待機

説明

wait(j) は、j オブジェクトで特定されたジョブが 'finished' 状態に達するか失敗するまで、クライアント セッションでの実行をブロックします。'finished' 状態になるのは、ジョブのすべてのタスクがワーカーでの処理を終了したときです。

メモ

MATLAB® セッションが wait でブロックされている間は、Simulink® モデルを実行できません。ジョブの実行中に MATLAB クライアントから Simulink も実行しなければならない場合には、wait を使用しないでください。

wait(j,state) は、指定されたジョブ オブジェクトの状態が state の値に変わるまで、クライアント セッションでの実行をブロックします。待機対象となる有効な状態は、"queued""running"、および "finished" です。

オブジェクトが現時点で指定された状態にあるか、または以前その状態にあった場合、MATLAB は待機せず、関数はただちに返されます。たとえば、既に "finished" 状態にあるジョブに対して wait(j,"queued") を実行すると、関数はただちに返されます。

tf = wait(j,state,timeout) は、指定された state にジョブが達するか、または timeout 秒が経過するかのいずれかが先に発生するまで、実行をブロックします。state に達する前に timeout を超過した場合、tffalse となります。

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ジョブをキューに投入し、その実行が完了するのを待ってから結果を取得します。

submit(j);
wait(j,"running")
diary(j)

バッチ ジョブを投入し、その実行が完了するのを待ってから変数を取得します。

j = batch('myScript');
wait(j)
load(j)

入力引数

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状態の変化を待つ対象であるジョブ オブジェクト。parallel.Job オブジェクトとして指定します。

待機対象であるジョブ オブジェクトの State プロパティの値。次のいずれかとして指定します。

  • "queued"

  • "running"

  • "finished"

待機する最大時間 (秒単位)。スカラー整数として指定します。

出力引数

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true または false の結果。true (1) または false (0) として返されます。

ジョブが正常に state に達した場合、この関数は tftrue として返します。state に達する前に timeout を超過した場合、tffalse となります。

バージョン履歴

R2008a で導入