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動的システム モデル

"動的システム モデル" は一般に、内部ダイナミクスまたは過去の状態のメモリ (積分器、遅延、伝達関数、状態空間モデルなど) をもつシステムを表します。

bodemargin および linearSystemAnalyzer など、線形システムを解析するほとんどのコマンドは、大多数の動的システム モデル オブジェクトで使用できます。一般化モデルの場合、解析コマンドは調整可能なパラメーターの現在の値と不確かなパラメーターのノミナル値を使用します。応答プロットを生成するコマンドにより、不確かなモデルのランダム サンプルが表示されます。

次の表に動的システム モデルの一覧を示します。

モデル ファミリモデル タイプ
数値 LTI モデル — 線形システムの基本数値表現tf
zpk
ss
frd
pid
pidstd
pid2
pidstd2
スパース状態空間モデル — 大規模なスパース状態空間モデルの表現mechss
sparss
LTV モデルおよび LPV モデル — 係数が可変のモデルの表現ltvss
lpvss
同定された LTI モデル — 調整可能な係数をもつ線形システムの表現。係数の値は測定された入力/出力データを使用して同定することができます。idtf (System Identification Toolbox)
idss (System Identification Toolbox)
idfrd (System Identification Toolbox)
idgrey (System Identification Toolbox)
idpoly (System Identification Toolbox)
idproc (System Identification Toolbox)
同定された非線形モデル — 調整可能な係数をもつ非線形システム表現。この値は測定された入力/出力データを使用して同定することができます。線形システムを解析するコマンドのサポートには制限があります。idnlarx (System Identification Toolbox)
idnlhw (System Identification Toolbox)
idnlgrey (System Identification Toolbox)
一般化 LTI モデル — 調整可能な係数または不確かな係数を含むシステムの表現genss
genfrd
uss (Robust Control Toolbox)
ufrd (Robust Control Toolbox)
動的な制御設計ブロック — 制御システムのモデルを作成するための、調整可能な解析ポイント、不確かな解析ポイント、またはスイッチ解析ポイントtunableGain
tunableTF
tunableSS
tunablePID
tunablePID2
ultidyn (Robust Control Toolbox)
udyn (Robust Control Toolbox)
AnalysisPoint

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