pidTuner
PID 調整のための PID 調整器を開く
説明
例
入力引数
ヒント
type
またはCbase
で 1 自由度 (1-DOF) の PID コントローラーを指定した場合、pidTuner
によって次の図に示すような単一フィードバック ループ用にコントローラーが設計されます。type
またはCbase
で 2 自由度 (2-DOF) の PID コントローラーを指定した場合、pidTuner
によって次の図のフィードバック ループのような 2-DOF コントローラーが設計されます。PID 調整器は、60 度の既定のターゲット位相余裕をもち、自動的に PID ゲインを調整して性能 (応答時間) とロバスト性 (安定余裕) のバランスを取ります。[応答時間] または [帯域幅] および [位相余裕] スライダーを使用して、コントローラーの性能を要件に合うように調整することができます。通常は、性能を高めるとロバスト性が低下し、またその逆についても同様です。
[応答] メニューから応答プロットを選択し、コントローラーの性能を分析します。
Cbase
を入力する場合は、[ベースラインを表示] にチェック マークをつけ、ベースライン コントローラーの応答を表示させます。PID 調整器の使用の詳細については、PID 調整器による PID コントローラーの設計を参照してください。
ライブ エディターによる対話型の PID 調整については、[PID コントローラーの調整] ライブ エディター タスクを参照してください。このタスクを使用すると、PID コントローラーを対話的に設計し、ライブ スクリプト用の MATLAB® コードを自動的に生成できます。
アルゴリズム
MathWorks® PID 調整アルゴリズムについての詳細は、PID 調整アルゴリズムを参照してください。
代替方法
MATLAB デスクトップの [アプリ] タブから PID 調整器を開くこともできます。その場合、PID 調整器の [Plant] メニューを使用して、プラント モデルを指定します。
コマンド ラインで PID 調整を行うには、pidtune
を使用します。pidtune
コマンドで、複数のプラントのコントローラーを一度に設計できます。
ライブ エディターによる対話型の PID 調整については、[PID コントローラーの調整] ライブ エディター タスクを参照してください。このタスクを使用すると、PID コントローラーを対話的に設計し、ライブ スクリプト用の MATLAB コードを自動的に生成できます。
バージョン履歴
R2014b で導入