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noisebw

デジタル ローパス フィルターの等価ノイズ帯域幅

説明

bw = noisebw(num,den,N,Fs) では、デジタル ローパス フィルターの両側等価ノイズ帯域幅が Hz 単位で返されます。フィルター係数を、分子 num と分母 den で多項式の降べきの順に指定します。N はインパルス応答のサンプル数、Fs はフィルター処理された信号のサンプリング レートです。両側の等価ノイズ帯域幅の計算の詳細については、アルゴリズムを参照してください。

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サンプリング レート、ナイキスト周波数および搬送波周波数を設定します。

fs = 16;
fNyq = fs/2;
fc = 0.5;

バタワース フィルターを生成します。

[num,den] = butter(2,fc/fNyq);

100 のインパルス応答サンプルに対するフィルターの等価ノイズ帯域幅を計算します。

bw = noisebw(num,den,100,fs)
bw = 1.1049

入力引数

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多項式の降べきの順のフィルターの分子係数。数値行ベクトルとして指定します。

データ型: double

多項式の降べきの順のフィルターの分母係数。数値行ベクトルとして指定します。

データ型: double

帯域幅の計算時に使用するインパルス応答のサンプル数。正の整数で指定します。

データ型: double

フィルター処理された信号のサンプリング レート。正の整数として指定します。関数は、正規化された単位なし量を Hz 単位の帯域幅に変換するためのスケーリング係数として、この入力変数を使用します。

データ型: double

出力引数

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Hz 単位の等価ノイズ帯域幅。数値スカラーとして返されます。

アルゴリズム

次の式により、両側等価ノイズ帯域幅の計算が指定されます。

Fsi=1N|h(i)|2|i=1Nh(i)|2

"h" はフィルターのインパルス応答であり、入力引数 num および den により指定されます。

参照

[1] Jeruchim, Michel C., Philip Balaban, and K. Sam Shanmugan. Simulation of Communication Systems. Second edition. Boston, MA: Springer US, 2000.

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

関数

ツール